ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

CV : 金尾哲夫

概要編集

ハピネスチャージプリキュア!』に登場する敵組織・幻影帝国の幹部の一人。明確な身長は不明だが、帽子を含まないと180㎝らしい。

アリのような触角の付いたシルクハットを被り、緑色のフロックコートを着てステッキを携えた紳士風の男。

一人称は「私」で、語尾に「〜ですぞ」「〜ですな」とつけ、慇懃無礼な口調で話す。

しかし、本性は幸せそうな人間が大嫌いで、暗くてジメジメしたものを好む粘着質タイプ。

また、他人が頑張ったり努力したりする姿を見るのも嫌いで、誰もが自分と同じように怠け者になるべきと事あるごとにうそぶく。


サイアークを呼び出すときの口上は「鏡に映る未来を最悪にしろ!来い来いサイアーク!」

彼が作り出したサイアークはマフラーが緑色で、世界への浸食能力は「周囲にカビを繁殖させる」というもの。


第1話以前からぴかりが丘の侵略を担当しており、キュアプリンセスキュアフォーチュンとも何度か交戦している。

ハピネスチャージプリキュアと主に戦うようになってからは彼女たちの身近で親しい人物をサイアークの素体に選ぶ傾向(いわゆる人質戦法)がある。

1、2話は相楽真央、16話では増子美代、25話では石神りん、27話では相楽誠司、32話では海藤裕哉、34話では假屋崎会長といった具合である。

そのやり方は良く言えば合理的、悪く言えば非常に陰湿で卑怯である。


名前通りの怠け者で「仕事をサボって怠けることこそ最高の贅沢」とのたまい、首領であるクイーンミラージュの命令を無視して仕事をサボる上に、連絡が取れなくなる事もザラ。

さらに第11話で、極めて強力な洗…じゃなかった癒し効果抜群であるキュアハニーごはんの歌が、その怠惰な性格ゆえに全く利かず、ハニーにとっての天敵であることが判明した。

また、同じ幹部であるファントムに関しては、「ミラージュ様のために一生懸命任務を遂行する彼と怠け者の自分とでは性格が合わない」という理由により不快感を覚えている模様。


普段は仕事に対して不真面目で無気力な怠け者だが、第12話の野球対決ではムキになって指示を送っていたり、本人曰く「おもしろくなりそう」な戦闘には真剣になる一面もある。

34話で「学園祭でヴィジュアル系バンドをやっていた」過去が明らかになったことから、元はかなり近代の人間だった可能性がある。


そして最終回において、元はごく普通のサラリーマンであったことや、本名「生瀬」であったことが判明した。しかも、定かではないがぴかりが丘在住の可能性もある。


恋への憎悪編集

過去に恋愛絡みでかなり苦労したらしく、恋愛感情を必要以上に危険視している。

このことはシリーズ前半では隠されていた側面なのだが、24話~26話の海合宿をきっかけにチーム「ハピネスチャージプリキュア」の男女間恋愛関係が加速したため、シリーズ後半でのナマケルダは恋愛への憎悪心をハピネスチャージプリキュアの4人にむき出しにするようになった。


「この世界から恋を消し去る」という強い信念により、ナマケルダは自身を「恋の狩人」とも名乗っている。

これはプレイボーイ的な意味ではなく、人々の恋心を狩りとって消し去ってしまうことを意味する。要するに「リア充爆発しろ」ということである。


他の幹部たちも「恋愛感情は人間どもを幸せにする」という理由で好んではいないのだが、ナマケルダは逆に「恋愛感情は人を不幸にする」という視点から恋愛を憎悪している。

幻影帝国は人間に不幸をもたらすのが目的なのだから、不幸になるというなら放っておけばいいだけでは? と思ってしまうが、これはナマケルダの内包する一種の狂気のようなもので、幻影帝国としての目的意識などもふっとんでしまうようだ。

