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ジャミラス

じゃみらす

『ドラゴンクエストⅥ』に出てくるボスモンスター。「ジャミラス!ジャミラス!」
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CV:山野井仁(『CDシアター ドラゴンクエストⅥ』)/佐々木義人(2020年版『ダイの大冒険』)


概要編集

カルカドから船で行ける心配や不安がない世界こと「しあわせの国」を統治するモンスター。

無論罠であり、実際は行ったら2度と戻れない監獄である。


2足歩行する三つ目のグリフォンのような姿をしている。


実力としては、少しHPが低めなものの、攻撃力が高めであり「かえんのいき」や「メラミ」(「ほのおのつめ」の道具効果)などを使ってくるため、なかなか手強い。

だが、少し前に戦ったムドーの実力やカリスマ、ジャミラスと戦う前に聞くことになる、妙に笑いを誘う演説が原因で、ネタ扱いされてしまう不憫な奴だったりする。


ちなみにジャミラス戦で全滅すると、砂漠への通路の中にある宿屋で全員生きている状態で復活する。要するに夢オチ(だが所持金は半額)。


メダル王の封印を担当しており、倒すことによってメダル王が復活することになる。


演説部分抜粋編集

見よ!このあわれなる人間どもを!

おのれの欲望のままに生き しあわせの国などという甘言に やすやすとまどわされるおろか者を!

聞け わが同胞たちよ!

たとえムドーが倒れようとも このジャミラスがいるかぎり魔族はほろびぬ!

われをあがめよ!われをたたえよ!

そして今ここにわれらが黒き神々にいけにえをたてまつらん!」


…そしてその演説のあとに部下のモンスターたちが

「ジャミラス!ジャミラス!」と叫ぶ。

俗に『ジャミラス演説』と呼ばれている。


ドラゴンクエストⅩ編集

1000年前のレンダーシアにて「知将ジャミラス」として活動していた個体と、現代でドラキーなどの羽のあるモンスターや鳥系モンスターを引き連れ「この恐怖、カルサドラ発!」という妙に気の抜けるスローガンを掲げている「魔鳥の頭目」を名乗る個体が登場


後者の方が先に出会う可能性が高い

彼も上記のスローガンと共に演説をぶち上げ「頭目!頭目!」と歓声を浴びているが、特に何もしていないうちに人違いならぬ魔物違いでぶっ飛ばされたため「今の自分は力不足だから人間を恐怖させるのは延期」と言って修行の旅に出る妙な愛嬌を持っている


一方知将ジャミラスの方は1000年前の勇者アルヴァン盟友カミルに恋慕する「アルヴァンの許嫁のヴィスタリア姫の従者ヤスラム」に化けておりことあるごとに「勝ち目のない戦いに身を投じたりしないで自分と逃げてくれ」と誘いそれを誰かに目撃させるようにしている。

紆余曲折の末倒されるものの、彼の蒔いた毒がアルヴァンのカミルを想った故のある行動と結びついて芽吹いてしまい、盟友カミルは「命惜しさに勇者を見捨てて駆け落ちして逃げた裏切り者」として扱われその名誉を地の底まで貶める事となった。


しかし後にヴィスタリア姫と主人公の尽力により成り代わる際に殺害したヤスラムの死体が見つかった事と、ヴィスタリア姫の証言でその名誉は回復される事となる。


ドラゴンクエストモンスターズ編集

1作目『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』から登場しているが、やはりというか何というか、言葉は違ってはいるがここにも『ジャミラス演説』がある。


しょくん!

いまこそ われらが たちあがり…

あたらしき じだいの とびらを

ひらくときでは なかろうか?!

そう!まものの まものによる

まもののためだけのせかい……

しもふりにくを まいにち

たべられるせかい!

そんなせかいを わたしは

しょくんに やくそくする!!

であるからして…


…カリスマはとっくの昔に捨てたようです。

だが実力はある。それ以降の作品ではどんどん弱体化されていくけど…。


仲間としてもストーリー攻略には優秀。攻撃系特技の耐性をほぼ網羅しているためである。ただ、補助系特技の耐性は軒並み物足りないので対戦には不向き。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』では悪魔系のAランクとして登場し、位階配合で作成できる。例えばノビス島の序盤のデスエンカであるギガンテスと適当な悪魔系で簡単に作成できる。

AI2回行動を持っているが正直ステータスはあまり高くなく、それを考えると2回行動がメリットとして働くかどうか微妙。そもそもAI2回行動の悪魔系なら位階配合で作成できるライバルとしてまおうのつかいが存在する。それでも、バズズガルーダといった特殊配合限定モンスターの配合素材となるため、作っておいて損はない。


関連モンスター編集

  • サイレス

CV:中國卓郎(『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』)

系統最下級モンスター。

赤い毛が生えた頭部と翼を持ち、茶色の身体をしている。

主に呪文を封じ込める「マホトーン」を唱えてくる。

ドラゴンクエストⅧ』では主人公がスカウトモンスターを呼び出した場合のみ「バシルーラ」を唱える。

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』では悪魔系のCランクとして登場。デオドラン島で手に入るエンゼルスライムを適当な悪魔系と位階配合することで作成できる。マホトム系無効耐性とエンゼルスライムから継承できるスキル「HPかいふく」、その「HPかいふく」で使える回復系呪文を強化できる呪文「インテ」を覚える「VSじゅもん」により、中盤の旅パのお供としてはそこそこ使える。


