※映画のネタバレがあるので閲覧注意
概要
響たちが、森の中でスズを探しにさまよっているところを、ヒーリングチェストを奪いに、突如物陰から現れた謎の美青年たち。顔立ちの整ったホストのような雰囲気をしており、メイジャーランド初のアイドルグループを自称しているが、喋り方や容貌からして、どこか胡散臭さを醸し出している。出会った当初は、イケメンに目がない奏からは、「ちょっとカッコいい」と言われていた。
しかしながら、いずれも、肝心のヒーリングチェストについては何も知らないせいか、ハミィの持っていた木箱(ハミィが置き忘れたところを、怒りにかられたスズによってすり替えられていた。)をヒーリングチェストと勘違いして持っていってしまうなど、間の抜けた一面もある。
三人とも一人称は「僕」で、全員襟足が長く、何故かネガトーンを召喚する能力を持つ。
メンバー
シャープ
金髪で色黒の青年(メイン画像の中心にいるキャラクター)。その容姿から、先代のシリーズシリーズの某キャラクターを想起したファンも少なくなかったらしい。赤紫色のジャケットを羽織っており、金色のネックレスとブレスレットをしている。黒いニッカーボッカー風のズボンを履いている。比較的台詞が多く、3人のやや中心的存在。
フラット
CV:真殿光昭
紫色のオールバックの髪形をした青年で、青い縁のメガネをかけている(メイン画像の左側にいるキャラクター)。肌の色は、他の二人の中間。知的そうなルックスとは裏腹に、アフロディテとアコを救出しようと奮闘するメフィストを「役立たずの国王殿」呼ばわりし、挙げ句の果てには「ムダな足掻きだ」と吐き捨てるなど、物言いは極めて陰湿。
ナチュラル
CV:金丸淳一
銀髪でタレ目の色白の青年(メイン画像の右側にいるキャラクター)。容姿は三人の中で最も柔和で、細身な体つきながら、他のメンバーと比べてやや筋肉質。また、物腰や口調も他の二人より比較的柔らかいが、本性は至って残酷で非常にサディスティック。薄い紫色のVネックのノースリーブを着て、スニーカーソックスを履いている。ときどき英単語を交えて喋る。
正体
実は、その正体は、劇場版オリジナルのラスボス・ハウリングの配下(本編ではあからさまに書かれていない)で、(ハウリングに憑依された)アフロディテの式神的存在として振る舞っている刺客。このため、変身前の響たちを見て、一瞬にしてプリキュアであると見抜いた。木箱がヒーリングチェストではないことに気付き、城内でプリキュアたちを待ち伏せして、無理やり奪い取ろうとするも、プリキュアたちから、囮に木箱やラッキースプーンの箱を渡され、二度も騙されたことから、とうとう怒り狂って本性を表す。
3人は、それぞれ怪物のような姿になって、プリキュアたちを一時的に追い詰めるほどの強い戦闘力を発揮した(なお、正体を現す前にも、キュアビートとの格闘シーンで、それなりの戦闘力を見せている)。この時、シャープは赤い猿(ハイパーシャープ)、ナチュラルは青い河童(ハイパーナチュラル)、フラットは巨大な緑色のブタかイノシシのような姿(ハイパーフラット)になり、シャープはメガファイヤーなどの火炎技、ナチュラルギガサンダーなどの電気・雷技、フラットは光弾のテラボールなどの破壊技を駆使してプリキュアたちを圧倒する。フラットの場合、相手の攻撃を吸収してしまうほど、弾力性に富んだ腹部をしているため、対決したキュアビートを大いに辟易させた。これに対し、ナチュラルは、超人的な瞬発力でキュアリズムを一時追い詰めた。シャープも、他の2人に勝るとも劣らないほどの巧みな攻撃力と尋常でない瞬発力で、キュアメロディを一時徹底的に苦しめている。
以下は、それぞれハイパーシャープとハイパーナチュラルの画像である。
人間態と怪物態とでは、声質や口調が大きく異なる。前者が、典型的なキザな二枚目風の口調で、声質もやや高めなのに対し、後者は、声も若干野太く低くなり、人間態の面影が見られないほど、かなり荒々しい口調になる。ちなみに怪物態のときは、瞳が描かれない。3人の中では、ナチュラルが変化前と後でのギャップが一番激しい。
しかしながら、最後には、「心があれば、音楽は永遠になくならない」というクレッシェンドトーンの言葉を思い出し、自信を取り戻したプリキュアたちによって、ミュージックロンドとハートフルビートロックの必殺技で撃破され消滅した。
なお、人間態と怪物態のどちらが本当の姿なのかは明らかにされていない。また、劇場版のゲストキャラクターでありながら、登場するシーンが意外にも少なく、あっさりと倒されてしまったため、当時は本編への再登場を願う意見もあったらしい。
3人の名前は、楽譜の音符の変化記号の名前(「♯(シャープ)」、「♭(フラット)」、「♮(ナチュラル)」)に由来している。
中の人達について
シャープ役の遠近孝一とナチュラル役の金丸淳一は過去のプリキュアシリーズでそれぞれ歴代プリキュアの父親役で出演していた。
フラット役の真殿光昭はシリーズ初出演であり、後にスイートプリキュアの4代後にあたる『Go!プリンセスプリキュア』の敵キャラクター、クローズを担当。
映画とTVシリーズ双方で敵キャラクターを演じることとなった。
関連イラスト
関連タグ
西遊記(メイジャー3の怪物態の元ネタと思われる作品)