※曖昧さ回避:『HUNTER×HUNTER』の登場人物についてはクロロ=ルシルフルをご覧下さい。
- 「クロロ」のみでタグ付けすると上記の登場人物と混ざってしまう為、タグ付けする場合は必ず「(プリキュア)」を入れることを推薦します。→「クロロ(プリキュア)」
この記事はネタバレを含みます。以下、31話ネタバレ注意。 |
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CV:甲斐田ゆき
概要
一人称は「ボク」。語尾に「~ロロ」とつける喋り方をする。
ホープキングダムがディスピアの侵攻にあった当日に、ロック(の本体であるフード)に取り憑かれてしまい、ロックの肉体を構成する器とされてしまっていた。
彼がロックの器として選ばれたのは「たまたまロックの本体が最初に目にした妖精だったから」に過ぎず、特別な理由はないことが第40話の回想で判明している。
第30話終盤の描写から、絶望の力を貯めるタンクの役割もさせられていた。
ロックの器にされていた間、意識は封じられており、記憶も存在しない。
意識が戻った第33話ではホームシックになりかかっていた(過去に友達と遊んでいた時に、目の前でその友達が絶望の檻に閉じ込められるというショッキングな光景を目の当たりにし、その直後に意識が途切れ目覚めた時には約半年が経過している上、いつの間にか異世界に飛ばされていたのだから無理もないだろう)。
クロロはホームキングダム王家に仕えるアロマやパフ、ミス・シャムールと違って、市井の民である。また(初期のアロマやパフ同様)プリキュアを助けるような力があるわけでもない模様。
クロロはその無力さこそが作中での存在意義であり、いわば「ホープキングダムにおける一般人代表」というスタンスのキャラでもある。
容姿
瞳は緑色で白目に当たる部分は淡黄色。タレ目と茶髪の大きな猫耳が特徴。
ベージュと薄茶色の体毛のブチ猫のような姿。お腹やしっぽの体毛がはねている。
首に黄色のフードを巻いている。小柄な体系であり、パフやシャムールよりも小さい。
通常耳は立っているが、落ち込んでいるときや機嫌の悪いときは耳が垂れ下がる。
ロックに取り憑かれていたときは人間体だが、それはロックの力によって人間体になっていたのか、自ら人間体になれるのかは不明。
丸っこい瞳とデフォルメの強い耳元からミス・シャムールやシャット(最終形態)に比べ猫っぽさは低め。
そのせいかプロデューサーである神木優は最終回後に発売されたオフィシャルコンプリートブック内のインタビューの途中まで犬だと勘違いしていた。
性格
臆病で人見知り。ABC朝日放送のホームページの紹介文章には「さみしがりやな性格」と掲載されている。
目を覚まし初めて春野はるか達に会った時はかなりおびえていた。
自己紹介もたどたどしく緊張していた様子。ホームシックにも陥っており「早く王国に帰りたい、みんなに会いたい」と言っていた。
各話ネタ
■第29話以前
ロックに乗っ取られていた頃を参照。
■第30話
- 憑依していたロックがプリンセスプリキュア達の新必殺技「プリキュア・エクラ・エスポワール」の直撃を受け、ロックの本体であるフードが消滅したことで出現。この時はまだ人間態(ロック青年態)のままだった。
■第31話
- 第30話の回想で人間態のまま昏睡状態で倒れているところをはるか達に救出される。この時ようやく本来の姿に戻った。
- しかし意識は戻らず、ミス・シャムールの保護下に。レッスンパッドの中で眠っていた。
■第33話
- はるか達のプリンセスレッスン中に目を覚ます。しかし(異世界人であることもあったろうが)はるか達におびえていた。
- シャムールに連れられて夢ヶ浜へ。ここでも周囲の環境に馴染めず、ホームシックに陥っていた。オシャレ対決では三毛猫チームにコーディネートしてもらうが乗り気でない様子だった。