ナマケルダは恋に夢中になってる人間を見ると、それをブチ壊すべく、その恋心を触媒にしてサイアークを作り出す。

サイアークは恋に浮かれる感情からも作り出すことは可能である。たとえば、ホッシーワは新婚夫婦の幸せな感情からサイアークを二回も作り出している。しかしナマケルダは恋の感情を利用するときは必ず恋の悩みや不安を触媒にする。なぜなら、ナマケルダの目的は「恋は悩みや不安しか生まない」ということを証明することだからだ。

恋の悩みや不安から生まれたサイアークが世界を壊していくのを高笑いしながら、それ見たことか、やはり恋は危険なのだ、と自分自身に言い聞かせているような様子は、普段の少しコミカルな雰囲気とはまるで別人である。


余談編集

雰囲気がどこか『プリキュア5』に登場したギリンマまたは劇場版ハートキャッチに登場したサラマンダー男爵に似ている。更に下記のおとぎ話の登場人物がモチーフなのは『スマイルプリキュア!』の悪役をも思わせる。


モデルは恐らくアリとキリギリスキリギリス


ちなみに怠け者、面倒臭がり屋という共通点を持つ悪役はベールガマオに続いて3人目。


余談だがTV版におけるシルクハット着用敵幹部キャラは「味方陣営キャラに粛清される」傾向にあったが、彼はそれを免れた。


東映のオンラインショップでは彼の柄のTシャツも売っている。


劇中の活躍編集

  • 第1話

アバンでキュアプリンセスを追いつめる形で初登場。連敗続きのプリンセスを面倒くさそうな口調で見下す。挑発的な口調よりも数倍イラッとくるあたりはさすがである。

キュアラブリー覚醒前のめぐみがプリンセスを庇って生身で戦場に出てきたときは、逃がすチャンスを与えた。ただし、それは情けではなく、それこそ「雑魚に対処するのが面倒」という理由なだけである。


  • 第2話~第6話

キュアラブリーとプリンセスのコンビに敗北するが、叱られるのが嫌だったのか幻影帝国に戻らずに第6話までぴかりヶ丘をブラブラしながら適当にサイアークを作って暴れさせていたが、ことごとくプリキュアに退治されてしまう。4話では撤退時に「わたし、まだ本気だしてませんから」と怠け者定番の捨て台詞を吐いているが、これがただの言い訳なのか本当に手を抜いていたのかは不明。


  • 第8話

幻影帝国に帰還して作戦会議に参加。ディープミラーからの報告で、世界各地の不幸のエリアがプリキュア達に徐々に奪還される中、特にぴかりが丘は連敗続きと指摘され、クイーン・ミラージュから叱責される。

さすがのナマケルダもホッシーワと共に言い訳するが、オレスキーから「所詮、怠け者と我侭娘の言い訳だ」と言われ、クイーン・ミラージュからも使えないと言われてしまった。

もっとも、その言い訳の内容が「働きすぎのせいですな。バカンスでリフレッシュすれば……。」という棚上げの極値だったので、しょうがないのだが。

ナマケルダはオレスキーがかなり苦手なタイプのようなのだが、オレスキーはこの時点から同じぴかりが丘の担当になり、傲慢振りに振り回される羽目になる。


  • 第11話

新たなプリキュア・キュアハニーと初対決。ハニーの正体である大森ゆうこの祖父母の棚田をカビだらけにし、ゆうこが愛する食べ物を侮辱する。

オレスキーとホッシーワはそれより前の話でのハニーの歌の魅了効果に負けて骨抜きにされてしまっていたが、ナマケルダは「歌を聞くのも面倒臭い」という極度の怠惰ぶりにより、歌の効果は通用しなかった(その際の、自信満々のドヤ顔になったかのようなデカい態度が印象的、そこッ‼威張る所じゃあないから…)。

