概要
著:竜ノ湖太郎、イラスト:天之有によるライトノベル。
2011年から刊行されている。
略称は「問題児シリーズ」。
コミカライズは、本編はコンプエースで、スピンオフはエイジプレミアムで連載された。
原作本編のコミカライズ、全4巻。完結。
2015年4月に一度は完結したが、同年7月からは第2部に入り、イラストをももこに変更、タイトルも『ラストエンブリオ』と変えて2020年年末現在刊行中。
第1部は全11+1巻、第2部『ラストエンブリオ』は現時点で8巻。
あらすじ
自分たちの能力をもてあましていた三人――逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の問題児たちのもとに1通の封筒が届く。手紙の文面に目を通したのと同時に、3人は見たこともない風景が広がる異世界――さまざまな種族や修羅神仏の集まる箱庭の世界へとやってきていた。
箱庭の世界を舞台に、異世界からやってきた問題児たちが様々な修羅神仏や悪魔に立ち向かう物語。
主な登場人物
コミュニティ“ノーネーム”
逆廻十六夜(CV:浅沼晋太郎) | 黒ウサギ(CV:野水伊織) |
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問題児の一人。自称快楽主義者で、代り映えのない日常にうんざりしていた。一見、粗野にして乱暴に見えるが、実際は明晰な頭脳の持ち主。常人どころか常識離れした恩恵を有する。ギフトネームは“正体不明(コード・アンノウン)”。 | 箱庭の世界に問題児達3人を呼び寄せた人物。感情を素直に出し、表情がコロコロ変わるのが魅力だが、そのため周りから弄られがち。『箱庭の貴族』と呼ばれ、『審判権限(ジャッジマスター)』という特権のほか、雷神の眷属としての強大なギフトを多々有する超絶愛玩生物。 |
久遠飛鳥(CV:ブリドカットセーラ恵美) | 春日部耀(CV:中島愛) |
問題児の一人。日本でも五指に入る財閥・久遠家の令嬢。将来の幸福はほぼ約束されていが、自身の能力により、あらゆることが思い通りになる人間関係や日々の生活に嫌気がさしていた。気品高く、物腰は優雅だが、明確な悪には毅然とした態度で応じる。ギフトネームは“威光(いこう)”。 | 問題児の一人。物心がつく前に一緒に生きてきた三毛猫やさまざまな生き物と心を通わせる。反面、やや人見知りな性格もあって、人間の友達は少ない。箱庭にはあらゆる種族の友達を増やすべくやってきた。ギフトネームは“生命の目録(ゲノム・ツリー)”。 |
ジン・ラッセル(CV:五十嵐裕美) |
コミュニティ「ノーネーム」で、若干11才にしてリーダーを務める少年。没落したコミュニティを再建するため、黒ウサギと共に3人を箱庭世界に呼び出す。年齢のわりには思慮深いが、やや引っ込み思案なところがある。右の一番端に居る緑髪の子。 |
レティシア=ドラクレア |
一見美少女の吸血鬼。元々は魔王のひとりだった。リボンを取ると、大人の女性に変身する。「ノーネーム」の一員だったが、魔王に囚われ、「ペルセウス」に売られ仮初めの自由を得た。白夜叉により盗み出され、問題児たちを試すが、盗品を追跡してきた「ペルセウス」に石にされてしまった。問題児達3人の尽力で「ノーネーム」に復帰したものの、その代償として、「ノーネーム」のメイドにされてしまった。普段は穏やかだが、キレるとそれはそれは恐ろしい事態に陥る。 |
コミュニティ“ウィル・オ・ウィスプ”
コミュニティ“ペルセウス”
コミュニティ“サウザンドアイズ”
コミュニティ“サラマンドラ”
“龍角を持つ鷲獅子”連盟
七大妖王
コミュニティ“フォレス・ガロ”
コミュニティ“ラッテンフェンガー”
コミュニティ“アンダーウッド”
“ウロボロス”連盟
コミュニティ“グリムグリモワール・ハーメルン”
カナリアファミリーホーム
その他
アニメ
2013年1月から3月にかけてTOKYOMX、テレ玉、千葉テレビ、tvk、三重テレビ、岐阜放送、サンテレビ、AT-Xに加えてTwellVほかにて放送された。
制作はディオメディア。
主題歌
オープニングテーマ
「Black ✝ White」
歌 - 野水いおり
エンディングテーマ
「To Be Continued?」
歌 - 佐土原かおり