リボン(プリキュア)
りぼん
CV:松井菜桜子
白雪ひめのお世話役で、キュアラブリー・キュアプリンセス・キュアハニー(第11話より)のパートナー妖精でもある。女の子。
その名の通り頭の大きなリボンが特徴。公式サイトのキャラクター紹介ではひめやブルーよりしっかり者とされている。
語尾に「~ですわ」、「~ことよ」をつけるお嬢様口調でしゃべる。ちなみに語尾が自分の名前や擬音などから取られたものでないパートナー妖精はハートキャッチプリキュアのシプレ・コフレ・ポプリ以来。
この世界の妖精はあくまで地球発祥の存在(これについてもハートキャッチプリキュア以来)ということもあり、今までの作品の妖精のように人間世界での生活にギャップを感じるということはない。
むしろ「明確な社会的常識を持った大人」として描かれており、中学生で未熟なところがあるプリキュアたちのたしなめ役を担っている。
だらしない性格の者や常識のない者には、一言叱ってやらないと気が済まない「やかまし屋」な一面もあり、特にひめはしょっちゅう叱られている。
もっとも、ひめの記事を見てもらえればわかるが、ひめの性格からすればそれも仕方がない部分がある。実際、ワガママなひめにはかなり手を焼かされており、時には喧嘩になってしまうことも。しかし第7話ではひめからとばっちりを受けて、しょぼくれたことがあった。
なお、めぐみに対してはひめの友達になってくれたことに心から感謝している一方、「少々うかつなところが心配」とこれまた辛辣な評価を本人の目の前でしていた。
本作での初期メンバーであるめぐみとひめが二人ともノリノリな性格で、更に途中でメンバーに加わったキュアハニーこと大森ゆうこもおっとりした性格、そしてツッコミ役と期待されたキュアフォーチュンこと氷川いおなも天然なところがあるため、本作におけるストッパー兼ツッコミ役をずっと務めることになりそうである。
上記のようになかなかきっちりした真面目な性格なのだが、反面、その真面目さ故に想定外のことが起こるとパニックに陥りやすい。プリキュアの戦闘で危機的状況に陥るとキュアプリンセスと一緒になって泣きわめいたり狼狽する事もあり、ある意味で似たもの同士と言えるかもしれない。その点、同じ妖精仲間のぐらさんは対照的で、彼女の相棒とは強い信頼関係で結ばれているものの、その相棒は彼女程、物事に対しどっしり構えていない等、似たもの同士とは言い難い(むしろ、前の相棒の方が似た者同士である)。
ひめのお世話役なのでひめの日本での居住地であるブルースカイ王国大使館で生活している。
パートナー妖精がメイン主人公と一緒に生活していない、というのはプリキュアシリーズでは非常に稀(初代プリキュア5のココナッツ以来)。
「プリキュアの正体は一般人に知られてはいけない」ルールがあるので妖精も基本的に一般人に知られてはいけないらしく、プリキュア出動時以外で人前に出るときは歴代妖精同様、ぬいぐるみのフリをしている。
なお、プリキュア活動中は普通にプリキュアたちとともに姿を現しているのだが、その様子はニュース番組『プリキュアウィークリー』を通じて全国に知れ渡っている。本作のプリキュアたちが変身前の正体は知られていなくても変身後の姿が世間に知れ渡っているように、リボンの姿もわりと知名度がある様子。
おかげで、ぬいぐるみの振りをしていても「プリキュアがつれているあの妖精に似ている人形」と興味をもたれることも…
10話で「キュアハニーは自分の担当ではない」と告げたことから、本作にはリボンの他に妖精が他のプリキュア達に配属されているようである。そしてキュアハニーは11話からリボンの担当になった。
自身が結果的に3人のプリキュアを受け持った一方で、最後にチームに加わったいおな=フォーチュンのみぐらさんが専属で付いているという、同一チームとしてはかなり特殊な役割分担となっている。
最終話でキュアハニーのパートナーはファンファンに移行した模様だが、その後のオールスターズ映画では引き続きキュアハニーのパートナーも兼任している。
本作の妖精は、リボンとは色と装飾品が違うだけで全員がほぼ同じ外見である。
クシャミをしてプリカードを作り出す能力を持つ。これは他の妖精であるぐらさんも同じ。
プリキュアがサイアークを倒すと幸せが高まり鼻がムズムズし、「コチョコチョしてくださいな」と言って鼻をくすぐってもらうことで「はーぴしょん!」とクシャミをする。
そうすると、背中にあるリュックのようなものからプリカードが排出される。
なお、この背中の部分は身体の一部らしい。その形状から背後から見るとまるでテントウムシである。
その他、ハトプリやドキプリの妖精と同じく空を飛べる。
戦闘中にはフォームチェンジ用プリカードを用意したり、バリアを張ることでサポートする
ひめの「お世話役」というのは伊達ではなく、プリキュア活動だけでなくひめの日常生活に関しても面倒をみている。
ブルースカイ王国大使館での家事はリボンが担当しており、料理も手際よく作るのだが、ひめが作った料理に文句を言うことも多いため、日々の献立を考えるのに苦労しているようだ。
■第1話
- アバンでサイアークから逃げようとするキュアプリンセスを「逃げてばかりではダメですわ~!サイアークにされた人もナマケルダに変えられた世界も、元に戻せませんことよ~!」と止め、戦うように促す。
- プリンセスの弾丸マシンガンでサイアークを倒したと勘違いし、「いままで全戦全敗のプリンセスがついに勝ちましたわー!」とはしゃぐが、直後に敗北し、ぬか喜びに代わってしまった。
- 駄々をこねるひめと、それを擁護するブルーに「能力じゃなく気持ちの問題ですわ!」と、敗北の原因はひめが逃げ腰であることと指摘する。
