概要
秘密や機密が漏れることを防ぐための手を打つこと、または単に相手に何かを言わせないことでもある。
理由
自身や組織の存在や悪事・実態が露呈する、捕まることや報道によって、地位・権威・発言力・自由を危うくしたり、財産の没収や国民・部下の反逆といったリスクを防ぐといった利己的なものが描かれやすい。
犯行を容易に揉み消せるよう警察や司法と繋がっているといった設定も。
口封じはフィクションだけではなく、現実においても… おや、誰か来たようだ。
方法
- 口裏を合わせる。
- 賄賂やプレゼントを渡したりして相手に利益を与えて強引に秘密を洩らさせなくする。
- 上とは逆に、脅したり人質を取ったりして相手に損害を与えて強引に秘密を洩らさせなくする。
- 物理的な猿轡、麻酔、当身などで発言能力を奪う。または純粋に警告で黙らせる→言わせねぇよ!。ラブコメ作品などではキスで発言を防ぐ事も…。
- 変わり種では、沈黙系の魔法や呪文・催眠によって、秘密を話そうとした時点で口がもつれたり呼吸困難など死に繋がるもの、言おうにも自動で別の言葉に置き換えられてしまうものもある。
- 死人に口なしと言わんばかりに殺す。
- たとえ口をきけなくなっても、相手が生きていれば筆談、メール、身振り手振りなどあらゆる手段で特定の人物に不都合な秘密や情報を伝達することは可能であるため、情報の伝達や漏洩を防ぐために殺されることが多い。
- 不都合な秘密や情報を持つ者は、自分の身に万一の事があった場合の対策を立てておく事も常套手段であり、どこかに重要な情報を隠しておき、もし自分が暗殺等されても秘密の情報を信頼できる人物(主人公など)に残せるようにしておく事も多い。結果的に家族ごと殺されることも。
- ひどい場合、目撃者や居合わせた警察官どころか、自身の計画達成のために雇った殺し屋や運び屋、証拠隠滅要因の下っ端やチンピラといった味方側や、極秘施設の設計者までも殺害し、完全に秘密を自身のものとする場合もある。
などが挙げられる。
フィクション作品…それもミステリーや時代劇やスパイものになると、大抵の場合「口封じ」というとだいたい5番目のやつだったりする。不慮の事故に見せかける場合もあるが死体ごと処理して行方不明とする場合も。もはや口封じを行う側に反省や更生なんて言葉は微塵もない。
ただ、イラストとしては4番目も結構多い。
ただし最強主人公クラスの登場人物相手に口封じを試みた場合、口封じ側が逆に殺されることも。(ゴルゴ13など)
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