「もし この先の宝が ほしいなら この私を たおしてゆくがいい」
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いいえ
概要
『ドラゴンクエストⅥ』にて初登場したモンスターでキラーマシン2の色違い。
古代の殺戮兵器らしいが、キラーマシン系との関係は不明。
「マジンガ様」
彼がその名を知らしめたのは、中盤から行ける「海底の宝物庫」で宝を守る番人として登場した時。
一般兵の姿という雑魚同然のたたずまいで何気なく言う上記のセリフを見てせいぜい瞬殺してやろうかと息巻いた数多くのプレイヤーを、圧倒的な強さでもって屍へと変えた。
ちなみに宝物庫のルートは二つあり、まず左ルートの宝を守っているのはキラーマジンガ+ガーディアンの組み合わせ。
勝利すれば、「ちいさなメダル」と「ふうじんのたて」が手に入る。
そして右ルートを守るのはキラーマジンガ2体というトチ狂った組み合わせ。
必ず2回行動する上に素早さがかなり高く、多くの呪文を無効化したり、場合によっては最初から「マホカンタ」がかかっていたりもする。
オマケに310の攻撃力は時期的に100ダメージ余裕越え。
ちなみにちょっと前に戦うボスの攻撃力は160である。キラーマジンガの攻撃力がどれだけ異常か分かるだろう。
そんなのが2機いるので1ターンに4回行動する(しかも搦め手ナシで徹底的に殺りに来る)という光景は悪夢以外の何物でもない。
そんな強豪を破った勝者には、作中において最強武器の一つたる「グリンガムのムチ」がその手に渡る(ただし、グラコスを倒した直後にどうにかして彼を倒したとしても「さいごのかぎ」が無いと扉を開けられないため、しばらくお預けを食らうことになる)
ちなみに310という攻撃力はラスボスより高く、『ドラゴンクエストⅥ』の全モンスター中、だいまじんと並んで同率6位。数々のプレイヤー達を苦しめたトラウマモンスターである。「マダンテ」さえ火力が届かないケースも多々。
しかし話し振りからすると主人公達を敵視しているというよりは、宝を手にするに相応しい者かどうか試している様である。
また、こちらが戦闘の意思を示さない限り襲い掛かることは決してなく、遭遇時期はグラコスを倒し、船を手に入れ行動範囲が格段に広くなった「プレイヤーが一番調子に乗る時期」であるため、調子こいてるプレイヤーを真正面から、小細工無しに、完膚なきまでに叩き潰し、身の程を弁えさせてくれる。
そのため、ファンからは「武士道精神があるモンスター」「増長した愚か者を諌める先生」と評され、人気がある。
ただし、それは海底神殿での話であり、ヘルクラウド城でランドアーマーと共との戦闘、隠しダンジョンにも登場したりと悪夢は尽きないが、その頃にはこちらもある程度余裕を持って殴り合えるようになっているため、成長を実感させてくれるという意味でやはり恐れられてはいても嫌われてはいない。
しかしスーパーファミコン版ではヘルクラウド城の戦闘で負けてしまうとなんと伝説の武具を全部奪われてしまうためそっちの意味で嫌われてるようである。
ニンテンドーDS版以降のリメイク版では負けても伝説の武具を奪われない為それ程嫌われてはいない。
悪夢は再び蘇る……
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』『ドラゴンクエストモンスターズ WANTED!』ではまさかの再登場を果たす。
その後、『ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2プロフェッショナル』にも登場。新マップのピピッ島で中ボスとして登場した。
仲間にするには配信サービスを利用しなければならない。
また、手に持っている武器が細長い剣とウォーハンマーのような金槌に変わっている。
続く『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』でも登場。
こちらではドラゴンマシン×キラーマシン3で作れるが、ドラゴンマシンからして手間がかかる上にキラーマシン3は勝ち抜きバトルで100勝した時の景品(配合で作れないので複数入手はめぐりあいの扉必須)。