しかし、キュアハニーが必殺技スパークリングバトンアタックを解禁し、やはり敗北ということに。

ナマケルダにとっては予想外だったらしく、撤退時に「面倒事が増えて退屈しませんぞ」と嬉しそうにつぶやく。一見すると怠け者らしくないように思えるが、忙しくないと怠けるという状況が発生しないという真理をついた台詞と見ることもできる。


  • 第12話

めぐみと一緒にテストで赤点をとって追試を受けることになった野球部員の山崎健太をサイアークにした。

その後、キュアラブリーと野球対決。そういえば誰かさんも野球対決したっけ…。

健太をサイアークにする時に「サイン、コサイン、タンジェント、微分、積分、…やな気分。」と、韻を踏んだダジャレと共に登場。学生時代のテスト勉強など大人になっても役に立たない」と言い切ったり、勉強が苦手なキュアラブリーに「あなたなら私の気持ちもわかるはず」と堕落した道に誘ったりと怠惰の権化らしさを見せた。

しかし、ラブリーが強い意志でナマケルダの主張を否定した為、「あなたとなら分かり合えると思っていたのに」と呟いていた。

某青キュア先輩ならあっさりとその甘言に惑わされていたかもしれないが。


サイアークを使って野球対決を始めることになったのだが、いざキュアラブリーと野球勝負に入るとメガホン片手にサイアークを応援し、監督になってブロックサインで配球を指示するなど普段の無気力ぶりが嘘のように熱が入っていた

この時は卑怯な真似をせず正々堂々と勝負しており、プリキュア側の作戦会議を認めたり、配球を読まれてホームランを打たれて落ち込むサイアークに負けを認めてプリキュアに浄化されるよう命じたりと意外に潔い一面を見せたほか、撤退の際には自らの采配ミスを認め、珍しく悔しがっていた。

ただ、最後には「私としたことが…」と恥ずかしがっていたので、どうも自分でも制御できないまま熱くなっていた様子。

余談だが、ナマケルダは思いっきり「プレイボーイ!」(正しくはプレイボール)と叫んでしまい、担当声優の金尾はそれに気づかず、気づいたときには赤面したという。


  • 第13話

キュアナイル撃破の報告をクイーン・ミラージュに報告するファントムに対し、「働き者は迷惑」と露骨に不快な顔を見せる。しかし彼の活躍を妬むオレスキーが、ぴかりヶ丘のプリキュアは自分たちの獲物と主張し、攻略に失敗すれば制裁を受ける覚悟があると勝手に約束したために、ホッシーワと共々オレスキーの後ろに隠れて知らん顔をしていた。


  • 第15話

幻影帝国に占領されているブルースカイ王国に潜入したハピネスチャージプリキュアの3人を、オレスキー、ホッシーワともに追いつめる。プリキュアの力が格段に弱まるこのエリア内で100%の勝利を確信して余裕たっぷりで過剰に手を抜きまくっていた他の二人と比較して、いつも適度に手を抜いているナマケルダだけは通常どおりの反応で、逆に彼だけが油断した様子を見せていなかった。

しかし結局、オレスキーとホッシーワの油断によってプリキュアたちには逃げられてしまい、「余裕ぶっこきすぎましたな」と皮肉を吐く。


  • 第16話

プリキュアになれず落ち込む増子美代をサイアークにする。

プリキュアの情報を知り尽くす美代を素体にしただけあってプリキュアを苦戦させ、「思わぬ逸材をサイアークにしたようですぞ」と喜ぶも、美代の意識が強く残っているサイアークはキュアハニーの新チェンジフォーム・ココナッツサンバを見ると好奇心が出てしまい攻撃を中断。サイアークともどもマンボで踊らされた末に敗北した。

「とんだ見込み違いですぞ!こうなったら…」と一瞬真剣な顔を見せるが、「場所を変えて不貞寝ですぞ!」といつも通りのセリフで退散していった。


  • 第20話

ぴかりが丘商店街をサイアークと共に襲撃するもホッシーワと鉢合わせ、縄張り争いでケンカするもキュアラブリーの登場で一時休戦。ホッシーワと共にキュアラブリーを倒すことに。

