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ピクシブ百科事典

サルロー

さるろー

アニメ『ヒーリングっど♥プリキュア』の登場人物(メイン画像のチョッキと腹巻を着用する猿の方)。
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CV:郷田ほづみ

※注意

現在、このキャラクターへの評価は賛否両論となっています。

賛否どちらかの立場に傾く事なく、公平な記述になるよう十分に注意してください。

概要

ヒーリングっど♥プリキュア』の最終話(第45話)に登場するヒーリングアニマル

その名の通り、年配のサルの一種アビシニアコロブスの姿をした成体である。

のどか達が出会った時には、かつてキングビョーゲンに蝕まれた土地の近くで、ひっそりとそこを片付けていた。

人間が生きる為にはある程度の自然を破壊し、他の動物の生命を奪わざるを得ない事実は認めてはいるが、現在の人類が度を越えた進化を果たし、「生きる為」の目的以上に地球環境を破壊している現状を快く思っておらず、テアティーヌを「甘い」と評しており、「地球を蝕むという視点では、今の人間たちもビョーゲンズとそう変わらない」「オレに言わせりゃ、ヒーリングアニマルは人間だって浄化していくべきなんだ。この星のためにな」等の言葉を、臆面も無く言い放つ偏屈老人……もとい老サルである(もっとも、テアティーヌがヒーリングアニマルの始祖である以上、実はサルローはテアティーヌより年下である。女王と一般のヒーリングアニマルでは、歳の取り方にも差があるのかもしれない)。

これはプリキュアをスカウトしたラビリン達にとっては、到底受け入れられない暴論である。

自分達が選んだパートナーである人間、そして「生きたい」と願う人間達の力がなければネオキングビョーゲンは倒せなかった。要するにサルローの発言は悪の魔王退治後の勇者不要論である。

ラビリン達は当然反発し、風鈴アスミの「そういう考え方もあるのですね」との言葉に「ないラビ!」と完全否定している。

しかし、当の人間であるのどか達の考えは違った。

現代では人間が普通に文明社会の恩恵を受けて便利に過ごすだけで、資源を消費し自然を汚す。

ひなたは動物病院に連れて来られる傷ついた動物達を思い出す……故意か過失かは分からないが、多くは「人間に傷つけられた動物である」と。

いずれ人間も、自分達が滅ぼしたビョーゲンズ達と同様に『地球を蝕む害毒』として浄化すべき存在と見なされ、ヒーリングアニマル達と戦う羽目になるかも知れない……と。

ひなた「いつかあたし達も、ニャトラン達に浄化されちゃうのかな……?」

ペギタン「いやペエ、ちゆたちと戦わなきゃいけないなんて……!」

その後、更に事件が起こった。

ヒーリングガーデンに持ち込んだすこやかまんじゅうに、野生のナノビョーゲンが付着しており、メガビョーゲンに進化してしまったのだ。

失態を犯したのどか達を「災いを持ち込むのは、いつだってお前ら人間なんだ!」とサルローは糾弾、態度を更に硬化させた。

しかし、「人間という種族としての責任」を取るべく必死に戦ってメガビョーゲンを浄化し、反省と共にあるべき未来の形を再度見つめ直すプリキュア達の姿に思う所があったようで、サルローはより良い未来の為の道を模索しようとするテアティーヌの言葉に耳を傾け、人間達の可能性をしばらくは信じようとした。

ただし、サルローが人間達をしばらくは信じようとしたのは、テアティーヌの「いざという時がくれば、私にも人間を浄化する覚悟はあります」とする決意を聞いた上での合意に近い形式でもある。

テアティーヌは人間に無条件に甘いのではなく『人間の愚かさや過ちを知っている上で、それでもギリギリまでは人間の可能性を信じたい』と思っているのだ。

テアティーヌの真意を知ったサルローは、自分もテアティーヌと同じようにギリギリまでは人間を信じるのを決めるのであった。

つまり、これは『人間達にはギリギリの一点を超えると粛正対象になる、回避不能点(The Point of No Return)が存在する』事実を示している。

もし人間達がその一点を超えてしまえば、のどか達は自分達がプリキュアとして浄化してきたビョーゲンズ達と同じような末路を迎えるか、滅びに抗ってヒーリングアニマル達と戦うしかなくなる。