  • エビルホーク

『ドラゴンクエストⅥ』で初登場。若干緑っぽい毛が特徴。ラストダンジョンの近くに出現するのに、最強魔法は「バギマ」という残念なモンスター。

『ドラゴンクエストⅧ』では「スクルト」を唱えたり、「はげしいほのお」を吐いて攻撃する。一度物語をクリアするとスカウトモンスターとして現れる。


  • ダークジャミラ

『ドラゴンクエストⅧ』で初登場。体色は黒一色。

暗黒神ラプソーン復活後のフィールドで出現。

強化攻撃の「わしづかみ」「マホトーン」「はげしいほのお」を多用する。


  • ゲルバトロス

ドラゴンクエストⅩ』で初登場。毛の色は紫で体色は黒。

ドルマドン」や「やみのブレス」で攻撃し、「やけつくいき」でマヒ状態を狙ってくる。

また、冥界ゴルフというスポーツのトッププロらしく、アルバトロスを取りまくる勇士を見せつけ、冥界にゴルフブームを巻き起こしたという意外な一面を持つ。


ボスモンスター編集

  • イビルビースト

CV:不明(『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてS』)

ドラゴンクエストⅪ』で初登場。毛の色は青く、胴体の色は緑。「バギ」や「ボミオス」を使って攻撃してくる。

最初はボスとして登場するが、後に雑魚としても登場するようになる。


CV:後藤光祐(Nintendo 3DS版『ドラゴンクエストⅧ』)

『ドラゴンクエストⅧ』で初登場したボスで、暗黒神ラプソーンの腹心。見た目は前述のダークジャミラに似ているが、ややサイズが大きく、角を生やしている。

マホカンタ」「わしづかみ」「はげしいほのお」「つうこんのいちげき」を繰り出すほか、配下のデスターキーあんこくちょうを呼んだりする。

詳細は個別記事にて。


  • モーリアス王

CV:喜山茂雄

ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』に登場する魔物の国、モーリアスの王。毛の色は紫で、頭に王冠を被っている。

ダラル王に操られている間はフェルノーク王と共に襲いかかってくるが、「破滅のつるぎ」が破壊され洗脳が解けるとラゼル達に協力するようになる。

時空の迷宮「魔物の王たちの戦場」では強化版の「モーリアス王・強」が登場する。


  • 魔星獣プロスペロ

星のドラゴンクエスト』のシーズン1に登場するボス。


  • フェイズ

『星のドラゴンクエスト』のシーズン1に登場するボス。ブラザーフードの一員でありフードを被っている。


  • ゴルドロス

『星のドラゴンクエスト』の2周年ギガバトルイベントである『狭間の大穴』に登場したボス。毒や混乱などの厄介な状態異常を引き起こしてくる。


ドラゴンクエスト ダイの大冒険編集

「愚か者どもめが!! こんな北の果てに落とす柱が他同様無人だとでも思ったのか?」

「凍結をふせぐためにこのオレ様が番人として見張っていたのだッ…!!!」


最終盤に登場。最北の国家オーザムに落とされたピラァ・オブ・バーンを守護していた。

オーザムは猛吹雪に晒される極寒の地であるため、ピラァ・オブ・バーンに搭載された黒の核晶が凍結しないように自身の熱で護っている。


ニセ勇者一行が黒の核晶を止めにやって来ると初めて姿を現し、「見るからに勝ち目がなさそう」とニセ勇者一行を恐怖させた。「…焼き殺してくれようか? それともオレと一緒にこのまま柱と運命を共にするかッ!!?」と、完全に腰を抜かしたニセ勇者達に詰め寄る。

しかし直後に現れたマトリフから至近距離で「極大消滅呪文(メドローア)」を放たれ、悲鳴を上げる間もなく消滅させられた。


大魔王バーンへの忠誠心はすさまじく、黒の核晶が爆発すれば自分も巻き添えになるのを承知で守護者となっていたことが上記の台詞でわかる。

新アニメ版では爆発まで自分が番人をする事を口にした上で、ニセ勇者一行に対して「自身と共に爆発で消えるか」の選択を迫ることなく、「さあ焼け死ねぇ!」と叫んで襲い掛かろうとしており、妨害要素を排除することに、より余念がない。


作中では名前が明かされず、どの系統なのか判明しなかったが、連載当時炎が吐けるのは『ドラゴンクエストⅥ』のジャミラスのみであり、新アニメ版のテロップでそれが確定した。


マトリフは「敵がいるとは思わなかった」と述べているがそれは当然であり、ジャミラスの行為は「これから爆発する時限爆弾を犯人一味が直接守っている」のと同じこと。伏兵として配置したバーンの深謀遠慮と、それに応えたジャミラスの忠誠心の凄まじさが窺える。

実は「メドローア」で倒された数少ない敵であり、魔王軍の中ではバーンを除けば最後の退場者でもある。



関連イラスト編集

センシティブな作品しもふりにく閣下

1日1個のしもふりにくを要求してくる魔王さん1日1しもふりにく


関連タグ編集

ドラゴンクエストⅥ

デスタムーア ムドー グラコス デュラン アクバー


マキシマム(ダイの大冒険):『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』におけるジャミラスの同僚だがこちらは安全なところから手柄をかすめ取る事しかしない卑劣な性格。主のバーンもぞんざいな態度で応じており、信頼も恐らく高くない。


マスタードラゴン:山野井氏が『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』で演じたキャラクター。

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