バードファイター
ばーどふぁいたー
初登場は『ドラゴンクエストⅧ』。
剣を使って戦うニワトリの戦士で、「かまいたち」を使って攻撃してくる。
無駄にリアルな造形が、おおにわとりだのおおくちばしといった鳥系モンスターの先輩たちとは一線を画すインパクトを与える(加えて『Ⅷ』は画質に秀でたPlayStation2で発売された事・レベルファイブが開発に携わった事などもあって余計にリアルさが際立つ)。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
『ジョーカー』から登場。
当初は特に取り沙汰されるようなモンスターでもなかったが、『ジョーカー2プロフェッショナル』でバギ系のコツ&アンチみかわしアップを得たことから一気に人気モンスターの仲間入り。高い攻撃力+全体攻撃+高威力なのに低燃費という「空裂斬」とのシナジーが抜群なので、優秀なニワトリ君として多くのプレイヤーに愛用された。
- 「アンチみかわしアップ」
攻撃が基本的に必中になる特性。
ただし「みかわしきゃく」で回避率が上がった場合や「マヌーサ」の命中率ダウン・まじんぎりの空振り仕様は影響されるため、文頭には「通常時」とつけるのが正確かもしれない。
『ジョーカー』時点では「フライハンター」という名前で、みかわしアップ(回避率アップ)を無効にし、通常通りの命中率で攻撃できる…と、ちょっと異なる仕様であった。
またこの特性はコイツしか持ってなかったのだが、ランクがまんま強さに直結していたこの当時、Bランクではやや力不足で、レア特性の持ち主なのにあまり活躍できなかった。ある意味魔鳥ウコッケの再来である。
これを受けて『ジョーカー2』では改名と同時に攻撃が必中と強化され、所持者も結構増えたのだが、「低ランクは能力も低く、高ランクほど強い」というそもそもの格差はそのまんまで、それが是正されたのはマイチェン版の『プロフェッショナル』になってからだった。
次回作『テリーのワンダーランド3D』では空裂斬が弱体化し、ダメージ倍率が1.1に落とされたのに消費MPが140という超高燃費&習得したければ何かしらのデメリット特性(低確率だが行動をサボる)を持たされるという逆風が吹いたが、バギ系のコツで消費MP70&1.25倍と相変わらず相性は良い。それ抜きでもこいつ自身が使いやすいモンスターなのは変わらないのでそれなりの見所はある。
また配信限定モンスターのエッグラ&チキーラ(元々はリメイク版『ドラゴンクエストⅣ』のおまけボス)のお供としてタマゴロンとこいつが登場する。
ちなみにこの作品ではある意味本家本元のおおにわとりが覚醒することになった。
続く『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』では「ヒヨコファイターの時からせっせと修行して強くなった」と解説されている。
今のところヒヨコファイターとやらは登場していないが、相当な努力家なのだろう(ちなみに「ヒヨコっぽいヤツ」ならピピット系の連中がいる)。
- デスターキー
真っ黒なバードファイター。ターキーは七面鳥の事。
「おたけび」をあげて相手の行動を1ターン封じてきたり、「ルカナン」で相手全員の守備力を下げたり、「かまいたち」も使ってくる。
3DS版『Ⅷ』のおまけダンジョン「追憶の回廊」では追憶のゲモンのお供として強化版の「追憶のデスターキー」が登場。
必ず2回行動する上に「ルカナン」の代わりに「スクルト」を使って自分達の守備力を上げてくる。
相変わらずおたけびで足止めしたり、カマイタチがしんくう波になって全体ダメージになったりしているが、よりによって「つうこんのいちげき」を覚えたので足止めされたところに400ダメージ近く受けたりしたらシャレにならない。しかしザキ系やマヒが効くので意外に無力化できる。
3200もあるHPもザキが効けばイチコロ。ククールに頑張ってもらおう。
「おたけび」で怯えた相手をチキン野郎と罵るらしいが、ニワトリに言われたくないぞ。
- チキンドラゴ
暗黒神ラプソーンの居城である暗黒魔城都市の衛兵。
ラプソーンから直々に賜った剣を装備しているらしいが、コイツが落とす「バスターソード」は市販品。予備として持っていたのか、ラプソーンがわざわざ買ってきてプレゼントしてあげたのかは不明。
集団で現われては、「しんくうは」や「おたけび」を使い、奇数のターン毎に2回行動してくる。
奇数ターンに2回行動する点やしんくうは・おたけびを使う点でドルマゲスを思い出したプレイヤーもいるはず。
『ジョーカー2プロ』ではバードファイターを最強種族にすると1~2回行動になるが、コイツの要素を取り入れたのだろうか?
ちなみに有名な魔鳥ウコッケの種族はコイツ。