だが、そうなるまでの猶予期間が与えられている。

それをどう使っていくかは、これからののどか達、そして我々の1人1人に求められている使命である。

声優について

声を演じた郷田氏はキングビョーゲン/ネオキングビョーゲンの声も兼任しており、フィナーレ的なカメオ出演を果たした。

地球上の生物を絶滅させて、自分達の天下を築こうとした病魔の王を演じた同氏が、最終回で地球を汚す人類に批判的な立場の者を演じる形となった。

また、同作品の敵組織の首領を担当した声優が、最終話で別の役で出演するパターンはプリキュアシリーズで初めてである。

制作の裏話

最終回の反響

あくまで可能性の1つだとしても『ヒーリングアニマルが人類を滅ぼすかも知れない』とする、プリキュア達が今まで浄化していったビョーゲンズ達と立場が入れ替わるようなパラダイムシフトは、視聴者に強い印象を与える事態になった。

本作では「プリキュア達が敵組織と一切の和解をしない」が特徴の作風であったが、もし1人でもビョーゲンズと和解していれば、サルローの「人間は浄化されるべき」の言葉は重みを持たなかっただろう。 

この言葉は、プリキュアたちもビョーゲンズを絶対に許さなかったからこそ、ブーメランとして有効になっているのである。

環境問題に対するテーマは何の伏線もなく唐突に出てきた訳ではなく、例えば、バテテモーダの宿主であるヌートリアは、侵略的外来種(=人間によって本来の生息地から日本に持ち込まれ、生態系に害を与えている)である。

  • バテテモーダは敵として浄化されたが「そもそも『ヌートリアが日本に存在し、生態系に害を与えている問題(=人間の罪)について考えなくても良いのか?』とする、その問いかけの為に宿主として配置されたのでは?」と捉えることも出来る。

サルローの言葉を聞いたのどか達は、それに対して反論もできず「そんなこと、考えたこともなかった」とまで敢えて口にさせており、彼女達がある意味では思考停止で戦っていた事実を別段のフォローなくリアルに描写している。

この事実から、本作でプリキュア達が敵と和解しない路線だったのは、「全てこの最終回に繋げる為だったのでは?」との感想を持った視聴者も見られた。

しかし、後述の『ヒーリングっど♥プリキュア オフィシャルコンプリートブック』のインタビューで様々な事実が明らかにされた。

オフィシャルコンプリートブックで明かされた事実

実はこの第45話は放映されない可能性があった。

オフィシャルコンプリートブックでの池田洋子SDへのインタビューによると、元々オリンピックが予定されていた状況もあり「何かの都合で後半に放送が1回休止する可能性があった」らしく、しかもそこへ予想外の事態が襲い、休止になるかどうかがギリギリまで判らなくなった結果『全44話になるか全45話になるかわからない』まま最終盤の制作をせざるを得ない状況に陥ってしまった。

この状況に対応する為、第44話を「物語が完結する回」としてラスボス戦後のエピローグまで描き切り、第45話は削られても問題がないように「今までの物語とは切り離された後日談」として、ヒーリングガーデンでわちゃわちゃするギャグ中心の形を採る形にしようとした……のだが、ここでシリーズ構成の香村純子「人間の有害性を完全にスルーするのもよくないのでは?」と思い、サルローを通じて問題提起を行って、今までの戦いの意味を改めて問い直すエピソードとなったのである。

実は『ヒーリングっど♥プリキュア』は企画の初期段階で「人間が地球にとって害となる話はやらない」方向性が決まっていた。香村純子氏の脚本はその価値観を最終回で全てひっくり返したわけである。

香村純子がシリーズ構成をする作品では、最終回でこれまで語ってきた概念を根底からひっくり返す展開をする傾向がよく見られるのだが、本作でもそれは遺憾なく発揮された事態になった。

仮に全44話で完結していた場合「人間と他の動植物の『生きたい』意思だけが尊重され、ビョーゲンズを数の論理で排斥した」だけの物語で終わってしまっていただろう。

『ヒーリングっど♥プリキュア』終盤の展開の違和感へのアンサーとしての役割を、最終回である第45話が果たしているという受け止め方も出来る。

因みに最終回だけに演出はSDの池田洋子氏が直々に担当している。

反論

但し、それと同時に「サルローから一方的に『人間の業』を糾弾され、反論も出来ずに受け入れ、自虐的かつ悲観的な言動に終始してしまうのどか達」の構図に、少なからず不快感を覚える視聴者も居る(サルローの振る舞いは高齢男性による、若い女性や子供へのマンスプレイニングに見えなくもない)。

また、彼女達の来訪は女王であるテアティーヌが招待したからであり、のどか達は女王の客人である。

そもそも、そのテアティーