「ハピネス注入! 幸せチャージ! ハピネスチャージプリキュア!」
概要
2014年2月2日 - 2015年1月25日まで放送された「プリキュアシリーズ」作品。全49話。
長いタイトル故か略称での表記揺れが多く、「ハピプリ」が比較的多いが、「ハピネスチャージ」「ハチャプリ」「ハピチャ」でのタグ付けも相当数ある。
英語表記は「HAPPINESSCHARGE PRECURE!」で、「ハピネスチャージ」の部分は一語に纏められていることに注意。
プリキュアシリーズでは避けられがちであった恋愛について真正面から扱った意欲作である。
2013年11月28日に番組ロゴが公表、12月26日に公式サイトが開設され、メインヴィジュアルポスター・大まかなストーリー・メインキャラ名が公開された。
同時に『おともだち』など幼児雑誌でもメインキャラのヴィジュアル・名称・設定概要、WEB誌『オリコンスタイル』でシリーズディレクターとシリーズ構成がそれぞれ公開。
12月27日にはOP・EDの担当歌手が公式サイトで公表され、翌年1月4日(新聞は同日付朝刊)、メインキャスト5人中、キュアハニー役を除く4人の配役が報道解禁された。
※毎度のことであるが、公式サイトでの発表に先駆け、同年10月24日に商標公開(文献番号4・2013-076699)でタイトルのみ先行して判明しており、ロゴ発表日に一部通販サイトの画像フライング掲載により一部キャラデザが流出したため、それらを元とした予想イラストが投稿されていた。
よって投稿日時が早いものは本編と色々異なる場合があるため、留意されたい。
本作には商業展開的には「追加戦士」が存在するものの、他シリーズとは異なり、「全プリキュアの存在自体は早い段階で判明(OP頭から登場)していた」作品である。これはスーパー戦隊シリーズ形式に近い編成となってからは珍しい手法である。
戦闘シーンは特に力が入っており、同監督の前作『ハートキャッチプリキュア!』の様な必殺技の考案が功を奏した。それによるキュアラブリーのダイナミックな戦い(キュ荒ブリー)などは視聴者に一定数ウケており、特に大きなお友達の多くに刺さったことは、本Pixivでの盛り上がりを見ればいうに及ばない本作の魅力といえる。
スタッフ
東映アニメーション担当Pが柴田宏明に交代しての第2作となる。
シリーズディレクター(監督)は長峯達也が『ハートキャッチプリキュア!』以来4年振りの登板。
シリーズ構成は「プリキュア5」2作を手掛け、単話脚本担当としてもプリキュアシリーズ全作品に携わっている成田良美が5年振りに担当。
「10TH Anniversary」のシンボルマークを冠した作品らしく、過去シリーズ経験者の再登板という手堅い体制となった。
なお、このコンビは『聖闘士星矢Ω』2期及び『冒険王ビィト』とあわせて3作目となる。
一方、キャラデザは、『ONE PIECE FILM Strong World』『ONE PEACE FILM Z』で作画監督を務めた佐藤雅将がシリーズ初起用となった。
佐藤は原画として『スイートプリキュア』21話のキュアビート初変身シーンを手掛けたことでプリキュアファンには知られていた(同作SD・境宗久が旧Twitter(現・X)で公表していた)が、先述の『ONE PIECE』劇場版2作など少年向け作品での原画担当が多く、キーヴィジュアル公開時、その絵柄から香川久再登板や上野ケン、あるいは漫画家・吉崎観音起用などを予想していたネット上のファンの意表を突いた人事となった。
音楽は高木洋、EDダンス振付けはMIKIKOが前作『ドキドキ!プリキュア』に引続き担当。
OPは元AKB48の仲谷明香が初担当。EDは前々作・前作に引続き吉田仁美が担当。
10周年記念作品
放映年がプリキュアシリーズ10周年という節目であり(放送開始前日の2014年2月1日は『ふたりはプリキュア』放送開始満10年)、宣伝戦略にもその点が押し出された。
なお、後年の周年記念作品は15年目(満14年)、20年目(満19年目)の作品である。
「プリキュア 10th Anniversery」の専用ロゴが作られ、公式サイトにも組込まれている。
また、本作第14話(2014年5月4日放送)でプリキュアシリーズ通算500話の節目を迎えた。
キー局である朝日放送の土肥繁葉樹プロデューサーは、報道機関向けプレスリリースの中で、
「かつてプリキュアに熱狂した子供達も主人公と同じ中学生、いや高校生・大学生、社会人となっているかもしれません。
毎日の生活を送る中で、人は大なり小なり壁にぶつかり、もがきながら乗り越えようとしているはず。
時に気持ちが折れそうになった時、自分を鼓舞し、心の支えとなってくれるのは何か——。
『プリキュア』が今でもそうした存在となり得ること、自信を持って訴えたい」
とアピールしている。
10周年記念企画として、歴代プリキュア33人からの「プリキュア10周年おめでとうメッセージ」を番組中に流すという試みも行われる。第1話放送回からはじまり第34回に渡って1人ずつ番組冒頭に登場し、それぞれ個性あふれるメッセージを届けている(なお、第14話は500回記念として『ハピネスチャージプリキュア』メンバー4人がメッセージを担当した)。
あらすじ
合言葉は「ハピネス注入」!!
クイーン・ミラージュ率いる悪の組織・幻影帝国が地球を責め始めている。
世界中の大陸にプリキュアチームが存在し、暴れるサイアークを食い止め、人々のために戦うプリキュアの情報が今日もワールドニュースで放映されている。
サイアークに侵略されたブルースカイ王国の王女・ひめは逃げるように日本にやってきた。
ひめはブルースカイ王国にいた地球の神様・ブルーに、プリキュアとして戦うように命じられるのだが、プリキュアになっても逃げるばかり。
そんな姫にブルーは、プリキュアの仲間探しを薦める。
ブルーが手渡したのは愛の結晶。
これがあればパートナーへと導いてくれるという。
人見知りのひめには好都合なアイテム。
「これが当たった子が友達!」と、愛の結晶を放り投げる。
それが当たったのが、愛乃めぐみであった…
ひめは思わずプリキュアに変身!
ピンチに陥るひめを助けたいというめぐみの愛のパワーが高まり、めぐみもキュアラブリーに変身!?