幸い他国マスターが繰り出してくることがあるのでそれをぶんどってしまうのも手。
性能は攻撃力と防御が高く、素早さもまあまあ。「つねにマホカンタ」で呪文を弾き返し、「ときどきバイキルト」でたまに攻撃力が一気に上がる。
しかし1~2回行動で不安定な上にMP250、かしこさが200と完全に終わっており、AIがとにかくおバカ(かしこさが401以上だとAIの判断力が増し、相手や場の状態を識別できるようになる)。
特技の消費MPも結構増えているため燃費の悪さも結構なもので、使いこなす自信がなければ多少ステータスは劣っても確実に2回行動できるキラーマシン2の方が戦果は上がるだろう。
そんなこいつだが、スキルがとても優秀なので「てんせいの杖」とあくまの書系とを使ったスキル量産で多くの物理アタッカーに貢献したという。
ドラゴンクエストヒーローズシリーズにも登場する。
『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』では、避けて通れないボスキャラに抜擢され、まおうのつかいと組んで主人公達に襲いかかる。防衛戦なのだがこの時に戦う地形がかなり厄介で高い難易度を誇る。
具体的に言うと遠くの高台からキラーマジンガがビーム等を筆頭に強力な遠距離攻撃で攻撃し、近距離ではまおうのつかいが「マヒャド」や攻撃力の高い打撃による強力な攻撃で暴れまわる、しかも「バイキルト」で自分の攻撃力を底上げするオマケ付き。かと言ってキラーマジンガを先に片付けようとすると、今度はまおうのつかいが防衛対象に攻撃してしまう上に闇の魔法弾まで使ってくるため、とても対処が難しい。更には片方どちらかが倒されると本気をだしはじめより攻撃が激しくなる。ここでもマジンガ様の恐ろしさは健在である。まおうのつかい自体も厄介だが……
キラーマジンガはビーム、弓による遠距離攻撃も強力だが剣とメイスにより近距離攻撃も可能と言う死角が無い強敵。
メイスによる叩きつけ攻撃はよろめき効果があり食らうと、しばらく動けなくなりその間に攻撃されることもある。デイン系の攻撃が有効だが、仕留め損ねると自分の攻撃力を上げた後に回転しながら暴れ始めるため注意。
『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』では秘宝の魔神機として登場。
『ドラゴンクエストⅥ』をプレイした人ならご存知、海底宝物庫のセルフオマージュ。多少戦闘力がダウンしたが瞬間移動を身につけた。
しかし高い攻撃力も健在、デイン系が弱点なのも変わらないがデイン系の攻撃を受けるとなんと体を光らせて自爆する。
さすがにHPが0にはならないが大きな隙ができるので一気にトドメを刺したいところ。回転攻撃もするが回転時間が短く攻撃力も上がらず、これたけでも戦闘力ダウンしている。
更に今作には上位種にキラークリムゾンが登場している。
『ドラゴンクエストライバルズ』では上記の海底の宝物庫のイベントをイメージしてなのか商人デッキ専用カードとしてサービス開始当初から実装。コストは高めだが2回攻撃が可能で、出す際にこのカード以外に手札が6枚以上あればランダムな敵に2ダメージを4回行う効果を持っているため、出すだけで相手の場を蹂躙することができる。
後にリメイクカードとして『魔神機キラーマジンガ』がやはり商人デッキ専用カードとして実装された。2回攻撃かつターン終了時にランダムな敵に2ダメージx2回という非常に攻撃的なカード。ダメージを与える回数が減り、ダメージを与えるタイミングもターン終了時なので出した瞬間に相手の場を蹂躙することは叶わなくなったが、生き残っている限り毎ターン使ってくるのは相手からしたら恐怖でしかない。しかも出す際にこのカードを除いて手札が6枚以上あればなんともう一体出てくるおまけつき。
どちらもコストの割にステータスはそこまで高くないが、味方を強化することが容易な商人デッキでは2回攻撃を持つキラーマジンガは場に1体残ってるだけでもフィニッシャー足りえるという強さを誇っていた。