キュアピース
きゅあぴーす
『スマイルプリキュア』に登場する3人目のプリキュア。3話より登場。
黄瀬やよいが変身する雷の力を持つプリキュア。
変身に使うデコルはリボンの形に星の形をくっつけたもの。
イメージカラーは黄色。(→黄キュア)プリキュアオールスターズでは通算26人目のプリキュアとなる。
名前のピースは「Vサイン」と「平和」のダブルミーニングである事が語られている。
上記の通り名乗りのセリフが特殊で、はじける先輩を彷彿とさせるような浮きっぷりで、変身バンクがまさかのグー・チョキ・パーの三種類で、週替わりで使われるというこだわりっぷり。『どうせ毎週チョキを出すんだろ』と甘く見ていた視聴者(とアカオーニ)を驚かせた。
本人曰く、これはぴかりんじゃんけんと呼ぶらしく、「私に勝ったら今日一日スーパーラッキー」とのこと。これを受け第4話でサニーにツッコまれたのに対して「じゃんけんだって可愛いもん」と自分で言い切った。尚、彼女メインの回では必ずチョキを出す。
ちなみに11月11日放送の38話での変身バンクのじゃんけんでは子供化した彼女自身が考えた「必殺ジャンケン グッチョッパー」という禁じ手を使ったことによって視聴者を驚かせた。
彼女はこれまでのプリキュアと比べるとかなり特殊で、基本的にみんなと一緒に一撃を入れては退くというヒット&アウェイ方式を取り、プリキュアによくある乱打戦(近接戦における敵とのパンチやキックの応酬)をほとんど行っていない。
もともと気弱で争いに向かない性格であるためかみんなの後追いになることも多く、また、そもそもまともに戦えなかったことすらある。
(スマプリはその方針からコミカルな戦闘も多く、まともに戦っている回が半分くらいしかないのも原因かも)
属性の使い方は街灯に電気を通して相手を攻撃したり、観覧車のアカンベェに必殺技を撃ってショートさせたりなど、電気の特性を使った戦い方もしている。(水中で使って仲間たちを巻き添えにしてしまったこともあるが・・・)
また、飛んでくる攻撃を雷撃で撃墜したり、相手の腕を狙い痺れさせるといったこともしていたりする。
そんな彼女だが第23話での幹部との一騎討ち(対アカオーニ戦)においてはその持ち前の根性を発揮し奮戦。自信に雷を纏わせ瞬速でアカオーニの腹に肘鉄を食らわせダウンを奪い、必殺技の追い打ちで倒すという勇姿を見せた。
さらに、第41話では覚醒を果たし、輝かしい雷光を身に纏うと貴重な乱打戦を行い、アカオーニが進化したハイパーアカンベェを一騎討ちで圧倒した
(ちなみにその姿はまるでスーパーサイヤ人のようであったと評判である)。
必殺技「プリキュア・ピースサンダー」
右手のピースサインを天に掲げ自身に雷を落としチャージ。
その後クルクル回ったあと両手のピースサイン(ダブルピース)を前に突き出し雷撃を放つ。
雷を落とす際に(自分の技なのに)びっくりし、技を放つときには涙目になっているという前代未聞な姿である。
しかし第19話ではこれを耐え抜き、凛々しい顔立ちで必殺技を放つという姿を見せ、視聴者を感動させた(次に撃つときには元に戻っていたが・・・)。
さらに、第41話での覚醒で大きくパワーアップし、凄まじい雷を自らに落としてチャージ、まさに雷光の嵐と成して放つ「プリキュア・ピースサンダー・ハリケーン」を披露して見せた。
しかもその際は19話よりさらに成長し、雷を受けても平然としていた。
ちなみに必殺技はスマイルパクトに気合いを込めて使う。相当なエネルギーを消費し、初期は使うと疲労し、もう一度使うことはできなかった。
しかし劇場版NSや12話などではノンチャージで撃っており、さらに29話において2回使うことができるようになっていることからも、成長がうかがえる(これらは全員共通で言えることではあるが)。
NS2ではピースサンダーを序盤と終盤の2回撃っており、一回目は涙目になったが二回目は後輩にかっこいいところを見せようとがんばって耐え切った。序盤にはなった際には影によって木に誘爆させられて回避された。
第23話より登場するパワーアップフォーム。名前の通りにコスチュームがお姫様のようなドレスをイメージしたボリュームあるものに変化する。
髪型が大きく変化し、天使の輪のような光輪が頭上をとりまくのが最大の特徴。
第47話より登場する最終パワーアップフォーム。
プリンセスピースの光輪が足回りにも追加され、背中に羽を生やしたようなフォーム。
彼女は本作において特に成長めざましいプリキュアと言えるだろう。
最初の変身ではただ逃げ惑い、さらに石につまづいて転んだ上に泣き出すというなんとも情けない姿をさらしてしまうが、徐々に戦いに慣れてくると敵のミサイルを手刀で捌いたり(11話)、敵の策を破る案を出したり(20話)と凛々しい姿を見せてくれるようになる。さらに上記でも記した通り第19話では一時的とはいえ雷に耐えて見せた。
第22話ではジョーカーに負けた際に女児向けアニメとは思えないような絶望顔を見せるが、その後決意を新たに戦いに赴き、第23話でアカオーニと戦いピンチに陥りながらもみんなと共に居たいという思いから奮起、自らを「泣き虫だけど根性はある」と評しついにアカオーニを撃破。
そして第41話において戦いの最中自分を見つめ直し、“諦めない心”で覚醒した彼女は誰にも頼らずアカオーニを圧倒し、余裕を持ってみんなとともに浄化し勝利を収めた。
そこにはもう、最初の情けないピースの姿はなかった。
ちなみに彼女はこれまで度々「スーパーヒーロー」に対する憧れを見せ、自らをスーパーヒーローと称していたが、第41話で初めて「スーパーヒロイン」という言葉を口にする。