最初はラブリーに押されていたが、1vs2のハンディで巻き返しラブリーを圧倒する。分かりにくいが、ステッキの先から一発だけエネルギー弾を発射していた様子。

しかしキュアフォーチュンが加勢し2体のサイアークが倒されたことで撤収した。


  • 第25話

恋の匂いを嗅ぎつけ、単に嫌悪するオレスキーやホッシーワを差し置いて、「恋とは相当面倒なものですぞ」と珍しく積極的に出撃。

誠司に想いを寄せる石神りんをサイアーク化して戦わせるも、その最中に

「恋とは面倒くさいものなのです。苦労したのですよ、私は」「立つのですぞサイアーク!このくらい、恋の苦労に比べれば何てことないはずですぞ!」などと叫んだため、キュアプリンセスにまで「ナマケルダってさぁ、何か辛い事あったのかな?」と訝しがられる。

結局サイアークは敗北し、「後悔しますぞ、恋などしても疲れるだけです!」と、思い切り伏線を匂わせる捨てゼリフを残して撤退した。


  • 第27話

ひめが誠司に対して恋心を抱いてしまったかもしれないという騒動が起こる話。それと同時に誠司がブルーに対してめぐみのことについて突っかかるイベントが起き、多角的な恋愛模様が爆発的に進行した。

この話ではひめのその感情は仲間との関係を乱すタブーとして描かれており、さらに、ひめに限らず多くのキャラクターが恋について悩み、恋を諦める決断をする覚悟について語られる。皮肉にも「恋などしても疲れるだけ」という25話のナマケルダの言葉を想起せざるを得ない展開となった。

そして、当然ながらこの話での出撃幹部もナマケルダ。これからのめぐみとの距離感について悩む誠司をサイアークに変え、恋愛沙汰でギクシャクしかけているハピネスチャージプリキュアたちをあざ笑う。

「(恋に)悩むこと自体、無駄で面倒ですぞ!」

今週のナマケルダさん(ハピプリ第27話編)

さらに、ラブリーとプリンセスに「あなたがこの少年の恋のお相手ですかな」とからかう。

プリンセスはその煽りに冷静を保てなかったが、ラブリーは「恋とか愛とかよくわからないけど、誠司は私の大切な人」と躊躇なく言い放つ。プリンセスもその言葉に平静を取り戻し、ふたりでサイアークを浄化。

「せいぜい恋にうつつを抜かし、痛い目にあってみることですな」と捨てセリフを残し、ナマケルダは去っていく。この話では結局、ひめが誠司の恋心を錯覚だったという形で終結させてそれ以上のトラブルは起きなかったが、ナマケルダが言うような恋愛トラブルの火種はめぐみや誠司周辺にはまだくすぶってるようで…?


  • 第29話

ぴかり神社でアクシアの真の力(シャイニングメイクドレッサー)を解放する儀式を行っていたハピネスチャージプリキュアの邪魔をすることをミラージュに命じられ、オレスキー、ホッシーワとともに襲撃してきた。急な話だったらしく、サイアークは作り出さず三人とも生身で戦った。


  • 第32話

海藤裕哉がいおなに交際を前提とした告白をし、いおなが生まれて初めて異性とデートをする。二人っきりというのは気まずいので、仲間たちも一緒の集団デートだ。

しかし、そんな中学生たちの青春とは無関係に、町のどこかで今日も幻影帝国の侵略は続いていた。醜いカビの世界と化した空間でナマケルダはくつろいでいる。だが、恋の臭いを感じたナマケルダは、誰から命じられたわけでもなく、自分からそれを絶つためにプリキュアたちがデートしている動物園に向かう。

ちょうどその頃、いおなが告白の返事をする勇気が出せず、飲み物を買いに行くといって裕哉の元から離れたところだった。

「やってしまいましたな。自分の気持ちを押し付けすぎですぞ」

ひとりっきりになった裕哉のそばにナマケルダが現れる。

「人呼んで、恋の狩人ナマケルダ。少年は、恋の苦しみから解放されて、幸せになりました、とさ。」

ナマケルダは裕哉を容赦なくサイアークにし、戻ってきたいおなを攻撃させる。

ハハッ! この世界の恋をすべて消し去るのです!

