概要
「JUDGMENT OF THE RIGHT」で登場する地属性・昆虫族のモンスターであり、同パック初登場のカテゴリ「蟲惑魔」の一体。
アリジゴクの顎のような形をした角が生えた銀髪の少女の姿をしている。
蟲惑の落とし穴のイラストでは巨大なアリジゴクと共に描かれており、こちらが本体ではないかと噂されている。
名前の由来はアリジゴクの英語名「アントリオン」と思われる。ちなみに遊戯王OCGには「三連星のトリオン」というモンスターがいるが、こちらとは全く関連性がない。
カードテキスト
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1600/守1200
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動する。その相手のカードを破壊する。
(3):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「ホール」通常罠及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
解説
蟲惑魔共通の効果に加え、召喚成功時に「ホール」「落とし穴」と名のつく通常罠をサーチする効果、特殊召喚成功時に相手の魔法・罠1枚を除去する効果を持つ。
サーチ対象の筆頭は「奈落の落とし穴」。他にも状況に応じて「蟲惑の落とし穴」などをサーチできる。
当然このカードでサーチしたカードは相手に露骨に警戒されるので、それを見越してブラフをセットする、その裏をかいてそのまま伏せるなど心理戦に持ち込む戦い方が基本となる。
また、アトラの蟲惑魔がすでに場にいる状態で召喚し、効果を発動すればアトラの蟲惑魔の効果発動条件を即座に満たすことが可能。
後半の魔法・罠除去効果もオマケではあるが優秀であり、自身が奈落の落とし穴に落ちないのに加えて召喚僧サモンプリーストからのリクルートやギガプラントによる蘇生によってアドバンテージを稼ぐことができる。
ただし相手に蘇生されると面倒なことになる点は注意。
この二つの効果を最大限に利用できるのが【神聖樹蟲惑魔】と呼ばれる、蟲惑魔モンスターを全て投入でき、更にはナチュルモンスターも投入できるデッキである。
ナチュルの神聖樹の効果を使って相手のターンで効果を使ったティオの蟲惑魔をリリースしてデッキから呼び出す事で相手が伏せたカードをエンドフェイズに割る事が出来る。
単体で効果が完結しているのもあって、蟲惑魔デッキ、昆虫族デッキのみならず奈落の落とし穴などの落とし穴カードを採用するデッキに出張も可能な優秀なカードである。