無限の氷製
あんりみてっどあいすわーくす
体は氷で出来ている
I am the bone of my ice.
血潮は雫で心は鏡
Mirror is my body, and snowmelt droplets is my blood.
幾多の道を歩み不倒
I have ran through over a thousand roads.
ただ一度の絶念もなく、
Unaware of exit.
ただ一度の踏破もなし
Nor aware of end.
走者はここに孤り
Withstood pain to create weapons,
氷河の丘で鏡を穿つ
waiting for one's arrival.
ならば我が歩みに意味は不要ず
I have no regrets. This is the only path.
この体は、
My whole life was
無限の氷で出来ていた
"Unlimited Ice Works"
第43話において、ジョーカーの作り出したサーカス小屋のような異空間に引きずり込まれ、心の迷いを突かれ一度は変身解除に追い込まれたれいか。しかし、仲間達の心の叫びで自らの本心を確認し、再度変身してジョーカーと対峙する。
「私の名前は青木れいか。……またの名を」
「キュアビューティ!!」
その際、異空間を一瞬で氷の世界に変えて大量の氷の剣を作り出し、二刀流も交えた華麗な剣撃と共に新技「ビューティブリザードアロー」へと繋いでいった。
隙を作り出そうと「周りの期待に応え留学すべき」「夢を捨て、人を裏切るのか」とジョーカーから良心につけ込むような揺さぶりをかけられるが、れいかの剣撃が緩むことはない。
ジョーカー「道を見失いましたかァ!!」
れいか「いいえ、見つけたのです!」
「寄り道、脇道、回り道……しかしそれらも全て道!」
「私が歩く私の道、私が決める私だけの道」
「たとえそれが遠回りだとしても……これが私の嘘偽りのない私の思い。私のわがまま。
私の……道です!」
ビューティブリザードアローがジョーカーの鏡の盾を貫く一瞬、れいかの姿が映りこんだと同時に盾にヒビが入り、閉塞感のあった薄暗いサーカス小屋が消え去ってから一転して遮るものが何ひとつない一面の青空が広がる中、れいかは仲間の方へ振り向き、清々しい様子で微笑んだ。
この時は、それまでジョーカーの意思で操作されていたスポットライトの照明や花火などの舞台装置が、一転してビューティが映える様に動き出しており、さらに無数に分身したジョーカーの本体を照らし出すなどのサポートまで行っている。さらにジョーカーの鏡の盾が破れるとサーカス小屋も消え去り、青空が広がった事から、空間を凍りつかせた際に空間の所有権そのものも奪っていたのではないかと思われる。
実際の劇中においては特にこの空間(及び操作能力)の呼び方は設定されていないが、画としての描写や戦法が『Fate/stay night』に登場する固有結界「無限の剣製(Unlimited Blade Works)」を思わせるものだったからか、第43話をモチーフとしたイラストにもそのオリジナル側のタグが付けられる傾向があり、長らく検索には「無限の剣製 + プリキュア」とする等、ひと手間掛ける必要があった。
バックで歯車の代わりに巨大な雪の結晶が回っていれば絵面的には完璧だったのだが、その辺りはお察しください。
余談にはなるが後に『Fateシリーズ』の別作となるスピンオフにおいて妹のために人類の敵となった、お兄ちゃんが似たような世界を創り出した。ただしこちらは「輝きある氷の世界」ではなく「光無き闇夜の雪原」である。また、彼に近いスタンスを取るプリキュアはどちらかと言えば後年に登場したキュアニャミーである。(たった1人を守る事だけが全てであり、その為に必要とあらばガルガルに対して「残虐ファイト」はおろか「殺害」さえも厭わない。)
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