「お姉ちゃん…、お姉ちゃんの分まで幸代さんのお祝いしてくるからね…」
概要
『ハピネスチャージプリキュア!』第19~20話にかけて、キュアフォーチュンの正体が氷川いおなである事が判明し(早い段階から正体バレバレではあったが)、それまで謎だった事が少しずつ明るみに出てきた(それでもまだ謎は多いが)。
彼女の姉の存在と、その悲劇的背景が明らかになったのが第13話。この時点ではキュアテンダーというプリキュアとしての名前が出ただけで、実名氷川まりあと、行方不明になっている話が出たのが第18話。そして第20話でいおなの口からブルースカイ王国の滅亡及び、姉がプリキュアハンター・ファントムに倒された事が語られた。
この時のいおなの、王国滅亡の当事者であるひめを顧みない刺々しい言動が、一部で顰蹙をかっており、
また、直接彼女から姉を奪ったファントムに対し、修羅の如き形相で挑む姿や、場違いなテンションで「打倒ファントム」を誓う姿の記憶も新しい。その一方で、これ程まで姉に害を成した者への憎悪を剥き出しにせずにはいられない程、彼女は姉を愛していたのだと推測され、その点を理解する声も少なくない。
そうした言動や、普段常日頃のクールで近寄りがたい雰囲気等から、姉の事を「お姉さん」「姉さん」「お姉様」と呼んでいそうだったが、その予想を覆す一言が漏れた。
「お姉ちゃん」
この一言で、彼女のクールなイメージが瓦解したと言ってもよく、「シスコン」「お姉ちゃんっ子」ぶりを描いた作品も散見される。
また、早くから前作の歌姫同様天然ポンコツ化が噂されているが、仮にそうなった場合の方向性として、この「お姉ちゃんっ子」ぶりが予想される。
実際は
23話で、ひめからキュアテンダーがどんな人なのか聞かれた際、プリキュアとしてだけでなく一人の女性としても素敵な人だとべた褒めしていた。
39話で完全復帰し、サイアーク三体を同時に片付けて帰還したまりあにベタベタする、めぐみやひめを引き離そうとした。
更に同話で、姉の渡米を知った時、動揺、反発した挙げ句に、渡米阻止とマッサージを賭けて空手の真剣勝負を挑み敗れた。マッサージをしながら、姉の真意を知り、寂しく思いながらも諦め、姉を見送った。
46話では誠司の悪堕ちで心が折れてしまったが、姉をはじめとする世界中のプリキュアの叱咤激励で立ち直り、姉との共闘シーンも見せた。