- しかし、シャムールの作ったマーブルドーナツ風のドーナツを気に入ったようで美味しそうに食べていた。また、出現したシャットに対して自ら戦うシャムールの姿勢にほだされ、多少ながら明るさを取り戻す(因みにシャットはクロロの姿を見ても元同僚のロックに乗っ取られていた妖精とは気づいていない様子)。
- 王国はプリンセスプリキュアが取り戻してくれることを信じ、「王国に帰れる日までいっぱい勉強して元気に楽しむ」ことが目標(夢)になる。
- 『ロック:甲斐田ゆき』→『クロロ:甲斐田ゆき』へと中の人のクレジット順がディスダーク側から妖精側に移動。
■第34話
- オープニングの映像にクロロの姿が追加される。
■第35話
- カナタの手掛かり探しに協力。
■第40話
- プリキュア達と共にホープキングダムに移動する。変わり果てた王国の姿にショックを隠せない様子で泣きながら飛び出してしまう。
- 回想シーンでは、平和だった頃のホープキングダムで過ごしていたクロロが友だちの妖精と仲よく駆け回っている時に、ロックが突然背後に登場し、乗っ取られた経緯が描写された。
- この回ではクロロがホープキングダムにおいて理不尽に蹂躙される無力な国民の代表として描かれており、それと対比する形でトワの「王族として民を導く義務」が強調された。
■第48話
- 突然再生したロックに怯えてパフの後ろに隠れる。
- ディスピアの操り人形となったロックを見て「あいつ、助けられないロロ…?なんだか…可哀想ロロ」と呟く。
- ロックがグランプランタンによって浄化され、残されたボロボロのフードを拾う。
■第49話
- プリキュアが追い詰められる中、ディスピアに立ち向かおうとノーブル学園の生徒・教職員、前話でディスピアに造反したシャットが動き出す。それに呼応し「ボクも力になりたいロロ」と呟きつつロックのフードを見つめる。すると…
- 自身の願いに呼応するかのように復活したロックと合体・人間態化。シャットと共に、プリキュアに襲いかからんとする茨を退ける。
- シャットに続きロックも…と怒るディスピアに対し「違う! 僕はクロロだロロ!!」と言い放つ。ロック人間態との差異を見せるため、目は隠されていない。
■第50話(最終話)
- エピローグではロイヤルティーチャー見習い(つまりシャムールの弟子)となっており、首のフードにシャムールとお揃いの赤いリボンを付けていた。
関連イラスト
シリーズ内の位置付け
- 「猫型の妖精」としては、クレープ王女、セイレーン、ハミィ、ダビィ、シャムールに続く6体目。ただし、「オスの猫型の妖精」としてはシリーズ初(他の5体は全員メス)。
- 「姿を変え(られ)た上で敵幹部となっていた妖精」としては、ウルフルン、アカオーニ、マジョリーナ、ファンファンに続く5体目。ただし、「自己の意思に反して敵幹部にされた」ケースとしてはシリーズ初。
- 「(番組単位で見た)物語中盤以降の追加妖精」としては、ポルン、ルルン、ムープ、フープ、ミルク、ポプリ、クレッシェンドトーン(厳密には「精霊」扱い)に続く8体目。ただし、プリキュアを助けるような力を持たない一般妖精としてはシリーズ初。
- 語尾に「~ロロ」とつくプリキュアシリーズの妖精としてはババロア女王、アロアロに続く3体目。
余談
児童書では語尾が「~ロロ」ではなく「~ゴロ」となっている。
また、テレビドガッチのサイトで掲載されていた第33話のあらすじではクロロの名前が「ゴロニャン」となっていた。
この辺りは初期設定では名前が違っていたのではないかと思われる。
プリキュアシリーズでは玩具に関係しない設定ならば、メディアに資料渡した後であっても放映する前に急に設定変えることはよくあることである。
それどころかディスダークの「制作スタッフの見解」の項を見てもらえばわかるが、恐らく元々は存在自体が無かったキャラであり、クローズ復活の方針に伴い、ロックも復活させるために放映途中で急遽設定されたキャラクターのようである。
関連タグ
関連キャラ
ゲーム『Go!プリンセスプリキュア シュガー王国と6人のプリンセス!』に登場するキャラクター。