概要
DUEL TERMINAL第10弾「インヴェルズの侵略!!」から登場したシリーズで、属するモンスターは、ほぼ全て闇属性・悪魔族で統一されている。
名称の関係でヴェルズにも属する。
イラストは昆虫をモチーフとしてデザインされており、星5以上のカードは名前も実在の昆虫や英語名を捩ったものとなっている。
また、全てのモンスターにアトラスオオカブトをモチーフとしたマークが刻まれている。
その他、属するモンスターの大半は守備力が0となっているが、守備力1500以上の下級モンスターやリンクモンスターなど、例外も存在する。
特徴
上級モンスターの「アドバンス召喚」をキーとするテーマで、アドバンス召喚時に効果発動するカードを主力とする。
下級モンスターやサポートカードはリリースを確保したり上級モンスターを再利用するといった趣旨のものが多い。
それぞれ効果に制約こそあるが、効果自体は侮れないもので専用デッキを組んでこそのテーマであると言えよう。また、制約を逆手にとって、素材化しづらいモンスターとして相手に送りつける手も、一応ある。
前述通り守備力が0のモンスターが多く、守備表示にされたところを貫通効果で狙われる弱点がある。
一時期は、制約故に帝王シリーズを始めとするアドバンスサポートの恩恵を受けづらく、伸び悩んでいたが、2017年11月にインヴェルズと名のつくリンクモンスターが登場し、細やかながら改善の兆しが見えている。
ちなみに、下級モンスターは役職名、上級・最上級モンスターは個体名である。
DUEL TERMINALにおいて
古の時代、神にも等しき存在ヴァイロンとの紛争に敗れ封印されていた種族。ヴェルズの力と適合した種族であり、支配階層である上級・最上級インヴェルズと、これに捕食されて誕生した下級インヴェルズとで構成されている。
地上世界での混乱により封印は解かれ、ヴァイロンへ復讐するための力の確保を目的に、原住種族の各勢力へと侵略。
結果追い詰められていった原住種族はヴァイロンを中心に連合軍を組み、対インヴェルズへの狼煙を上げる。
戦いの結果、インヴェルズは敗れ絶滅する。しかし、その後のヴァイロンの世界統治と原住種族の抵抗による戦いでは、唯一の生き残りとしてインヴェルズ・ローチが登場している。
インヴェルズの怨念はその死骸を礎とし、生物の邪念を糧として増殖・他生物に伝染していき、新勢力・ヴェルズとして再誕。さらにリチュアの禁断の儀式によってインヴェルズ・グレズがイビリチュア・ジールギガスとして復活してしまった。
完全復活し儀水鏡の破壊を目指すが、リチュア・ノエリアの秘術によって消滅(魔法カード「魔力隔壁」)。
唯一の生き残りであるローチは邪悪な意思を持っていないようで、最終決戦後も生存している。後にセイクリッドの遺物の力によって励輝士ヴェルズビュートへと進化した。
ミニゲーム「オメガの裁き!!」ではエネミーとして登場。プレイヤーはヴァイロン・オメガを操作し襲い掛かる軍団を撃退することになる。
その他
昆虫を模した黒い外見、ということでネットではゴキブリに関わるネタ発言をされる事がある。
また、DUEL TERMINAL第11弾「オメガの裁き!!」にて、ゴキブリをモチーフとしたと思われるカードも登場した。
そしてオーバーレイガイドにて、とうとうそのまんまなモンスターが登場した。