概要
『ドラゴンクエストⅣ』〜『ドラゴンクエストⅥ』は「天空シリーズ」と呼ばれるが、そのうち『ドラゴンクエストⅣ』と『ドラゴンクエストⅤ』に登場する神的存在。地上では「竜の神」とも呼ばれる。
天高き場所にある天空城の主として天空に座し、天空人を率い、世界のすべてを見通す存在である。
『ドラゴンクエストⅣ』にて語られる前史においては、地獄の帝王エスタークを倒すべく地上に降臨。エスタークは地の底に封じられるも、神と魔の戦いにより地上は荒廃。以後、地上に降臨しその力を振るうことはしないという誓いを立てたとされる。
『CDシアター ドラゴンクエストⅣ』にて、 「そなた達が思っているほど私は、絶対な者ではないのだ・・・」 と導かれし者たちに伝えている。
地の底で新たなエスタークの誕生を感じ取り、それを討伐するために勇者が持つ天空の剣に力を与えた。
『ドラゴンクエストⅤ』においては自らその力を封じ、「プサン」と名乗る人間の姿をとって地上へ降りていた。
しかし魔の勢力によりその虚を突かれ、天空城は、天空から失われてしまった。
『ドラゴンクエストⅣ』と『ドラゴンクエストⅤ』においては、このマスタードラゴンに出会うことで、物語の根幹に触れることになる。
『ドラゴンクエストⅥ』は同一の世界観でありながら『ドラゴンクエストⅣ』よりもはるか以前の物語であるらしく、マスタードラゴンは登場しない。しかし、エンディングで卵から孵化したのが、後のマスタードラゴンではないかという説もある。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズの一部では仲間モンスターとしての育成が可能。『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』では何故かモンスターマスターの一人として登場した。
小説版では
人間になることを目標にしていたあるモンスターに人間の姿と永遠の命を与えた。 また、その者に『【導かれし者達】を語り継ぐのだ』と使命を与えた。
同系統のモンスター
- ゼニスドラゴン
『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』に登場したモンスター。ゼニスの名を冠しているが、ゼニス王や創造神グランゼニス等との関連性は特にない。
担当声優
- 屋良有作:『CDシアター ドラゴンクエストⅣ・Ⅴ』
- 『CDシアター ドラゴンクエストⅤ』ではプサンを演じる。また、同氏はCDシアターシリーズの『ドラゴンクエストⅠ』〜『ドラゴンクエストⅢ』のナレーションも担当している。
- 安田顕:『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』
- 山野井仁:『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』