概要
アンルシアのご先祖様であり、1000年前の勇者。
グランゼドーラ城の勇者の聖壇に祀られた勇者像のモデルでもあり、Ver.2のメインストーリーではその像の姿をした絶望の巨像と戦うこととなる。
作中の行動
勇者として盟友カミルと共に不死の魔王との決戦に挑む筈であったが、決戦の直前にカミルが行方を眩ました為、代わりに禁忌の秘術を用いて自身の命と引き換えに不死の魔王を封じた。
しかし代償として闇に魂を侵されたため正気を失う前に自らを王家の迷宮に封じた。
その真相はカミルが禁呪の犠牲にならない為にカミルの竜笛を壊して決戦の地への移動手段を無くし、自分が代わりに禁呪を使ったとのこと。
王家の迷宮最奥にて主人公と勇者姫アンルシアに倒されると正気を取り戻し、カミルと共に昇天した。
バトル後、奥の石碑を調べる事により称号【盟友を継ぐ者】の称号が得られる。
Ver.4.1「栄光の勇者と消されし盟友」では、1000年前のグランゼドーラ王国がストーリーの舞台であり、彼や盟友であるカミルと共闘することができる。
王家の迷宮では某戦闘民族のような荒々しさをみせていたが、平常時の彼に関してはいたって温厚である。
最終的に上述の秘術で命を落としてしまう上に、カミルは来ないことを宣言した上で単身で魔王城に乗り込んで死んだせいで、カミルを助けるどころか彼女に「魔王に恐れをなして、アルヴァンを見捨て駆け落ちした」という汚名を着せ、怒った市民達にカミルの石像が破壊されることとなる。
しかしプレイヤーの介入した未来ではアルヴァンの婚約者であるヴィスタリア姫が
- 「カミルが兄を殺めてしまったことで折り合いが悪かったが、和解できていたこと」
- 「禁呪を使えば死ぬことを誰にも言わず使うつもりだったことを知り、アルヴァンに伝えたこと」
- 「カミルとアルヴァンが本当は両想いなのを察していたこと」
- 「自分の従者ヤスラムに知将ジャミラスが化けていたことを知っていること(混乱を避けるために魔物に殺された事にしていた)」
- 「そのヤスラムがしつこいくらいにカミルに恋慕するふりをして駆け落ちを匂わせていたこと」
から「(そもそもその駆け落ち相手とやらはジャミラスの化けていたヤスラムであり討伐済なのだから)あのカミルがアルヴァンを置いて駆け落ちするなどあり得ない」と断じてただ一人彼女の名誉のために駆け回り、後に主人公と共に本物のヤスラムの死体を見つけたこととジャミラスの計画を暴露した事で名誉は回復され「盟友を疑った過ちを後世に残すために敢えて盟友の石像を戻さずその存在だけを記録する」形になる。
後に主人公がヴィスタリア姫の描いた勇者と盟友の肖像画を元に石工に復元してもらい、1000年ぶりにグランゼドーラの祭壇に勇者と盟友が立つ事となる。
ちなみに禁呪の本当の使い方は「使えば魂が穢される」デメリットに反して「勇者と盟友が共に使う事」こうすることでお互いの魂を守りあった上で、続く秘術で呪いを剣に変え、捉えた敵の魂を切り裂く形で受けた呪いを発散する事ができるのである。
アルヴァンはカミルを想うあまり一人で行使したため、呪いを剣に変える前に力尽きて呪われてしまったが、もしカミルを信じて共に魔王の元に行っていれば二人で帰還できたのである。
Ver.6.0の聖天舎の天務室で読める星導秘録という書物には、大義よりも私情(カミルの命だけ)を優先し、国を導く役目を放棄した為に天星郷に導く英雄の候補から除外された事が記されている。
関連タグ
アンルシア……1000年後の勇者
ブロリー…見た目繋がり(彼はブロリーに比べて温厚な性格であるが)