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概要

ふたりはプリキュア』に登場する敵組織ドツクゾーンを構成する幹部チームの1つ。第27話から登場。最初に登場したチームであるダークファイブが全滅した後、帝王ジャアクキング自身も一度は倒された。その際、ジャアクキングは自らの分身である「闇の種」を虹の園へ3つばら撒いたことで、種から誕生した戦士たちである。

3人同士に集結してからすぐにウィズダムを攫った後、後半にて3人がかりでジャアクキングを復活させた。

メンバーは以下の通り。

ダークファイブとの違い

彼らは3人連係で戦いを挑むこともあり、単純に頭数で勝る利点を活かしている。

同時に、プリキュア・マーブル・スクリューを「力ずくではなく解析して対処した」初めての幹部たちでもある。さらに上位の必殺技であるプリキュア・レインボー・ストームを受けても巧く退却する知恵が加わった点もダークファイブとは明らかに異なる。

それは同時に「敵幹部のメンバー同士がおおむね対等な関係にある」という伝統を最初に生み出したチームであることを意味していた。

なお、この洋館は次作四天王が接収している。

ジャアクキングからの離反

そんな彼らはプリキュア達にとってはかなりの強敵であったが、次第にプリキュアを倒すこととは別の目的を持つようになる。

それは、自分を生み出した主人であるジャアクキングの支配から逃れることである。

ジャアクキングの分身である彼らは、ジャアクキングが持つ「全てを飲み込む力」を自分たちも持っていること・プリズムストーンを捧げても所詮はジャアクキングのための道具として最後は消去されるという結末を察知したため、魔人として融合し、謀反をすることになったのだ。

「このまま、ただ(全てを飲み込む力に)蝕まれるのを待つしかないのか?」

「そうなりたくなければ、どうする。

 すべてを生み出す力は必ず手に入れる。だが、それは

 ジャアクキング様のためでも、ドツクゾーンのためでもない。

 我々自身のためだ!!」

分身でありながら独自の自我を持ちえたことは、ジャアクキングが分身に人格をごく自然に与えられるほど優れた力の持ち主という証明であり、同時にジャアクキング自身の持つ「飲み込む力」によって謀反されるというリスクをも内包していたことになる。だが彼らの誕生が、ジャアクキングが自身が倒されたことを想定した策の産物だとすれば、相応の抜け目の無さを持った存在であることだけは間違いないだろう。

また、ジャアクキングは3人が自分を倒そうと襲いかかってくる瞬間まで彼らの謀反の意思に気づかなかった。用意周到であっても完全無欠にはなかなかなれないものである。

末路

そして47話で「魔人vsプリキュアvsジャアクキング」という三つ巴状態のバトルロイヤルが勃発。

結果として、魔人が「全てを生み出す力」を手に入れてジャアクキングさえ超える最強戦士となる。プリキュア側がレインボー・ストームを放つも全て受け止め吸収してしまう始末。

だが、その吸収したレインボー・ストームの光の力が、取り込んだ「全てを生み出す力」と反応してビッグバンにも等しい光の爆発を起こし、そのパワーを制御できず自己崩壊を始める。

ジャアクキングは、断末魔の叫びをあげて崩れていく魔人を「全てを生み出す力」もろともに吸収。闇そのものであるジャアクキングは魔人とは違って「全てを生み出す力」の制御に成功し、ついにジャアクキングは「全てを飲み込む力」の呪縛から解放されることになる。

関連人物・組織

ジャアクキング - 主君。

ダークファイブ四天王闇の世界の魔女 - ドツクゾーンの同胞たち。

キリヤ - 上述のダークファイブのメンバー。絡みは無く、動機や方向性も異なるが、彼もジャアクキングへ謀反を起こす。

洋館の少年 - 次回作に登場する少年幹部。詳述は避けるが、種の三者から見れば「弟」といえる存在。

フリーズン・フローズン - 次回作の映画版に登場する幹部チーム。未遂だが、彼らもジャアクキングへの謀反を企てていた。

満と薫 - 次々回作で、動機や方向性が異なるが、主君に謀反を起こした幹部チーム。

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