仲間たちもかけつけて変身して立ち向かうが、いつもと比べて異常な強さを出すサイアーク。

ナマケルダは普段の怠惰な様子とは全く違う、憎悪と狂気を混じらせた静かな口調で手際よくサイアークに攻撃指示を出していく。周囲の世界はいつものカビの浸食に加えて、ナマケルダの心の中を表すかのように「色のない世界」に変わっていく。いつも適度に手を抜いているナマケルダだが、これが彼の「本気」の片鱗ということなのだろうか?

32話

裕哉の恋した相手であるキュアフォーチュンを地面に叩きつけ、言い放つ。

「わかりましたか? 恋などしたら最後・・・・ 振り回されるだけなのですぞ」

だがそれでも、人が人を好きになる気持ちは止められるものではないとラブリーたちは反論し、フォーチュンも恋とか好きとかはまだよくわからないが、自分を好きだと言ってくれることは素直に嬉しいことだし、そんな相手を守りたいと思う、とイノセントな思いを高め、イノセントフォームへと覚醒する。プリキュアシリーズ定番の逆転劇だが、ナマケルダはむしろ自分の言葉を受け入れずにいまだ反抗するプリキュアたちに憐れみの表情をみせ、諭すように呟く。

「あなたはまだ知らないのです。恋は憎しみや悲劇を生むということを」

結局はこの戦いではプリキュアたちの思いの強さが勝利を掴むことになった。

最後はシリアスモードからいつもの茶化した態度に戻って、「それでも私は、愛することを怠けますぞ」と彼らしい捨てセリフで去っていった。


  • 第33話

この話での出番はなかったのだが、どうも前話でのキュアフォーチュンのイノセント化の件を報告するのを怠けてたらしく、当話で出撃したオレスキーが、イノセントフォーチュンが無双する様子に完全な想定外という表情で呆然となっていた。

今週のハピプリ(第33話)


  • 第34話

プリキュアシリーズ恒例の文化祭回。

「文化祭、音楽祭、体育祭… 全部まとめて面倒くさい、こんなのやるだけ無駄ですぞ」

と韻を踏んだダジャレで登場。もしかしたら前日からそこにいたかもしれない。久々に恋愛絡み以外のメイン出撃とあってマイペースぶりが取り戻されていて、やる気のなさにみなぎっていた。

「学生は勉強するのが本分。ま、その勉強すらしないのも、わたくし的にはモアベターな生き方ではありますがな」


ひめにとっては初めての文化祭。身近な仲間たちだけでなく学校のみんなと協力したことはひめにとって大きな刺激となった。その大切な空間を守るため、仲間が集まる前からキュアプリンセスに変身して一人で踏ん張ってサイアークと戦う。

「ほう、出会った頃は負けては逃げてばかりのプリキュアでしたのに、一人でも立ち向かうとはずいぶん変わりましたねぇ…」

珍しく純粋に楽しそうな顔で感心するナマケルダ。一話冒頭で逃げてばかりのプリンセスにつまらなそうな反応をしていたナマケルダの姿との対比は、ひめの成長の軌跡でもある。


今回のサイアーク自体は32話のような異常な強さがあるわけでなく通常通りだったのだが、学内にカビを繁殖させたうえに文化祭のために学園生徒全員が頑張って手作りした設備類を破壊しようとした。それは今のプリンセスにとって自分が傷つくこと以上の恐怖と悔しさであり、もはやかつてのように逃げるなどという選択肢はあり得ない。「自分だけでなく、みんなの想いも大切にしたい」というイノセントな気持ちが高まったプリンセスはイノセントフォームへと覚醒した。