- 「愛の結晶」が当たっためぐみをひめと一緒に尾行。ひめの適当な発想からプリキュア候補になっためぐみだが、リボンはコミュ力が高いめぐみを高く評価した。
■第2話
- プリキュアとしてやっていく自信を無くし、大使館から逃げ出したひめのことフォローしようとするも、「根は強い子なんですけど、少々臆病で、ワガママで、自分勝手で……」とだんだん辛辣になっていった。
- せっかくプリキュアになってもらったのに誘ったひめ本人が逃げてしまったことをめぐみに申し訳なく思っていたが、めぐみは「リボンにこんなに心配してもらえるなんてひめは幸せ者」との言葉をもらい、「ひめの初めての友達がめぐみで良かった」と言った。
- そしてひめがめぐみと組んだことで初めて勝利をつかんだのを見届け、「プリンセス、お見事ですわ!」と褒めた。
■第3話
- 一般人である誠司の前だったので、ひめに抱かれたぬいぐるみのフリをしていたが、ひめが緊張のあまりリボンをきつく締め上げてしまったので人前で動いてしまい、めぐみの挙動も相まって逆に怪しまれてしまった。
■第4話
- ひめが転校することになったぴかりが丘学園に同行するが、事あるごとに逃亡するひめに頭を悩ませる。
■第6話
- ひめの健康のために野菜と魚をメインにした昼食を作るも、「パンケーキの気分だったのに」としつこく駄々をこねられ、料理にフォークを乱暴に刺されてとうとうブチ切れた結果、ひめと喧嘩し「だまらっしゃい!自分では卵も割れないお子ちゃまが!」とドスの効いた声で罵倒した。
- この時のリボンの言動は、どう考えても一国のプリンセスに仕える者の取る態度とは言い難い。日本の皇族やイギリス王室でこんな事があったら、かなりの大問題になると思われる。ブルースカイ王国の王室は、王家の者と家臣の関係はかなり緩やかだと推測される。
- 大使館を飛び出したひめを「放っておけばいい」と意地を張るが、内心はお腹を空かせているであろうひめの事が心配だった。
- ブルーの説得でめぐみと一緒に「大盛りご飯」まで迎えに行くが、ひめはまだ意地を張るために仲直りできずにいたところでサイアーク襲来。一時休戦してサイアーク撃退に動く。
- 大盛りご飯でのゆうこの指導により「料理を作る人の気持ち」を理解したひめは、リボンが自分のために料理を作ってくれていたことを理解し、戦闘中にリボンと和解し、共闘した。
- その戦闘の最中、ひめがマカダミアフラダンスにフォームチェンジしプリキュア・ハワイアンアロハロエを発動した際、キュアラブリーとともにつられて踊ってしまっていた。⇒あ~え~
- 戦闘後、ひめに夕食にまた「パンケーキ」をねだられ、また喧嘩になりかけた。「喧嘩するほど仲がいい」(めぐみ談)
■第7話
- ひめが1人でケーキを作っていたのを見かねてめぐみとともに手伝うものの、とばっちりを受けたらしくひめの怒りを買って大使館から追い出されてしまう(そのときに目を回す)。実はひめが1人でケーキを作りたがったのは理由があり、それをめぐみには黙っていたのだが、ひめが単独で出撃したのをきっかけにその理由を打ち明けた。
■第9話
■第10話
■第11話
- 正体を明かしたキュアハニーこと大森ゆうこと握手。リボンが妖精であることはゆうこに知られていたようで「前からお姿は見かけてました」と言われる
- 作ったパンケーキの味をゆうこに絶賛され意気投合。
- ゆうこがハピネスチャージプリキュアに加入することになったため、キュアハニーのフォームチェンジ用のプリカードを渡した
■第12話
- めぐみがテストで学年最下位になったにもかかわらず危機感ゼロな発言をしたをしていたため「笑い事ではありませんわ!」と怒る。
■第15話
- ひめ、めぐみ、ゆうこの三人とともに幻影帝国占領下のブルースカイ王国に潜入。三人はプリカードで忍者に変装して隠密能力を強化させたが、このときにリボンも覆面を被って忍者のコスプレをしていた。
■第16話
- ハピネスチャージプリキュアの正体を知った増子美代から「今度取材させてね」と申し込まれるが、「お断りですわ!」と立腹。
■第20話
- めぐみと共に二体のサイアークの喧嘩に遭遇。他の二人を呼びに行こうとするが、チョイアークに捕まりピンチに陥るもぐらさんに救出され、事なきを得る。
■第27話
- ひめから「誠司に恋をしてしまったしれない」と相談されるが、「ひめには恋なんて早すぎますわ!」と猛反対。
- 同話では誠司とめぐみの関係を見守ることには何も言わないので、14歳という年齢が早すぎとかでなく「ひめにとって早すぎ」という言い方なのは間違いない。
■第31話
- ひめの言動にキレて、ぐらさんとともに憤怒の表情で睨み付けた(詳細は白雪ひめ・第31話の記述を参照)。
■第40話
- たまの休日にダラけているかと思いきや。退屈そうにしているひめ。最近のひめは学校が楽しくてしょうがなく、休みをむしろ持て余してしまうらしい。4話で入学を嫌がっていた醜態に居合わせたリボンにとっては、ここまでのひめの成長に誰よりも感激していた。
■第45話
担当声優の松井菜桜子氏はプリキュアシリーズでは『ふたりはプリキュアSplash☆Star』においてダークフォール幹部の一人ミズ・シタターレを演じて以来となる。
番組開始時点で52歳10ヶ月であり、歴代のレギュラー妖精声優としては放送開始ベース・生年月日ベースでも最年長だったが、3年後にいちご山の長老役の水島裕氏が更新している。
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