概要
『ドラゴンクエストⅤ』に出てくる教団。光といういい教団ではなく教団。表向きは普通の宗教団体として活動している。
「教団の教えに従えば光の国へ辿り着ける」などと言われている。
その裏は魔王の配下の魔物たちが、人間世界を侵略するために作った組織。教団の目的は世界に版図を広げ、教祖イブールの信じる魔界の神ミルドラースの手助けをすること、伝説の勇者の復活を阻止するため特に人間の子供を攫うこと。リメイク版においては、子供を攫う理由を「『高貴な身分の子供が伝説の勇者になる』というミルドラースの予言があったから」という追加設定で補完された。
例としては後に明かされるがグランバニアの王族の主人公、ラインハット王の息子のヘンリー、お金持ちの屋敷の資産家の子息であるジージョ。
魔族が本拠地を完成させるため老若男女とはず人間が奴隷にされている。
教祖はイブール。
また、父親のパパスをゲマに殺された後、青年になるまでの年月をこの教団の奴隷にされる。
終盤ではマスタードラゴンからの協力を得られるようになってからようやく本拠地であるかつて主人公も奴隷にされたセントベレス山にある完成された大神殿。
最後は教祖であるイブール死亡に伴い信者や奴隷達は洗脳が解けて解放され、実質組織は解体された(信者の中には石像にされた主人公を一度買い取った富豪の息子ジージョの姿もあった)。
リメイク版のネタバレ
リメイク版ではイブールは仮初めの教祖。主人公たちに敗れた後、部下と思っていたゲマにトドメをさされる。
余談
ロトシリーズの2作品目の『ドラゴンクエストⅡ』もハーゴン教団という邪悪な教団が敵だった。
こちらも主人公たちロトの子孫の国の1つが滅ぼされ、その国の姫様が目の前で父親の国王を殺されたり、犬になる呪いをかけられたりしている。
奇しくも『ドラゴンクエストⅤ』も天空シリーズの2作品目である。
漫画『ドラゴンクエスト 天空物語』では、魔物の群れによって一国が滅ぼされており、亡命した王子には賞金が掛けられていた。誰が糸を引いていたのかは不明だが光の教団である可能性が非常に高い。その王子は悲劇的な境遇にあるため光の教団の悪事が強調された形になる。