こうなると通常のサイアークで勝てるわけもなく、あっさりと浄化にまでもっていかれた。

だがナマケルダもイノセントフォーム二回目なので想定内というかもう諦めてた感じで悔しさもみせず、面倒くさそうに去っていく。

去り際に、「そういえば文化祭でビジュアル系バンドなんぞやりましたな。いま思えば若気の至り…」と語っていたが、クイーンミラージュと違って実は現代人なのだろうか?

それとも、ただの中の人ネタだったりするのか…?

ナマさん


  • 第40話

遂にミラージュの堪忍袋の緒が切れ、オレスキー、ホッシーワと共に最後通告を突きつけられる。

いつもクールでアンニュイな彼にしては珍しく焦りの表情を見せながら、「怠ける、怠けない…」と花占いをしており、怠けない事を選択肢に入れざるを得ないほど精神的に追い込まれていた。

三人がかりでサイアークを大量発生させ、プリキュア打倒を狙うが、成長して強くなっていた彼女らの敵ではなく、ナマケルダ達の方が危うく浄化されかかり、結局敗走する羽目になった。


  • 第42話

幻影帝国に乗り込んだプリキュア達をオレスキー、ホッシーワと共に迎撃。

城の外壁にカビを繁殖させて、キュアプリンセスとの一騎打ちになる。

まずは挨拶代わりにステッキでプリンセスのおしりを一撃。彼女のおしりが真っ二つに割れた!(嘘)

プリンセスのケツが二つに割れた!

そしてシルクハットを脱ぎ、遂に本気モードに。プリンセスの必死の攻撃も「ああ、面倒臭い面倒臭い」と軽くかわして嘲笑う。さらに「人間とは妬み・やっかみ・憎しみばかりの面倒臭い生き物、一人で怠けている方が楽」とうそぶくも、仲間達との出会いで強くなったプリンセスは、「友達のおかげで面倒臭いことよりも幸せが一杯増えた」と反撃、イノセントフォームにチェンジしてパンチ一発でナマケルダを吹っ飛ばす。第1話の頃とは別人のように成長したその強さを「全く大したものですぞ」と認めざるを得ず、プリンセスウィンディーウィンクで浄化された。

他人と向き合う事のできなかった自分を省みながら消えゆく彼に、プリンセスは「いつか信じ合える人に出会えるよ」と声をかける。ナマケルダも「それはまた面倒ですな…」とつぶやきながら消滅するが、言葉とは裏腹に、その顔にはとてもうれしそうな笑みが浮かんでいた。


  • 第49話(最終話)

サラリーマンの生瀬に戻ることができたナマケルダは「会社勤めは面倒ですな」と言いながら出勤。その途中増子美代にインタビューされた。そこで恋愛がこじれて世の中が嫌になり、そこをレッドに付け込まれたことが発覚した。

だが、それ以上はノーコメントと言って美代から逃げ出した。


ちなみにこのシーンは、ほかの幹部二人が夏仕様の衣裳で登場した24,25話すらもコートだった彼の唯一の違う衣裳での登場。


関連タグ編集

ハピネスチャージプリキュア! 幻影帝国

クイーン・ミラージュ ディープミラー ホッシーワ オレスキー

プリキュアの敵一覧


バッティ:細身の体格、紳士的な言葉遣いだが本性は残忍と言う共通点がある。


エボルト:中の人&ニチアサ繋がり。

ヴィム・ジェターク:中の人&日曜放送繋がり。


プリキュア歴代第1話で主役キュア前に出撃の敵幹部と怪物編集

イーラマーモジコチューナマケルダサイアーククローズゼツボーグ

関連記事

親記事

幻影帝国 げんえいていこく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1944932

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました