終焉の王デミス
しゅうえんのおうでみす
終焉の王デミス(しゅうえんのおうデミス)は、『遊戯王デュエルモンスターズGX』に登場する闇属性・悪魔族の儀式モンスターである。
覇王十代の側近である熟練の黒魔術師と熟練の白魔導師が使用したモンスター。
自分たちを生贄に「エンド・オブ・ザ・ワールド」で降臨させる。
攻撃力2400、守備力2000。ライフが8000制のOCGにおいて、2000と言う決して軽くないライフポイントを払う代わりにこのカード以外の全てのカードを破壊すると言う豪快極まる効果を持っている。
相手フィールドを空にし、このカードと他の高火力モンスターとのコンボで行う必殺の一撃を叩き込む。
このコンボによってデュエルどころかゲーム環境を終焉へ追いこまんとするばかりの活躍をし、
一緒にコンボしたカードが片っ端から制限にぶち込まれるのを尻目に暴れまわった凶悪カードである。
とは言え他にも強力なモンスターが無尽蔵に出てくる時代になった事もあって、最近では地味である。もっとも、魔犬オクトロスや魔サイの戦士など、デスガイドならびに儀式魔人とも相性のいいカードも増加したため、このカードも間接強化されている。
現在は制限解除されている。準制限だった時期もあった。
破滅の女神ルインとは対を成すモンスターであり、ルインのイラストにもシルエットとして登場している。
遊戯王マスターデュエルで判明した設定によると、
世界が悪しき文明に支配されたり滅びが避けられない場合に時間を巻き戻す、
つまり「今」を破壊して世界にやり直しの機会を与えるのが「破滅の女神ルイン」
そしてその機会を無駄にし続けた世界を根源から終わらせるのが「終焉の王デミス」となっている。
破壊効果は「終焉の王」であるこのカードより、「終焉の使者」の方がより強烈だが、自分を巻き込まない点が王の品格である。
このカードの効果と相性の良いデビルドーザーと連携し、1ターンキルに持ち込むコンボが有名。
他に魔法カード「高等儀式術」と「巨大化」、昆虫族の通常モンスター2枚を使う。
なお、かつては制限カードに指定されていたカードばかりであるうえ、現在はこれらのギミックより安定してワンショットキルに持ち込めるカード群や、これらのコンボを足止めできるカードが増加しているため、安定性に欠ける。
巨大化の代わりに、生贄にしたモンスターの2倍の攻撃力となる偉大魔獣ガーゼットを使う方法もある。
手順は以下の通り。
- 「高等儀式術」でデッキから昆虫族の通常モンスター2体を墓地に送り、手札から終焉の王デミスを儀式召喚。
- ライフを支払い、終焉の王デミスの効果でフィールドを一掃する。
- 墓地に送られた昆虫族モンスター2体を除外し、手札からデビルドーザーを特殊召喚。
- 攻撃力2800のデビルドーザーに「巨大化」を使用し、攻撃力を倍の5600まで上昇させる。
- 終焉の王デミスとデビルドーザーでダイレクトアタック。2400+5600で合計8000となり、相手のライフは0になる。
相方のルインと違ってイラストは少ない。
まぁ見かけごついですし、トラウマをばら撒いたりしましたし。
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