(※以上、公式サイトから転用)
※より細かいストーリーの流れについては、下部の「放送回」の節にある「ストーリー展開」を参考して下さい
テーマ・特徴
東映アニメーションの柴田宏明プロデューサーによると、メインテーマはタイトル通り、ズバリ「幸せ」。
『ハピネスチャージ』のタイトルは「自分の物の見方しだい、自分のありようで幸せをつかみとる!」というコンセプトを表したもので、長峯SDの強い要望で決まったものということ。
「幸せ探し」がテーマとなっているため、ほぼ全ての登場人物たちが自分の「幸せ」をまだ見付けておらず、悩んでいる状況にある。
そのため、プリキュアに変身する少女たちも等身大の中学生らしい心の弱さや醜さを持つことが重要な要素として描かれた。恋愛絡みの懊悩や嫉妬、嫌われたくないための嘘や隠し事、価値観が違う相手への軽蔑や見下し、他人を守るために戦うことへの疑問などが赤裸々に描写されており、過去作のプリキュアたちの平均からするとかなりネガティブな描かれ方をしている。
また、プリキュアを支える仲間たちの精神性も完璧にはほど遠く、悩み苦しみながら必死に生きているという感じになっている。その結果、大人の責任感が取り返しのつかない誤解を生み出し、子供の満たされない恋慕が憎しみに転化するというかなりえげつない展開が平気で展開された。従来の協力者ポジションのキャラは戦闘力はない代わりに精神面では完璧すぎるくらいに成熟しておりプリキュアたちを導くメンターという役割を担っていたのとは正反対であるが、「誰だって人には知られたくないような弱い部分を持つ」はこの作品では決して避けてはならないテーマであり、例外とされるキャラはただ一人を除いていない。
特にメイン主人公の愛乃めぐみは負の側面の設定がかなり凝っており、「他人を幸せにすることでしか、自分の幸せを感じられない」というメサイアコンプレックスの持ち主になっている。プリキュアに求められる主人公像の影の側面を描いたかのような複雑なキャラ付けがされた。
メインとなるストーリープロットも勧善懲悪ではなく愛憎劇に近く、プリキュアシリーズの中では重めのドラマが描かれた作品である。
後述する世界観のシビアさも特筆すべき部分であり、設定だけこうして文章にするとかなりシリアス系に寄った作品のように思えるかもしれないが、暗い雰囲気にならないように、キャラクターたちの描写はかなりコミカルに描かれているのも特徴。
登場人物たちは世界が侵略されている理不尽や自らの苦悩を「目の前にある現実」として受け入れ、笑顔で過ごそうとしている。表面的な部分では明るく快活なプリキュアらしいノリが前面に出されており、作品全体の硬軟のバランスが取られている。
「自分にとっての幸せ」をみんなが見つけることが重要なテーマになっていることから、相手が我儘なエゴイズムを持っていても相手を否定せずに認める努力をする代わりに、自分の中にある我儘なエゴイズムも否定せずに相手に押し付けることも時には必要だという、「エゴのぶつけあい」を肯定する展開がしばしばある。
このあたりはジコチューな心を少し否定的に捉えていた前作とちょうど真逆のようになっており、興味深い。
ただし前作も本作も、自分の幸せと他人の幸せを共に求めることが一番の理想と説いているのは変わらない。
物語の世界観には過去シリーズとは大きく違う挑戦的な要素が多数組み込まれた。
本作においては主人公達のみならず、「各大陸にプリキュアチームが存在」しており、その活躍の情報がワールドニュースに流れて、正義のスーパーヒロインとして世界規模で認知されているなど、今までに無い大規模な設定になっている。
前作『ドキドキ!プリキュア』のラストの展開が最初から本編に組み込まれる形になったと言える。もっとも、「プリキュアの正体が誰か」までは一般人に知られてはならない風潮はこれまでと変わっていない。
プリキュアが戦う敵組織「幻影帝国」の活動も大規模で、地球規模侵略を物語当初から行っている。
主人公の住んでいる町も第1話以前から帝国の攻撃を受けていて、破壊と混乱の爪痕が生々しく残されている。
当然、幻影帝国も「人類の敵」として世界規模で認知されている。
また、本作のプリキュアは「力の根源が異世界に由来し、妖精界の危機を救う、ないし異世界の地球への侵攻を阻止する代理戦士」ではなく、「地球を守るために戦う、地球発祥の戦士」である。そのためか、妖精界などは登場しない。幻影帝国が本拠地として占領しているのも地球上の国家、ブルースカイ王国の城である。
過去作での類例としては、「プリキュアの存在が周知のものとなっている点」は『ドキプリ』終盤の他には『フレッシュプリキュア!』・『ハートキャッチプリキュア!』がある。
しかし、いずれも主人公たるプリキュア達の活躍が世間に広まった結果であった。
第1話以前からプリキュアの存在が世界の常識となっているとおうのは本作が初の試みとなる。
そのため「プリキュアになることを夢見ていた主人公」が初めて実現することになった。
「地球由来のプリキュア」は『ハートキャッチプリキュア!』、プリキュアに選出されるキャラの恋愛感情を全体のストーリーの流れに組み込むのは『Yes!プリキュア5』、いわゆる「スーパープリキュア」以外での複数のフォームを持つプリキュアは『ふたりはプリキュアSplash☆Star』後半以来となる。
「地球規模侵略を行っている悪の帝国」や「正義の味方に憧れる主人公」などはヒーローもののアニメや特撮作品では寧ろ定番なので、世界観としては従来作以上にそちらの方向性に大きく舵を切ったこととなる。
その一方で、ヒロインものとしての定番要素も積極的に取り入れられており、ファッションをテーマにしたお着替えギミックやプリキュアをサポートする男性キャラ達との淡い恋愛模様も描かれている。
恋愛要素の取り込みに関しては今までのシリーズと比べるとかなり積極的で、レギュラープリキュア全員に恋愛絡み設定やエピソードがある(これはシリーズでは史上初)。
また、失恋の痛みや恋敵への嫉妬などの生々しい感情も避けずに描いており、このあたりは恋愛を徹底して「綺麗で美しいもの」として描いていた過去シリーズとは趣きがかなり異なる。
『ハピネスチャージプリキュア オフィシャルコンプリートブック』の成田良美へのインタビューによると、近年のプリキュアシリーズが「当たり前の様に自分を犠牲として地球を救おうとする話が多い」と疑問を感じており、「利己的な思い」を否定しない作品にすることを主要スタッフたちは強く意識していたということ。そこで、等身大の中学生が願う自分だけの幸せの最もわかりやすいものとして、恋愛をクローズアップしたということである(恋愛感情とは思い人を独占したい思いであり、「皆の幸せは私の幸せ」という博愛精神の真逆の感情であるという位置付け)。
