概要
インヴェルズ・ローチは、遊戯王OCGに登場する闇属性・悪魔族のエクシーズモンスター。インヴェルズの一体。
効果テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻1900/守 0
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、レベル5以上のモンスターの特殊召喚を無効にし破壊する。
解説
金色の体を持つランク4のエクシーズモンスターで、ローチがモチーフ。攻撃力1900。守備力0。
エクシーズ素材を1つ取り除くことで、レベル5以上のモンスターの特殊召喚を無効化し、破壊する効果を持つ。なお、1ターン中の回数制限はなく、素材に余裕があれば、二回以上無効にすることは一応可能。
ランク4のエクシーズモンスターとしては低ステータスだが、相手の高レベルモンスターの特殊召喚を阻害する効果は強力。
このカードを前にして相手が実際にレベル5以上のモンスターの特殊召喚をすることは少ないだろうが、抑止力として期待できる。
シンクロモンスター相手にはほとんど対応でき、シンクロ召喚には滅法強い。
しかし、レベルを持たないエクシーズモンスターのエクシーズ召喚を妨害することはできない。
また、低ステータスのため下級モンスターにあっさりやられてしまうこともある。
ペンデュラム召喚に対するメタとしても、ある程度機能するが、レベル2~4のモンスターのペンデュラム召喚やペンデュラム効果、ペンデュラムモンスターの通常召喚などは防げないため、シンクロ相手ほどの活躍は見込めない。(ただ、今はペンデュラムカードそのものが、このカードとは関係のない理由で不評を買った後に弱体化しているため、大した問題になっていない。)
リンク召喚は、素材となるトークンやモンスター次第なため、可もなく不可もなくといったところである。
登場した当初はエクシーズ召喚というシステムが始まったばかりで、シンクロ召喚が主流であったため強力だった。
エクシーズモンスターが強化・発展して弱体化すると思われた。現に、シンクロ召喚が規制されたのち、一時的に採用率が減少した。しかし、聖刻などのランク5以上のエクシーズ召喚を多用するデッキに刺さる事から強さは衰えず、結果として2012年3月での公認大会での採用率が1位になっていた。
その後、9月の聖刻規制に伴い、採用率はまた減少した。環境によって採用率が大きく変動するモンスターである。
一時期、デュエルターミナルでの解説役を務めていたことがある。
設定
DTマスターガイドによると、「インヴェルズの歩哨」がヴァイロンの破片に触れて進化した姿とのこと。
マスターガイド4によると、後にナチュルの森の世界樹から星の力を受け、励輝士ヴェルズビュートへとさらなる進化をとげている。
また、ローチへと進化したことで生命の輪廻から外れた存在になり、以後自身を進化させた力の導きによって地上の行く末を見守る観測者として悠久の時を生きている。