彼女の言うスーパーヒロインとは幼い頃に憧れの存在として自分で創作した「ミラクルピース」のことであるが、彼女にとってスーパーヒロインとは特別な意味を持つ言葉なのだろうか。
第41話においてついに彼女は憧れのスーパーヒロインになれたのかもしれない。
番組最後に行われるじゃんけん
- ピースの変身バンクはグー・チョキ・パーの3種あることは概要で記した通りであるが、このことを受け一部ファンの間では同じ日曜アニメでじゃんけんをしているサザエさんとのじゃんけん対決、「キュアピースVSサザエさん 日曜じゃんけん対決」の構造が出来上がっている。これが話題を呼び、ねとらぼの記事として取り上げられたこともあった。尚、戦績は10勝9敗16引き分けでピースが勝ち越した。ちなみに都合により15回不成立となっている。
趣味・趣向
- 趣味が「漫画を描くこと」であったため薄い本のネタには事欠かなくなってしまった。→黄瀬やおい
- 第5話で、バッドエナジーから解放された青木れいかにたずねられた時は、「通りすがりのスーパーヒーローです」と、あの破壊者キャラを思わせるような台詞を言った。
必殺技
- 一部の人は「プリキュア・ピースサンダー・ハリケーン」と言うとき、最後に「ショータイム」と思わず付けたくなる。
しょうがないね、その頃大会で見ない日はなかったし…
それどころか、使われた日が同じだし…
雷属性のプリキュアでありかつ「ピカピカ」つながりであることから、他作品の某電気ネズミとのコラボが多数見られる。
ただ、当の中の人は味方の妖精だったりする。それゆえに、こんなネタもある。
また、進化前絡みのイラストも投稿されている。
さらには、その派生作品の黄色さんにピースのコスプレさせたイラストも登場している。
中の人がイカ娘の声優でもあり、発表後早速イカ娘と絡めたネタが登場する。→イカイカいかりんじゃんけんポン
『プリキュアも侵略されてしまうでゲソ………?』などと思っていたら作者自身がイラストを描いてしまった。
補足
キュアピースは電気系のプリキュアであり、5代目の黄キュアであるが、初代黄キュアの中の人は2012年に、ほぼ近い時間帯に放送されるアニメの電気の念の使い手を演じており、ピースが第23話で使った攻撃が、そのキャラの技のひとつである「神速(カンムル)」とそっくりであった。
(これは先輩後輩繋がりで、さらにメジャーな作品であったためよく言われるネタだが、この技自体は他作品でも割とよく見られるものである。)
ちなみにこの2人はPSP用ソフト「フォトカノ」で声を当てており、同作品のラジオ番組「茉莉也と寿子のフォトカノ撮れたてポートレート」で一緒にパーソナリティをやっていたりする。
pixiv及び周囲の反応
事前に公開された情報により放送開始前から爆発的な人気を博し、非常に多くのイラストが投稿された。
放送開始後も順調に数を伸ばし続け、現在のプリキュア単体キャラの中で変身前後共にトップである。
また、スマプリ関連の記事でもウルフルン、なおを抑えて長らくトップだった。(2012年12月現在ではウルフルンが1位)
さらにその人気は日本のみならず海外にも及んでおり、海外版2ちゃんねること『4chan』では「Very cuuuuuuuuuuuuuuuute!!」「Pika pika, pikarin~!」「Sunny is cute, but ins't more cute than glorious Peace.」などといった書き込みが投稿されている。→新作プリキュアの『黄色』が海外でも爆発的人気
しかしながらその設定や見た目などは人によっては媚びていると捉えられることもあり、あざといという声も多数挙がることとなった。
このあざといは現在は主に褒め言葉(かわいいという意味)としてネタ的に使われることが多いが、ファンの中にはこの言葉を嫌う者も少なからずいるので使用の際は十分注意すべきであろう。
また、当然ながらキュアピース(黄瀬やよい)自身があざといのではなく、彼女に詰め込まれた設定があざといという意味から生まれたので誤解しないように。(それをネタにしたものもあるが・・・→黒瀬やよい)
(ちなみにこのあざといという評は過去の黄キュアにも使われるもので、前作のキュアミューズから特に使われるようになり、今回のピースでさらにその声が高まった。)
気を付けてほしいのは当然ながら彼女がいくら大きいお友達に大人気だからといって、他のメンバーが空気になってしまったわけではないということである。
また、プリキュアシリーズは大きいお友達より小さいお友達(幼稚園〜小学生の女児)向けの作品でもあるので、大きいお友達はその辺りを十分考慮して頂きたい。
彼女のイラスト制作上の注意
変身後のキュアピースを使ってある行為をしてるイラストを公式の監督がなるべく自重するように訴えている。
そういうイラスト作品を見た「小さなお友達」が本当にテレビで放送されたシーンだと勘違いして、保護者から抗議があると番組自体にも影響があるという話があり(最悪打ち切りもあり得る)、イラストなど作成する場合はこのことに配慮してほしい。
プリキュアに変身した後の姿しか描かれていないイラストに対して、変身前の姿である『黄瀬やよい』等のタグを付ける行為は、変身前の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアピース』のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
コメント
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