いわば本作の恋愛要素は「地球のため、皆のため それも良いけど忘れちゃいけないこと あるんじゃない?」という問い掛けのためのギミックといえる。
初期のプリキュアシリーズでは恋愛要素を控え目とすることが女児アニメとしては珍しかったとして個性につながったが、シリーズが続くにつれていつしか恋愛がタブー的に扱われるようになってしまったことも成田は指摘しており、今回は柴田Pや長峯SDなどのメインスタッフがそういうプリキュアシリーズがいつしか積み上げていたタブーを打破していくことにも理解を示してくれたがゆえに挑戦できたとしている。
初期メンバーはキュアラブリー・キュアプリンセスの2人であるが、キュアハニー・キュアフォーチュンの2名が「謎のプリキュア」として登場することが放映前から告知され、前者は第9話から、後者は第1話で初登場した。彼女らが何者なのかについては本編を通じて明らかになる(OPに変身前と思しき人物は登場している)。特にキュアハニーは第10話放送まで配役が公表されていなかった。
戦闘演出については、SD前担当作である『ハートキャッチ』から継承された所も目立つ。
「名前がある特殊技」がとても多く、格闘アクションと同時に異能力バトルの方向性が強く示唆されているのは『ハートキャッチ』系譜そのものである。本作ではフォームチェンジ固有技もあるため技数としては『ハートキャッチ』よりもさらに多い。
しかも、技数でいうならば、本作プリキュア達はアームバンド型アイテム「ラブプリブレス」を通じて自分が考えたイメージを具現化出来るため、実質そのバリエーションには上限がない。
また、大ダメージを受けるとアーマーブレイクして変身解除状態となるという敗北演出も『ハートキャッチ』以来の復活となった。
本作ではさらに進んで、変身解除状態になったプリキュアを棺桶状の鏡に封印して墓標として突き立てるという演出がある。そして封印されたプリキュア達は「プリキュア墓場」と呼ばれる異空間に封じ込められる。彼女達を解放する手段はプリキュア側にはない。
変身解除演出は「プリキュアが戦闘不能にまで追詰められた」という状況を流血や怪我の様な痛々しい絵面を使わずに描くための手法であるが、プリキュア封印は敗北したプリキュアの「戦死」の比喩表現であることは明らかであり、プリキュアという存在が絶対的なものではないという過去シリーズとは異なる世界観を如実にあらわしている。
モチーフ
今作のプリキュアの変身のモチーフとして採用されたキーワードは「オシャレ」。
「プリチェンミラー」・「プリカード」というアイテムを使用。通常コスチュームからフラメンコダンサー、バレリーナなどの別の衣装に「お着替え」する様にフォームチェンジが可能で、戦闘スタイルや攻撃属性がガラリと変化する。
このギミックは強化フォーム(イノセントフォーム)への2段変身とは*別に存在するものである。
本作より過去のプリキュアシリーズで強化フォームではないフォームチェンジが存在するのは『ふたりはプリキュアSplash☆Star』のみであり、8作振りの復活となる。最初の時点からフォームチェンジが組込まれているというのは本作が初めて。
強化フォームではないフォームチェンジ要素は本作以降も引継がれ、プリキュアシリーズにおける新しい流れとなった。
強化フォームや最終フォームも含めれば登場するフォーム種類はシリーズ最多となる。
さらに、職業に応じた服装に「お着替え」すれば日常生活の中で様々な職業スキルを使える様になるという、バトルシーン以外での変身要素を取入れている(探偵なら人探しが出来る様になり、忍者なら姿を消すことが出来るなど)。この変装能力で人助けなども行うので、古典的な「魔女っ子もの」の要素を取り入れているともいえる。
変身能力を戦い以外で利用するのは今までの過去作では半ばタブーとされていたので、ここは地味ながらもかなりの新機軸でもある。
ただ、本作では「プリキュアは皆の憧れの存在」という位置付けとなっているので、プリキュアとは少女を戦闘に駆り立てるものではなく、女の子が楽しめる日常的な体験を提供するものでもあるという視点を提供するのは必然であったであろう。
複数のコスチュームを頻繁に描き分けるのには従来の作画手法では手間が掛かり過ぎることがあり、東映アニメーション作画枚数制限という枷もあってか、本作では戦闘シーンにフル3DCGが本格的に導入されることとなった。
今までもプリキュアシリーズではエンディングアニメーションにフル3DCGダンスシーンが使われるのが恒例であったが、そのノウハウを存分に生かすべく、戦闘にはダンスアクション要素が盛り込まれる。
なお、3DCGによる戦闘シーン採用はTVシリーズでは本作が初となるが、映画作品では『プリキュアオールスターズDX2』を皮切りに既に何作品かで試みられている。
なお、固有技使用時にCGを使ったフォームチェンジをするという演出方針は翌年作『GO!プリンセスプリキュア』にも引継がれている。
フォームチェンジがある一方、基本コスチュームでは全プリキュアは共通デザインの濃紺のベストとネクタイを付ける。ブレザーの学生服の様にも見えるデザインで、全員に暗色系デザインを施すというのはシリーズでは初。
登場人物
プリキュア
ハピネスチャージプリキュア
- 愛乃めぐみ / キュアラブリー(CV:中島愛)
- 白雪ひめ(ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ) / キュアプリンセス(CV:潘めぐみ)
- 大森ゆうこ / キュアハニー(CV:北川里奈)
- 氷川いおな / キュアフォーチュン(CV:戸松遥)
その他のプリキュア
- 氷川まりあ / キュアテンダー(CV:小林沙苗)
- キュアミラージュ(CV:國府田マリ子)
- アロ~ハプリキュア:米国・ハワイのプリキュアチーム名
- ボンバーガールズプリキュア(CV:國府田マリ子・岡村明美・小堀幸)※1:米国本土のプリキュアチーム名
- メルシィプリキュア:フランスのプリキュアチーム名。
- ワンダフルネットプリキュア(CV:?):インドのプリキュアチーム名。
- キュアナイル(CV:?):エジプトのプリキュア個人名。
※これらの他にも数多くのプリキュアがモブキャラとして登場している⇒モブキュア
妖精
ハピネスチャージプリキュア
アロ~ハプリキュア
その他
プリキュアの協力者
プリキュアの敵
- クイーンミラージュ(CV:國府田マリ子)
- ディープミラー(CV:井上和彦)
- ナマケルダ(CV:金尾哲夫)
- ホッシーワ(CV:岡村明美)
- オレスキー(CV:子安武人)
- ファントム / アンラブリー(CV:野島裕史 / 中島愛)※1
- マダムモメール(CV:浜田賢二)
