曖昧さ回避
- ハピネスチャージプリキュア!におけるキュアラブリーの技。本記事で説明する。
- アイドルマスターシンデレラガールズにおいて如月千早が用いたアピール。→ツインテ千早を参照。
概要
「ハピネスチャージプリキュア!」第5話にてキュアラブリーが繰り出した荒技。
彼女が「ラブリービーム!」と叫びつつ、目の周りを指で囲むと、なんと目からビームが発射されたのである。それも、「キラッ☆」どころではない勢いの。
確かプリキュアは変身ヒロインであって、改造人間ではないのだが…。
手や武器からビームを発射した先輩はたくさんいるが、目から発射したのはプリキュア史上初の怪挙である。
第3、4話での、戦闘員チョイアークを鷲掴みにして鈍器のように振り回すバイオレンス振りで「キュ荒ブリー」の異名を付けられていた彼女は、また新たな伝説の1ページを開いたのであった。
ちなみに第14話ではヒーロー気取りの男の子卓真に「私だっていざとなったら目からビーム出せる」と小学生男子と同レベルで張り合っていた。わりと気に入ってるらしい。
第19話では左目だけから発射していた。さすがラブプリブレス、自分の考えがダイレクトに技に反映される機構らしい。
この技の発動キーとなったアイテム「ラブプリブレス」は、予め用意されている技を使うのみならず、自分が考えた技をセットしておけるという機能もあるようで、ラブリービームを超える荒技が出る可能性が高い。
過去には固有結界を展開したり、大怪獣を召喚したり、果ては合体して超巨大化する等の荒技を繰り出した先輩達も存在したが、これらは全て終盤での出来事。話数がまだ二桁に満たない序盤にして、それらを上回るインパクトを予感させるラブリー…恐ろしい子!
諸刃の剣?
さんざん「目からビーム」と紹介しておいてなんだが、厳密には、ビームは目から出ているのではなく「目の周りを囲んだ指の輪の中央」から発生している。
そういう意味では目からビームというより、眼鏡ビームの方がイメージに近いかもしれない。
ビーム発射口を目の前にもってきているので照準あわせがしやすいというわけだ。
ただしこれは、実はビームを普通に眩しく感じてしまうということを意味している。
照射時間が長くなると目にかなりの負担がかかるらしく、第9話では広範囲のチョイアークをビームで薙ぎ払った直後に「目がぁぁぁ!!」と叫んでいた。
強力な技にはリスクはつきものなのであった。
↓それを予知していた漫画
第13話では、「1回あたりの照射時間を短くするかわりに、連射をする」という攻撃方法を編み出すことで、この眩しさという弱点を克服している。
ただし、その方法では一発一発の命中率が落ちるようだ。
そして伝説へ
以後も雑魚の掃討などにちょくちょく使われており、使用するたびに練度が上がっていっている。
そして第24話の特訓回ではいおなからラブリービームの強化トレーニングを指示され、変身前の状態で放つ際の照準を正確に定めるため構えを身体に敲き込み、実戦で活かされた。
今後も使われ続きそうな気配を視聴者は感じ取り、もはやキュアラブリーの代名詞的技となっているようだ。一言でいうならば、「彼女の眼差しは凶器」。
さらにハピプリ本編終了後の2015年3月に公開された『プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』でも披露され、後輩プリキュアのキュアフローラから称賛を受けた。
そしてさらに、2016年3月に公開された『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』の劇中でも、キュアミラクルをサポートする際に披露された。
さらにさらに、2018年10月21日の『HUGっと!プリキュア』37話でも披露。オシマイダーの群れをぶった斬ってみせた。その上同月27日に公開された『映画HUGっと!プリキュア_ふたりはプリキュア_オールスターズメモリーズ』でも発射しており(しかも発射後に煙が流れる演出もなされた)、ここまでくるとスタッフからも愛されているとしか言いようがない。
そして2021年、目からビームを受け継ぐ後輩が登場した。
余談
『アニメージュ』誌でのインタビューによると、シリーズディレクターの長峯達也は、コミカルに見える作風でも裏にキャラクターの人間らしさが見えることを重視しているため、「目からビームがでますが、あくまで身体感覚で」と演技指導しているらしい。
声優さんも大変だ。
関連タグ
目からビーム 目から怪光線 みくるビーム オプティックブラスト
ALSOKマン キスティス・トゥリープ(青魔法に似たような技が‼)
キラッ☆⇒中の人のデビュー作キャラのもっとも有名なネタ。こちらも当時、多くのファンの心を射抜いた眼差しであるが、射抜いた意味が全く違う。