インヴェルズの魔細胞
いんゔぇるずのまさいぼう
"インヴェルズ"の下級モンスターで、縁の下の力持ち。テントウムシをモチーフとしているらしく、よくよく見ると、ぶち模様のようなものが羽などについている。
効果モンスター
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスターの
アドバンス召喚以外のためにはリリースできず、
シンクロ素材にもできない。
「フォトン・スラッシャー」や「ジャンク・フォアード」と同様の特殊召喚効果と、インヴェルズ以外のモンスターのアドバンス召喚用素材や、シンクロ素材にはできない効果を持つ。
ただ、「カメンレオン」の効果で蘇生した場合はシンクロ素材にできるなど、抜け道もある。
墓地からの蘇生効果を持つ「インヴェルズの斥候」とは一長一短で、こちらは先攻1ターン目でも一応アドバンス召喚に持ち込める点や、無差別除外などで墓地アドバンテージを活かせなくなった時でも展開できる点などといった長所がある代わりに、手札消費がかさむなどの難点もある。
ただ、両者ともに守備力0でレベル1のため、「悪夢再び」・「ワン・フォー・ワン」といったサポートカードを共有できるので併用するのもあり。
また、一時期は制約を逆手にとって「強制転移」などで送り付けるといった手もあった。
アドバンス・シンクロ以外の縛りがなく、下級モンスターの通常召喚や特殊召喚などを直接妨害するような要素も特にないので、一応、ランク1エクシーズの素材などに活用することも見込める。もっとも、始めは併用できるカードや、ランク1エクシーズがそれほど充実していなかったため、活かす機会はあまりなかった。
だが、ランク1エクシーズの増加や、「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」のようなフィールド上の闇属性モンスターを素材とする融合モンスターの登場、リンク召喚導入などによって、少しずつ用途の幅が増加。ふと気が付いた時には、出世魚のように…とまではいかないものの採用率が向上し、派遣要員としての余地も生まれるようになった。
反比例するかのように、「強制転移」などで送り付けると、相手に利用される可能性が上昇したが、このカードとそれなりに相性のいいリンクモンスター「リンクリボー」や【インヴェルズ 】デッキでも【ヴェルズ】デッキでも侮れないメタ効果を発揮できる「インヴェルズ・オリジン」といったカードも登場しているため、今後も、癖の強いイメージの強かったインヴェルズのなかでは珍しい順応力と支援能力を秘めたモンスターとして、活躍が見込める…かもしれない。