- キュアテンダー・闇(CV:小林沙苗)
- ブラックファング(CV:森川智之)※映画版のみ登場
- チョイアーク
- サイアーク(CV:増元拓也)
レッドの一味
プリキュアの家族
愛乃家
ブルースカイ王族
大森家
氷川家:姉・まりあはその他のプリキュアの項を参照。いおなの両親は劇中未登場(現在米国に滞在)
- いおなの祖父(CV:増元拓也)※1
協力者の家族
相楽家
ぴかりヶ丘中学校
- 和泉先生(CV:菅谷弥生)
- 石神りん(CV:小堀幸)
- 高野れい(CV:長谷美希)
- 古田かな(CV:矢野亜沙美)
- 椎名えれな(CV:尾崎真実)
- かずみ(CV:藤村歩)
- ひとみ(CV:原優子)
- 山崎健太(CV:鈴木達央)
- 海藤裕哉(CV:内山昂輝)
- 假屋崎会長(CV:小林親弘))
- 中野先生(CV:木島隆一)
スペシャルゲスト
- ゴン隊長(CV:中山雅史(元・男子サッカージャパン))
その他
※1…ノンクレジット
呼称表
が/に | めぐみ | ひめ | ゆうこ | いおな | リボン | ぐらさん | せいじ | ブルー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
めぐみ | アタシ | ひめ | ゆうゆう | いおなちゃん | リボン | ぐらさん | せいじ | ブルー※1 |
ひめ | めぐみ | 私 | ゆうこ | いおな | リボン | ぐらさん | せいじ | かみ様 |
ゆうこ | めぐみちゃん | ひめちゃん | 私 | いおなちゃん | リボン | ぐらさん | さがらくん | かみ様 |
いおな | めぐみ | ひめ | ゆうこ | 私 | リボン | ぐらさん | さがらくん | かみ様 |
リボン | めぐみ | ひめ | ゆうこ | いおな | わたくし | ぐらさん | せいじ | ブルー様 |
ぐらさん | めぐみ | ひめ | ゆうこ | いおな | リボン | オレ | せいじ | お前 |
せいじ | めぐみ | ひめ | おおもり | ひかわ | リボン | ぐらさん | 俺 | ブルー |
ブルー | めぐみ | ひめ | ゆうこ | いおな | リボン | ぐらさん | せいじくん | ボク |
※1 第26話までは「かみさま」。
映画
2014年3月15日公開『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』でスクリーン初登場(ただし、TV版に登場していたキュアフォーチュンは登場せず、キュアハニーは先行登場という形で台詞なし)。
同年10月11日には『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』が公開された(キュアフォーチュン映画初登場、キュアハニー映画初台詞)。
翌2015年3月14日に公開された『映画プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』ではキュアフォーチュンがオールスターズ映画に初参加した。
漫画
上北ふたごによるコミカライズ版が『なかよし』に連載された(2014年3月号 - 2015年2月号)。
プリキュアコレクションとして刊行された単行本に収録されている描き下ろし最終回はダーク誠司との戦いが中心となり、レッドとの戦いは描かれていない。また、戦意を喪失したプリキュアを叱咤激励する役割をキュアミラージュが担っているのもアニメと異なる所である。
主題歌
OP
- 曲名:『ハピネスチャージプリキュア!WOW!』
- 作詞:青木久美子
- 作曲:小杉保夫
- 編曲:大石憲一郎
- 歌:仲谷明香
ED
- 曲名:『プリキュア・メモリ』(1 - 26話)
- 作詞:只野菜摘
- 作曲:小杉保夫
- 編曲:Dr.Usui
- 歌:吉田仁美
- 曲名:『パーティ ハズカム』(27話以降)
- 作詞:只野菜摘
- 作曲:ヒザシ
- 編曲:古川貴浩
- 歌:吉田仁美
各放送回
話数 | サブタイトル | 放送日程 | 備考・関連タグ | メッセージ | 本編との絡み |
---|---|---|---|---|---|
1 | 愛が大好き!キュアラブリー誕生! | 2月2日 | キュアラブリー誕生/キュアプリンセス変身シーン初披露 /キュアフォーチュン、ブルー、大森ゆうこ、 相楽誠司、相楽真央、愛乃かおり、クイーン・ミラージュ、ナマケルダ等が初登場 | キュアブラック | 初代プリキュア。やはり始まりはこの人でないと。 |
2 | ひめとめぐみの友情!ハピネスチャージプリキュア結成!! | 2月9日 | ディープミラーが初登場/ニゲルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ/チーム「ハピネスチャージプリキュア」結成/「プリカード」初使用/ | キュアドリーム | |
3 | 秘密がばれちゃった!?プリキュアの正体は絶対秘密!! | 2月16日 | ホッシーワが初登場/「キュアライン」初使用/チェリーフラメンコ初披露/相楽誠司がプリキュアの協力者に/プリキュア恋愛禁止令/ | キュアパッション | パッションダイナマイトが使われたためか。 |
4 | 転校生はお姫様!!ひめの友達ゲット大作戦!! | 2月23日 | 和泉先生が初登場/白雪ひめ初名乗り/シャーベットバレエ初披露/キュ荒ブリー | キュアムーンライト | |
5 | めぐみとひめ!仲良しおたすけ大作戦!! | 3月2日 | ロリポップヒップホップ初披露/ラブリービーム | キュアハッピー | |
6 | リボンの優しさ!!料理って愛情なんです!! | 3月9日 | 大森家初登場/マカダミアフラダンス初披露/あ~え~ | キュアイーグレット | |
7 | 友情全開!!二人の新たなる力!! | 3月16日 | ラブリーパンチングパンチ/ラブリーライジングソード/合体技ツインミラクルパワーシュート初披露/めぐみとひめが出会って100日経過 | キュアアクア | |
8 | 友情の危機!!ミスフォーチュンの不吉な予言!! | 3月23日 | 氷川いおな、オレスキー、増子美代、-石神りん、高野れい、古田かな、椎名えれな等が初登場/海外のプリキュアチーム/ミスフォーチュン/キュアフォーチュンとキュアラブリーが初対面/ハピネスチャージプリキュア初の敗北 | キュアパイン | |
9 | 空手でオッス!!プリキュアパワーアップ!? | 3月30日 | キュアハニー初登場/ごはんの歌 | キュアリズム | |
10 | 歌うプリキュア!キュアハニー登場!! | 4月6日 | 新学期初の放送/ブルー海外出張/ホッシーワの歌/アイドルホッシーワ/キュアハニーの正体判明/そうです!私がキュアハニーなのです!のポーズ | キュアブロッサム | |
11 | 謎のメッセージ!キュアハニーの秘密!! | 4月13日 | 大森米蔵、大森イネ初登場/キュアハニー誕生の経緯と正体を隠していた理由が判明/たたた田植え/ダメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ/キュアハニー初変身バンク/キュアハニー、ハピネスチャージプリキュア3人目のメンバーとなる/ポップコーンチア初披露/スパークリングバトンアタック | キュアマーチ | 農業回ということで、食いしん坊のなおちゃんか。 |
12 | めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!! | 4月20日 | 山崎健太が初登場/愛乃だめぐみ/ヒメルダ先生/ラブリーライジングバット/3人変身バンク/ラブリーとサイアークの一騎打ち/仕事するポップコーンチア/潔いナマケルダ | キュアハート | 勉強回ということでキュアハート。いや、皮肉ですな。 |
13 | 強敵登場!キュアフォーチュンVSプリキュアハンター! | 4月27日 | ファントムが第1話以来の登場/アクシアの箱、クロスミラールーム初登場/めぐみとブルーのデート/ラブリーとフォーチュンの共闘/プリンセス、ハニー出番なし | キュアミント【緑キュアコンプリート】 | |
14 | ヒーロー登場!あいつはいかしたすごいやつ!! | 5月4日 | プリキュアシリーズ通算500話/仮面タクマー/めぐみマン、ゆうこマン、ヒメルダー/オレスキートリオ | 500話記念特別メッセージ(現レギュラー4人=ラブリー・プリンセス・ハニー・フォーチュン) | |
15 | お母さんに逢いたい!ひめブルースカイ王国に帰る! | 5月11日 | めぐみ・ひめ・ゆうこの3人がブルースカイ王国へ/フォームチェンジ三連発 | キュアメロディ【スイートプリキュア初期メンバーコンプリート】 | |
16 | 私はマスコミよ!!プリキュアの秘密全部見せます!!! | 5月18日 | 驚き顔誠司/先生の鼻が高い発言/増子美代の過去/国家テロ/ココナッツサンバ初披露/キュアハニーが初めて攻撃を受ける/増子美代がプリキュアの協力者になる | キュアベリー | |
17 | 努力と根性!!めぐみと誠司の絆!! | 5月25日 | 誠司VSいおな/火事場のクソ力なひめ/ジョジョネタとキョウリュウジャーネタ、まさかの公式化/誠司の過去/ウルトラハッピー&幸せゲットだよな幼いめぐみ/にわとりのぬいぐるみ | キュアルージュ | |
18 | みんなで幸せ全力応援!ぴかりが丘の結婚式!! | 6月1日 | キャラク服装が夏服となる/サムシングフォー/唐揚げタワー/失踪理由が意味深な氷川まりあ/キュアハニーがキュアフォーチュンと初対面 | キュアピーチ【フレッシュプリキュアコンプリート】 | サムシングフォーということでピーチ繋がりで? |
19 | サッカー対決!チームプリキュア結成! | 6月8日 | 元サッカー日本代表・中山雅史がゲスト出演/氷川いおな・キュアフォーチュンが同一人物と判明 | キュアエース | |
20 | 悲しい過去!!キュアフォーチュンの涙 | 6月15日 | めぐみ達がぐらさんと初対話/氷川まりあ・キュアテンダーが同一人物と判明/いおながめぐみ達にすべての真相を語る/サイアーク同士の戦い/ラブリーとフォーチュンのWこちょこちょ/エクリップスプリキュア結成?/ひめ解雇?/誠司スルー | キュアサンシャイン | |
21 | ひめの過去の過ち!怒りのキュアフォーチュン! | 6月22日 | わんわんワンコ/めぐみが初めて号泣/ファントム、ぴかりが丘に本格侵攻/サイアーク軍団出現/キュアハニーがスパークリングバトンアタックで一網打尽/プリキュア墓場に誘い込まれたキュアフォーチュンが窮地に陥る | シャイニールミナス | |
22 | 新たな変身!?フォーチュンの大いなる願い! | 6月29日 | ラブリー・ハニー・フォーチュンが初めて変身解除される/キュアフォーチュン初変身バンク披露/フォーチュンピアノ、フォーチュンタンバリン初登場/新・キュアフォーチュン誕生/クイーンミラージュが初めてめぐみ達の前に姿を現す | キュアビューティ | |
23 | 超キンチョー!いおなとひめ、はじめてのおつかい! | 7月6日 | クイーン・ミラージュの襲撃/制裁を受けるファントム/倹約家いおな/プリキュアスナックなっとうぎょうざ味/アクシアの真実/親子サイアーク/パインアラビアン初披露/ラブリー、ハニー出オチ/キュアフォーチュン、ハピネスチャージプリキュアの4人目のメンバーになる/ハピネスチャージプリキュア、メンバーコンプリート | キュアブルーム【Splash☆Star及びピンクチームコンプリート】 | |
24 | いおなコーチのプリキュアパワーアップ大作戦! | 7月13日 | 合宿回/ハピネスチャージプリキュアの謎特訓/オレスキー達の特訓/水着ホッシーワ/あんみつこまち初披露/無理な戦闘が祟って倒れるめぐみ/複雑な誠司 | キュアレモネード【Yes!プリキュア5コンプリート】 | |
25 | 恋にドキドキ!プリキュア合宿クライマックス! | 7月20日 | めぐみが初めてブルーを呼び捨て/人魚ひめ/りんがまたサイアークにされてしまう | キュアダイヤモンド | |
26 | 迷子のふたり!ひめと誠司の大冒険! | 7月27日 | ローカル線無人駅の自販機がフィーバー状態/キュアプリンセス、おでこパンチを披露 | キュアビート | |
27 | 悩めるひめ!プリキュアチーム解散の危機!? | 8月10日 | アイキャッチ、エンディングがリニューアル/いおな先生/ゆうこに恋愛経験があることが判明/ブルーに恋愛経験があることが判明/誠司サイアーク/ひめの初恋と終焉/【L字型に台風11号情報。警報・注意報随時。】 | キュアロゼッタ | |
28 | ハワイ上陸!アロ~ハプリキュア登場! | 8月17日 | プリキュア海外派遣/アロ~ハプリキュア、マダム・モメール初登場/世界のキュアハニー/【関西地区、高校野球のため1週遅れで放送】 | キュアマリン【ハートキャッチプリキュア及び青キュア、水キュアコンプリート】 | 作画崩壊と思える顔芸は必見 |
29 | アクシアの真の姿!シャイニングメイクドレッサー!! | 8月24日 | シャイニングメイクドレッサー出現/オレスキートリオが浄化されかける/ディープミラーの本性発覚/ファントムにブルー討伐命令が下る/【関西地区、高校野球のため1日と2時間遅れで放送】 | キュアピース【日曜ジャンケン戦争エキジビジョン開催】 | |
