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正式タイトルは『映画プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち』

2012年3月17日全国東映系にて公開。

公開時のキャッチコピーは「女の子は誰でもプリキュアになれる」

概要

前年公開の映画「プリキュアオールスターズDX3」にて、映画「プリキュアオールスターズ」はひと区切り、DX三部作として完結の旨アナウンスされたが、今作より「New Stage」として「オールスターズ」シリーズは新たな展開を見せることとなる。

史上初となる味方側の映画オリジナルプリキュアが登場した。

(敵側の映画オリジナルプリキュアについては劇場版「Yes!プリキュア5」の記事参照。)

DX1での敵キャラであるフュージョンとプリキュア達の戦いの後の物語ということで「DX1」の後日談的な内容である。(ただし、その戦いにハートキャッチプリキュアとスイートプリキュアが参加している等の差異があるため厳密な意味での続編ではない)

舞台はDX1と同じく横浜みなとみらい

企画はプリキュアシリーズの2代目プロデューサーである梅澤淳稔、監督は劇場版「MH」「MH2」「S☆S」「フレッシュ」の監督であり、「フレッシュプリキュア!」のシリーズディレクターである志水淳児が務め、また脚本は「S☆S」「5」でシリーズ構成を務めた成田良美が担当、DX三部作からメインスタッフが一新された。

また作画監督は、DX三部作と同じく青山充が務めた。

賛否両論の評価

前作「DX3」までは全プリキュア・妖精にセリフがあったが、本作では「無印/MaxHeart」「S☆S」「5/5GoGo!」の初期3シリーズのプリキュアは、声優による台詞はなく、ココやナッツなど変身に関係ない妖精にも出番がなかった。中の人大量リストラである。

無論、これは30人近いプリキュア全てに公平な出番を作れないためのやむを得ない判断であった。

NewStageシリーズでは、その後3作かけて全てのプリキュアに声付きの機会を与える方針をとり、NewStage3で(本編に合流していないプリキュアを除き)全てのプリキュアが最低1回は声付きで登場した。

本作オリジナルプリキュアであるキュアエコーは本編に一切登場しないが、NewStage2では変身前の姿がモブとして登場し、NewStage3では再び重要な役割を演じており、NewStage3の2年後に公開されたプリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!にも登場している。この他、プリキュアオールスターズFでは変身後の姿がモブとして登場している。

全プリキュアの声付き出演を望むファンからは不評を買った本作だが、DXシリーズと異なり力なき一般人を守る存在としてのプリキュアに焦点を当てたストーリーは評価が高い。

ちなみに、当時放送中だったスマイルプリキュアには追加戦士が存在しない為、各プリキュア作品の登場プリキュア全員が揃ったのは何気に今作が初である

ストーリー

横浜の学校に転校したばかりの坂上あゆみはプリキュアに憧れるちょっとシャイな中学生。学校では怪物から横浜を守った「伝説の戦士プリキュア」の話題で持ちきりだった。あゆみもその話題に入ろうとするもシャイな性格が災いしてきっかけがつかめないでいた。

学校の帰り道、あゆみは謎の生き物に出会い、「フーちゃん」と名づけた。

その頃、プリキュアによって倒されたはずの「フュージョン」が妖精たちの前に現れたのだった。

登場するプリキュア

「プリキュアってこんなにいたのぉ〜!?」by キュアサニー

「無印/MaxHeart」〜「スマイル」までの計28人。

それに本作限定のキュアエコーを加え、29人のプリキュアが登場する。

うち、声付きは初期3チームを除く18人。ちなみに小説版ではキュアブラックのみ一言だけ台詞がある。

プリキュアの変身・登場順

アバンタイトル〜オープニングで「無印/MaxHeart」〜「スイート」のvsフュージョン。

本編に入ってからは…

1.「スイート」全員〜2.「スマイル」のキュアハッピー〜3.「スマイル」全員〜4.「スイート」全員〜5.「ハートキャッチ」全員〜6.「フレッシュ」全員〜7.「無印/MH」全員〜8.「S☆S」全員〜9.「5/5GoGo!」全員〜10.坂上あゆみキュアエコーに変身。

1~3、5、6、10は変身シーンが付いた。

劇場版オリジナルキャラクター

伝説の戦士「プリキュア」にあこがれる転校生。シャイな性格で、クラスメイトに話しかける勇気がなく、いつもひとりぼっち。

あゆみが学校帰りに出会った謎の生き物。口癖は「フー

プリキュアが倒したはずのフュージョンのかけら。

あゆみと出会い、彼女のためにすべてを「リセット」しようと巨大化。

再び横浜みなとみらいを闇で覆う。

入場者プレゼント

いずれもチケットを購入した中学生以下の入場者対象。今作のプレゼントにはデータカードダスは付いてない。

ミラクルデコルライト

劇中、プリキュアに道を示す為に使われる。

特製サンバイザー

主題歌

オープニングテーマ『プリキュア~永遠のともだち~

歌:工藤真由

工藤真由は今作で「スイートプリキュア♪」の妖精フェアリートーン役で声優としても出演している。

エンディングテーマ『イェイ!イェイ!イェイ!

歌:吉田仁美

スマイルプリキュア!」の前期EDと同一曲。(ただし、演奏時間はTVサイズの1:30じゃなくて2:05である)映画エンディングでは今作に出演した28人のプリキュアが3DCGによるダンスを披露するという超豪華版になっている。

備考・その他

最速上映

当日(2012年3月17日)の午前0時に、Tジョイ大泉京都博多で最速上映された。

前日の23時に、デコルライトSpecialと映画パンフレットを最速発売した。

ソフト化

DVD/ブルーレイは2012年7月18日にリリース。

それぞれ特典・特典映像付きの『特装版』がある。

地上波放送

2013年8月25日、テレビ朝日系列で朝7時30分から(いわゆる「スーパーヒーロータイム」枠)放送された。プリキュア映画作品が地上波で全国放送されるのは、本作が初となった。

ノーカット版ではなく、キュアピーチキュアマリンのやり取り等、一部カットされての放送、しかもそのカットされた部分が番組プレゼントクイズの問題になるという…。

また当日の「ドキドキ!プリキュア」の放送はお休みとなったが、10月26日公開予定の「映画 ドキドキ!プリキュア! マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス」の予告カットがCM明けにインサートされた。

しかしこの特別編成は(後述の臨時編成を除き)これ一度きりとなってしまったため、その後の映画の地上波全国ネットでの放送は、9年後に『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』が放送されるまで中断となる(ただし件の放送は正規の放送ではなく、とあるアクシデントによる穴埋めのための特別編成としてである)。

偽情報

キュアユニオン…キュアエコーの偽名。偽ネタバレの元凶。

/(偽情報での星空いくえ)

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