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「デスパライアさまも驚かれていました。プリキュアを倒すためにこんなにもたくさんの経費をお使いになるとは...」

CV:優希比呂


概要編集

Yes!プリキュア5』の敵組織・ナイトメアの実質的なナンバー2で、デスパライアの側近を務める。

普段は青い背広姿の会社役員らしい恰好をした壮年風の男性の姿をしている。


にこやかな笑顔が特徴の人物だが、性格や口調は礼節ながら慇懃無礼であり、部下のブンビーには特に態度が厳しい。

ただ、ハデーニャだけは苦手で、一度彼女の投げキッスを顔面に受けた(その際、マスクに投げキッスの痕が残った)。


デスパライアへの忠誠心は非常に厚いが、彼女の悲願である不老不死の実現に必要な「ドリームコレット」を入手するためなら手段を選ばず、部下や同僚すら平気で捨て駒にしたり、自分の意に従わない者に対して秘密裏に消す等、自分以外の者を出世の為の道具にしか思えず、自分一人だけで十分だと傲慢な性格でもある。

その反面、アラクネアの意見を取り入れるなど、柔軟な一面を見せた。


失敗を重ねたメンバーに最後通告として渡す「黒い紙」は仮面(コワイナーの仮面を黒くした感じ)に変化し、この仮面をかぶった者は強大な力を得る代わりに自我を失って暴走し、二度と元には戻れなくなる。


戦闘能力編集

戦闘能力は非常に高く、ナイトメア本部で彼が戦おうとした際、ブンビーに「本気を出したら本部が壊れる」と止められるほど。


カワリーノさん

戦闘時は異形の魔人(カメレオンがモチーフと思われる)の姿となるほか、この姿にならずとも黒い仮面で暴走したギリンマを抑え込むことが出来る。


その力は規格外という言葉が陳腐に思えてしまうほど。伸縮自在な2本の尻尾を縦横無尽に振るうことでプリキュア5を吹き飛ばすだけでなく、高速で回転させることでドリームトーチシンフォニーセットによる攻撃を無力化した上で纏わせて攻撃、ミントシールドに至っては展開されている状態から奪い取るような形で無力化する等、初戦でプリキュア5を圧倒していた。

他にも掌から、一発でプリキュアに致命傷を与えられる絶望のエネルギー弾を放つことも可能。


知略にも長け、あらゆる姿に変身する能力を持っており、傷ついたピンキーに化けてナッツを騙し、パルミエ王国の門を開けさせることでナイトメアの軍勢を招き入れ、王国を崩壊へと導いた張本人。

そして終盤でもココになりすましてミルクからドリームコレットを奪い取った。


決戦編集

「もういい... お前らの夢など希望など、なにもかも、すべて消し去ってやるッ!!」


自身の圧倒的な力を見せつけ、ついにはプリキュアに最終通告の紙(絶望の闇)に突き落とすが、ルージュが落としたブレスレットを基に全員が夢を語ったことで絶望を跳ね除けられてしまう。

その後も彼女たちを叩きのめした上で絶望の闇を個人にそれぞれ放つも、それすらも跳ね除けられる。

その様を見て酷く狼狽えるも、ナイトメア社員に関わる衝撃の事実を暴露することで今度こそプリキュアと妖精たちを絶望に染め上げようとする。

しかしそれを聞いたココナッツが逆に希望を抱いた結果、自身が堕としたミルク絶望の仮面が割れてしまう。

それによりデスパライアの信用を失ってしまい激昂。大量の絶望の闇を取り込むことで巨大強化し全力で潰そうとするも、ミルクの説得・シンフォニーセットによる怒涛の連撃を受けたことで社員たちの絶望の仮面も割れてしまう。

そして妖精たちが放った希望の光を受け、強化されたプリキュア5の『プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン』を食らい敗北。主に救いの眼差しを向けるも無視され、光の中へと消滅した。


…かと思われたが最終回にて生存しており、デスパライアに手を差し伸べるのぞみに襲いかかる。だが敬愛するデスパライアに吹き飛ばされてしまい驚愕。

目的の為にブンビーやブラッディをも葬り、何回もプリキュアを絶望の底に叩き落としてきたが、最終決戦時にデスパライアがプリキュア5の説得に応じようとした事、デスパライアがドリームコレットの力で若さを手に入れても心が満たされなかった事、それにより今までの自分の行いが無意味に感じた事により絶望してしまう。


ブラッディ「カワリーノ……!」

「お前は……ブラッディ!!!!」

「デスパライア様ぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」


そのカワリーノの影響で出現した「絶望の闇」の中から以前叩き落としたブラッディが出現、彼に絶望の闇に引きずり込まれて消え去るという、まさに因果応報な最期を遂げてしまう。


余談編集

傷ついたピンキーに化けてナッツを騙し、パルミエ王国の門を開けさせることでナイトメアの軍勢を招き入れ、王国を崩壊させた功績により、デスパライアの側近にまで出世した彼であったが、彼女の悲願である不老不死の実現に必要なドリームコレットを手に入れるため、仲間や同僚を道具のように扱い、従業員を徹底的に管理する「目的至上主義」に傾倒した事で、全体の事は何一つ考えず、自分の目的だけを優先して、ナイトメアの結束力を失う事になった。

さらに、ブンビーの部署からカワリーノの部署に変わり、ドリームコレット奪取の任務の権限が移ると次第に部下や同僚、上司ですら道具のように扱い、最後の手段である最後通告である黒いコワイナーの仮面を支給、時には無理やり被せるなど、平気で切り捨てるようになり、それが後にナイトメアを崩壊に繋がる直接の要因にもなった。


続編の『Yes!プリキュア5GoGo!』には登場しないが、最終回にて彼と瓜二つの人物がブンビーの会社に入社している。ちなみに声優も同じである。


演者について編集

優希比呂氏はカワリーノがプリキュアシリーズ初出演。


関連イラスト編集

カワリーノさんかわかわ


関連タグ編集

プリキュア5 ナイトメア(プリキュア) プリキュアの敵一覧


関連キャラ編集

デスパライア:上司

ブンビー:同僚


  • アナコンディ:次回作の同ポジションの悪役。組織のボスに対して深い忠誠心を持つ点、離反した部下を消そうとした点も共通している。ただし、こちらの場合は暴走するボスを止めようとして逆に消されたためカワリーノと違っていくらか同情の余地はある。
  • ジョーカー(プリキュア):所属している組織の幹部を駒扱いし、プリキュアのみならず視聴者にもトラウマを与えた上級幹部繋がり。但しジョーカーの場合は最期もトラウマものだった。

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