CV:小林親弘
概要
気配りがかなり効く人物で、雑用も率先してこなし、人柄も穏やか。生徒全員の名前を憶えている優秀さもあるが、決してそれをひけらかすことなく一歩下がった感じを貫く。
プリキュアシリーズの生徒会長というとカリスマ性溢れて存在感が強い個性的なキャラが多いので、彼のようなどちらかというとパッと見は地味な印象で目立たない感じは逆に珍しい方だが、わりとハイスペック設定なのはシリーズの伝統どおり。女子生徒にはひそかに人気がある様子。
初めての文化祭で何をしたらいいかわからなくてネガティブモードになりかけていたひめにポスター貼りを手伝ってもらうという「仕事」を与えることで、ひめの行事への参加意欲をそがないように配慮している。また、このときにひめと一緒に行動する際、自分の行動範囲をあまり広げないひめにさりげなく校内全部を紹介してあげている。ひめは自分の身近なことをこんなに見てなかったのかと、自分の日常の「外側の世界」への興味を少し広げることになったようだ。
会長と一緒に行動したことは、文化祭を楽しみにしつつも自分が「いなくてもいい」という不安に苛まれかけていたひめにとってはかなりの救いになり、「会長が生徒会長でよかった」と謝意を述べた。
ひめがプリキュア仲間以外に感謝の言葉をかけたのはこの瞬間が初めてである。
ひめと二人で仲良くポスターを貼る姿はれいやえれなに囃し立てられるが、あいにくひめは劇場版にてロマンスが控えているため、恋バナには発展しなかった。
ナマケルダによって、テキ屋風のサイアークを誕生させらるも、イノセントフォームに覚醒したキュアプリンセスに救出され、文化祭は無事に挙行された。
会長の気配りは彼にとっては当たり前の範疇のことであったが、最初に会長がひめに手伝いを頼まなかったら、ひめが文化祭をみんなで頑張る意欲を失ってイノセントフォームに覚醒することはできなかっただろう。