概要
デュエリストパック－輝石のデュエリスト編－にて実装されたケルドウのリメイクモンスターにして【現世と冥界の逆転】の墓地メタ要因その1。
同パックで実装された剣神官ムドラと共に【イシズティアラメンツ】を含む多くの墓地利用デッキへのメタカードとして採用されていたが、遊戯王OCGでは2022年10月1日に古衛兵アギド共々制限カードに指定された。
後にマスターデュエルでも最高レアリティのURで実装。
環境での活躍を見越してか準制限カードでの実装となっていたが、その後ティアラメンツもやって来たことで再び【イシズティアラメンツ】が環境に進出。瞬く間に環境を荒らし回った。
そうした事情もあってかマスターデュエルでも23年6月8日のリミットレギュレーションでOCGと同様に剣神官ムドラ・古衛兵アギド共々制限カードに指定された。
カードテキスト
効果モンスター(制限カード)
星４/地属性/天使族/攻1200/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：手札から他の天使族・地属性モンスター１体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、デッキから「現世と冥界の逆転」またはそのカード名が記されたカード１枚を手札に加える。
(2)：自分・相手ターンに、フィールド・墓地のこのカードを除外し、
自分・相手の墓地のカードを合計５枚まで対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。
自分のフィールド及び墓地に「現世と冥界の逆転」が存在しない場合、この効果の対象は３枚までとなる。
解説
(1)は地属性・天使族モンスターをコストに手札から自身を特殊召喚し、現世と冥界の逆転またはそのカード名が記されたカードをサーチする起動効果。
コストを古衛兵アギド、古尖兵ケルベクにすることで現世と冥界の逆転の関連カードをサーチしつつ墓地肥やしとデッキ破壊が行える。
尚、このサーチ効果は任意発動ではないのでデッキに現世と冥界の逆転関連カードが無い場合は発動自体が出来ないので使用の際は注意。
(2)はフィールド・墓地のこのカードを除外して自分・相手の墓地のカードを合計3枚までデッキに戻す誘発即時効果。
元となったケルドウと比較すると効果の発動条件が緩くフリーチェーンで発動し、戻せる枚数も範囲も増えており完全にこちらが上位互換となっている。
またフィールド・墓地に現世と冥界の逆転が存在する場合は戻せる枚数が5枚に増え、相手の墓地リソースを大幅に削ることが出来る。
加えて、自分の墓地も戻せるので古衛兵アギド、古尖兵ケルベクの効果で墓地に落ちてしまったサーチ先やリクルート先を戻すといった使い方も可能。
特に【イシズティアラメンツ】では墓地のティアラメンツモンスターを戻すことで壱世壊=ペルレイノのトリガーとなり、事実上フリーチェーンで相手フィールドのカードを破壊することができるので非常に相性が良い。