30 | ファントムの秘策! もう一人のキュアラブリー! | 8月31日 | クイーン・ミラージュの正体/アンラブリー登場により悪乃めぐみ、変態ファントムさんまさかの公式化/新合体必殺技「プリキュア・ハピネスビックバーン」登場 | ミルキィローズ【氷キュア、プリキュア5GoGo!コンプリート、シリーズ全作品一巡】 | |
31 | まさかの急接近?!キュアハニーとファントム! | 9月7日 | ゆうこがファントムを看病/そのゆうこにファントムが犬扱い/ファントム救出の命を受けたオレスキーがほっちゃれ状態 | キュアサニー【スマイルプリキュア、赤キュア、炎キュア、川村敏江デザインのプリキュアコンプリート】 | |
32 | いおなの初恋!?イノセントフォーム発動! | 9月14日 | いおなのイノセント回。いおなの恋愛観の成長を描く/海藤裕哉がいおなに告白/いおなの初デート/ソフトクリームは飲み物/ナマケルダが「恋の狩人」を名乗って珍しく本気を出す/キュアフォーチュンがイノセントフォームに覚醒 | キュアソード【ドキドキ!プリキュア・紫キュア・歌キュアコンプリート】 | |
33 | わたしもなりたい!めぐみのイノセントさがし! | 9月21日 | めぐみのイノセント回。ドジな主人公が人助けを頑張るプリキュア王道路線の集大成展開/深大寺まみが初登場/キュアラブリーがイノセントフォーム覚醒目指して、悪戦苦闘/ロケットクッキー/イノセントフォームが覚醒しない/めぐみに「自分のため」に何かを頑張りたいというフラグが立つ | キュアミューズ【スイートプリキュア全メンバー、黄キュア、イエローチーム、全追加戦士、高橋晃デザインのプリキュアコンプリート】 | |
34 | ひめ大活躍!?盛り上げよう!はじめての文化祭 | 9月28日 | ひめのイノセント回。ひめの精神的成長の総決算/文化祭/假屋崎会長が初登場/キュアプリンセスがイノセントフォームに覚醒/【劇場版仕様OP】/【本編のセリフ~劇場版CMにつながるメタ展開】 | キュアホワイト【シリーズレギュラーの全プリキュアコンプリート(最終的内訳=無印及びMaxHeart、白キュア、ブルーチーム)】 | ラストを飾るのはやはりこの人、キュアホワイト。 |
35 | みんなでおいしく!ゆうこのハピネスデリバリー! | 10月5日 | ゆうこのイノセント回。ゆうこの完成されたブレない信念を描く/ハニーキャンディの作り方公開/三ツ谷のぶこが初登場/キュアハニーがイノセントフォームに覚醒/【フルタ製菓のCMにフォーチュンの中の人登場】/ | ||
36 | 愛がいっぱい!めぐみのイノセントバースデー! | 10月12日 | めぐみのイノセント回その2。自分の無力さへの苦悩を乗り越える試練/めぐみの誕生日パーティー/愛乃勝初登場/めぐみが母の思いを理解できていなかったことが判明/誠司とブルーが悩むめぐみをそれぞれ励ます/めぐみとオレスキーの誕生日が同じ日/キュアラブリーがイノセントフォームに覚醒 | ||
37 | やぶられたビッグバーン!まさかの強敵登場! | 10月19日 | ハロウィンまつり/ディープミラーが三幹部に愛想が尽きる/コスプレブルー/モテモテブルー/キュアテンダー・闇 | ||
38 | 響け4人の歌声!イノセントプリフィケーション! | 10月26日 | プリキュア同士の戦い再び/イノセントプリフィケーション初披露/キュアテンダーこと氷川まりあの帰還/ディープミラーに初めて意見するミラージュ | ||
39 | いおな大ショック!キュアテンダーの旅立ち! | 11月9日 | いおなとまりあが空手対決/稽古後のマッサージ/まりあの渡米/鬼コーチいおな | ||
40 | そこにある幸せ!プリキュアの休日! | 11月16日 | 幻影帝国との決戦前夜/ファントム、厭戦フラグ/オレスキートリオに最終通告/おしゃれ番長なひめ/人魚ひめ再び/負ける気がしないハピネスチャージプリキュア/ミラージュ、遂に奥の手を使用 | ||
41 | ミラージュのために!ファントム最後の戦い! | 11月23日 | クイーンミラージュが全世界の人々をサイアーク化/ハピネスチャージプリキュア&ブルーが幻影帝国へ/キュアハニーVSファントム/お前が言うな/ファントムの正体発覚 | ||
42 | 幻影帝国の決戦!プリキュアVS三幹部 | 11月30日 | プリキュア&ブルーが幻影城に突入/キュアプリンセスVSナマケルダ/キュアハニーVSホッシーワ/キュアフォーチュンVSオレスキー/三幹部浄化/キュアラブリーとクイーンミラージュが3度目の対面 | ||
43 | ぶつけあう想い!ラブリーとミラージュ! | 12月7日 | キュアラブリーVSクイーンミラージュ/めぐみがブルーに大告白/暴走するクイーンミラージュ/ハピネスチャージプリキュアがクイーンミラージュを浄化/サイアークにされていた世界中の人達及び封印されていたプリキュアが開放/ブルーがミラージュに300年越しの告白、めぐみの初恋の終わり | ||
44 | 新たなる脅威!?赤いサイアーク!! | 12月14日 | レッド、赤いサイアークが初登場/ブルースカイ王国解放/傷心のめぐみを励ますためひめたちがパジャマパーティを企画/めぐみ2回目の号泣/レッドがキュアラブリーと初顔合わせ/レッドがキュアラブリーを悪堕ちさせようするも失敗 | ||
45 | 敵は神様!?衝撃のクリスマス! | 12月21日 | クリスマス回/皆でプレゼント交換/微笑ましい誠めぐカップル/男運がないひめが遂に百合宣言/レッドがラブリー以外のハピネスチャージプリキュアと初顔合わせ/ダーク誠司初登場 | ||
46 | 愛と憎しみのバトル!誠司VSプリキュア! | 12月28日 | ダーク誠司とプリキュアとの初戦闘/ハピネスチャージプリキュアが全員変身解除される/地球に向けて赤い星がやってくる/キュアテンダーやアロ~ハプリキュアら世界中のプリキュアがハピネスチャージプリキュアの救援に駆けつける/ハピネスチャージプリキュアが宇宙へ | ||
47 | ありがとう誠司!愛から生まれる力! | 2015年1月11日 | ダーク誠司とキュアラブリーの一騎打ち/ハピネスチャージプリキュアが誠司を浄化 | ||
48 | 憎しみをこえて!誕生!フォーエバーラブリー! | 1月18日 | レッドVSプリキュア/ラブリー以外のハピネスチャージプリキュア及び妖精2人と誠司がレッドによって封印される/レッドの真実と自殺願望/キュアミラージュの参戦/全ての人々の愛によりフォーエバーラブリー誕生 | ||
49 | 愛は永遠に輝く!みんな幸せハピネス! | 1月25日 | 最終回/レッドVSフォーエバーラブリー/ブルーとミラージュ、地球を去り始まりの男女に/人間に戻った三幹部/ラブリーからキュアフローラへのバトンタッチ |
ストーリー展開(ネタバレ注意)
幻影帝国編
ある日、幻影帝国なる悪の組織が現れ、人類全体に宣戦布告。世界中の都市に侵略を始めた。
まさに地球の大ピンチであったが、そこに現れたのが正義のスーパーヒロイン「プリキュア」達であった。
プリキュアはその正体は不明であるが、世界中の各都市にプリキュアチームが存在し、幻影帝国の侵略から人々を守り続けている。彼女達は程なく人類の希望として讃えられることとなった。
しかし、世界中の全プリキュア達が頼れる存在という訳ではない。中には落ちこぼれといえるような弱いプリキュアもいる。さらにはプリキュアを捕獲しようとするプリキュアハンターが存在して、数多くのプリキュアはプリキュア墓場に捕らえられてしまう。
日本の「ぴかりが丘」という町を担当する連戦連敗の一人ぼっちのプリキュアも、そんな落ちこぼれのプリキュアであった。
そのプリキュア・キュアプリンセスこと白雪ひめは不甲斐ない状況を打破すべく、神様のブルーの助言で一緒に戦ってくれる「友達」を探そうとする。
変身アイテムを放り投げてぶつかった女の子を友達にするという、運任せの手法でたまたま選ばれた愛乃めぐみは、元々プリキュアに憧れていた事もあって、ひめの願いを快諾。
こうして、少々ドジであるが何事にも常に全力で頑張るポジティブな性格の愛乃めぐみ=キュアラブリーと、我儘で怖がりで人見知りの激しいネガティブな性格の白雪ひめ=キュアプリンセスという、凸凹コンビが新たなプリキュアチームとして活動して行くこととなる。
めぐみとの出会いでひめは勝利を重ねて行く中。めぐみの幼馴染・相楽誠司やかつてプリキュアに助けられた女性・増子美代にプリキュアのことが発覚してしまい、さらにはキュアフォーチュンに「キュアプリンセスといると関わった人物に不幸が訪れる」とキュアラブリーは予言されてしまう。
実は全ての戦いの原因は、かつて恋人同士であったブルーとクイーンミラージュが戦って、戦いはブルーの勝利に終わり、幻影帝国はアクシアという箱に封印。ブルースカイ王国城内に管理されていたが、クイーンミラージュは王女であるヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイをそそのかして封印を解かせたことからである。そのせいでブルースカイ王国は占領されてしまい、ヒメルダ王女は「白雪ひめ」と名前を変えて、お供の妖精・リボンと共にぴかりヶ丘に避難してきた。両親と故郷を救いたいと思った時にプリキュアに覚醒するものの、臆病な彼女はプリキュアになる気はなく、連戦連敗の日々を送るばかりだった。その上、ぴかりヶ丘で戦っていたキュアテンダーはプリキュアハンター・ファントムに捕まってしまい、ことの秘密を知った実妹のキュアフォーチュンは彼女に対する恨みを露わとする。万が一彼女と組んで、鍛え上げようとした所で絶対に拒否すると思い、キュアプリンセスと組むことを拒否。
そのことを知らないめぐみと未だ自分を責めているひめの前に、キュアハニーが現れる。その正体はめぐみのもう1人の幼馴染・大森ゆうこであった。ゆうこはめぐみより前にプリキュアに覚醒したが、恥ずかしくて黙っていた。
キュアハニーも加わり、チームは3人に増加。
ところが、それを快く思わないキュアフォーチュンはめぐみ・ゆうこの2人をチームに引入れようとする。実はキュアフォーチュンの正体はめぐみの隣のクラスの氷川いおなで彼女の姉・氷川まりあこそがキュアテンダーの正体であった。
キュアテンダーはファントムとの戦闘中に、いおなをかばった上で彼に連れ去られて、いおなは姉の正体を知ってしまう。いおなは姉を救うためにプリキュアとなって幻影帝国と戦おうとする。
そして、めぐみ・ゆうこはアクシアを開けた人物がひめと知るが、ひめに悪意はないと感じ、キュアフォーチュンのパートナーの妖精・ぐらさんと共にいおなを説得して、いおなはひめと会話した末に和解、ハピネスチャージプリキュアは4人となり、『イノセントフォーム』の力で、キュアテンダーを奪還する。
そしていよいよ幻影帝国との最終決戦が幕を開け、ファントムはプリキュアによって浄化されると、キュアミラージュのかつての妖精・ファンファンとなり、他三幹部もプリキュアによって浄化される。
いよいよクイーンミラージュとの最終決戦が幕を開け、彼女はこれまでの負の感情をブルーにぶつけるも、プリキュアの決死の努力により浄化され、ブルーと和解。
これまで囚われていたプリキュア及びブルースカイ王国住民は救い出され、王国は元の美しい姿を取り戻す。
こうして、幻影帝国との戦いに終止符が打たれたと思われたが…。その裏には何か黒い影が動き出すのであった。
惑星レッド編
幻影帝国が滅び、めぐみ達はミラージュと共に平和を満喫する。そこにブルーの兄・レッドが登場。誠司を洗脳して、地球侵略を企む。何とミラージュを陰で操っていた犯人は彼であった。
めぐみ達は世界中のプリキュアの力を借りて誠司を浄化、レッドとの最終決戦に挑む。しかし、戦いに敗れ誠司とキュアラブリー以外のプリキュアはレッドによって鏡に捕らえられてしまう。それでもあきらめないキュアラブリーはパワーアップを果たし、レッドを浄化する。レッドもブルーと和解して、弟とミラージュを連れて惑星レッドに旅立つ。
全ての戦いを終えて、ファントムはゆうこに託され、ひめも中学卒業まで日本で暮らすこととなったのであった。
評価
これまでのプリキュアシリーズでは「プリキュアとは万人の幸せのために自分が傷つきながら戦う正義の味方」というイメージが強かった。
しかし、本作ではそれに対するアンチテーゼとして作成されている。
というのも、この考え方が行き過ぎると自己犠牲の賛美となることに懸念を持っていた製作陣は、プリキュア初代作のテーマであった「地球のため、みんなのため。それもいいけど、忘れちゃいけないことがあるんじゃないの?」という命題に原点回帰し、ブルーとクイーンミラージュとの関係、そしてめぐみと誠司との関係を通じて「万民救済の理想は身近な大切な人を傷つけることがある」という現実を赤裸々に描いた。
ただ、注意しなくてはならないのは、別に皆が幸せとなることを偽善として糾弾したいのではないことである。そこに自己犠牲的精神を持ち込みそれを賛美することへ警鐘を鳴らしているのである。
この警鐘は本作以降のシリーズに大きな影響を与えており、本作をキッカケに後作のプリキュア作品のほぼ全てで「自分の中で大切にしている価値観を守るために戦う」ということが強調される様になった。そしてプリキュア達が守りたい価値観が多くに人々に共通するものであるため、結果的に「みんなのためにも戦ってくれている」ということになるという塩梅である。
この点は本作がプリキュアシリーズの新たなる普遍性を確立した作品でもあることは間違いない。
一方、商業面では厳しい結果となっており、本作は『Splash☆Star』(以下『S☆S』)以来となる、関連グッズ商業成績が60億台となっている。
これは、今年度は男女問わず好評を得た『妖怪ウォッチ』最盛期とぶつかった上、全国的なブームを起こした『アナと雪の女王1』公開年とも重なってしまったことが原因となっている。
さらには同じスポンサーによる女児向け作品『アイカツシリーズ』等が成熟して来たことも向かい風となった。特に後者ライバルシリーズによる需要分散は前々作より見られていたことであった。
余談
平成世代声優進出
『スイートプリキュア♪』において、大久保瑠美が平成生まれ声優として初めてプリキュア(キュアミューズ)を演じたことが話題となった。
一作置いて『ドキドキ』では寿美菜子・宮本佳那子の2人、そして今作においては中島・潘・戸松の3人が平成生まれ(学年的にも同級生)となっている。
1月4日のメイン配役発表の時点で明かされなかったキュアハニー役に、全く無名の新人である北川里奈が抜擢されたのも注目点といえよう(センターポジションのピンクではないとはいえ)。主人公格たるプリキュアに新人が起用されるのは史上初で、同時間枠の前身番組を含めても『明日のナージャ』小清水亜美以来となる。これにより本作メインプリキュアの声優陣は史上初の全員が平成生まれとなり、2024年現在放送時点での平均年齢が最も若い。翌年以降は再び昭和生まれの声優も起用されており、声優全員が平成生まれなプリキュアチームは7年後『トロピカルージュプリキュア』まで現れていない。
その他
- メイン主人公の名前が「めぐみ」であるが、プリキュアを演じる声優2人(中島・潘)の名前もまた「めぐみ」である。下の名が被る声優がチームメイトを演じるのは、『Yes!プリキュア5』シリーズの永野愛(秋元こまち)&前田愛(水無月かれん)に次いで2例目。
- 先述の通り「プリキュアチームが世界各地に存在する」、という設定であるが、中の人的な意味でも中島愛がフィリピンとのハーフ、潘めぐみが台湾系家系、と何気にインターナショナル。もしかすると、旧作の劇場版で敵ボス、TV版で妖精を演じたあの人の久々の再登場や、中島とも縁があるあの人の初登場…という可能性もあったのかも知れない。
- 潘めぐみは、前年に「ジュエルペットハッピネス」にて主人公の月影ちあり役で出演しており、2年連続でタイトルと作品テーマが『ハピネス』繋がりの作品に出演することとなった。⇒ジュエルペットハッピネスチャージプリキュア!
- 「略号表記すると共に『HCP』」「ハードは高性能なのにOSが残念な青キュア」「メンバーのカラーリング配分が同じ、且つ3・4番目は途中加入」「敵幹部たちの退場とその後の救済への流れ」…等、『ハートキャッチプリキュア』との共通点が見られる他、メインキャラたちの心理面や人間関係に関して視聴者が不快となりかねないネガティブな部分も避けずに描いた点は『スイートプリキュア』と共通点が強い。『スイート』を意識していると思われる描写は他にもいくつかある。当初は主にいおなのひめに対する発言がネタとされていたが、主人公プリキュアが誕生する以前から一国の姫がプリキュアとして戦っていた、最初から顔見せしていた敵王が実は黒幕が別にいてそれに操られた存在であり、年明け前に決着が付く、その後黒幕が組織の首領格を据え置く等、ストーリー部分に共通項が見られる。また、黒幕含めた敵組織上層部が全員救済されたパターンは、現時点で『スイート』・『ハピネスチャージ』の2つしかない(逆に劇場版のラスボスはプリキュアに撃破されている)。さらに、スイートもハピネスチャージも後半のストーリーが『幸せ』とは何かということを問う似通った展開になっており、プリキュアがいくら頑張っても、世の中から不幸を完全になくすことはできないという現実をごまかさずに描いたことも共通している。(そのことについて終盤で幸せと不幸は紙一重であることを強調する描写がある。ただし、スイートがノイズ、ハピネスチャージがブルーが説明するため、前者は否定的、後者は肯定的である)。
- ミッションの1つにカード収集がある、ということから『カードキャプターさくら』を思い出す、という声も。主人公を含めて複雑に交錯する恋愛模様、同級生男子が後々にヒロインに好意を持ち、そのヒロインは最初は年上の男性キャラクターに憧れを抱いている…等の共通性があるが、『ハピプリ』ではサポーターに留まる同級生男子が『CCさくら』では戦闘要員であったり、『CCさくら』チーム全員に縁故関係がある(桜と知世が再従姉妹、小狼と苺鈴が従兄妹、且つ木之本・李両家が遠縁の間柄)のに対し『ハピプリ』チームにはそれがない、等相違点と表裏一体でもある。
- 本作品に登場する「プリカード」はデータカードダスの1シリーズとしての商品展開がされており、対応機種である「DCD」表記もある。カードのベースカラーがマゼンタなのはDCDシリーズが『仮面ライダーディケイド』編『ガンバライド』をベースに開発されたことにも由来する。そのためか初期ヒロイン2人の配色(マゼンタ・シアン)はディケイドの主役ライダー2人を意識した様な同配色である。両作品には「記念シリーズ作」「歴代の力をカードで使うことが出来る」という共通点もあるが『海賊戦隊ゴーカイジャー』と被ることを忌避してか、作中では「歴代の力」は強調されていなかった。(アイテムには音声が収録されている)。
- 歴代プリキュアメッセージ枠を確保する関係上、本作ではAパート終了時には本編映像右下にタイトルロゴを表示、Bパート開始時のみアイキャッチ映像を流す形式となっている。本作以降もこの形式は踏襲されている。
関連イラスト
Pixivイラストにおける、プリキュアの変身前後の姿のタグの使い分けの配慮について
近年では、変身前の姿のみが描かれたイラストに対して変身後の姿の名前のタグが付けられている事や、変身後の姿のみが描かれたイラストに対して変身前の姿の名前のタグが付けられている事が多い。
しかし、そのような行為はどちらか一方の姿のイラストのみを検索したい人にとっては検索妨害にあたるので、行うべきではない。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
キャラ別タグ
※オールスターズでの太字キャラはハチャプリチームメンバー全員との繋がりがある。
外部リンク
「プリキュアシリーズ」タグ
←ドキドキ!プリキュア | ハピネスチャージプリキュア! | →Go!プリンセスプリキュア |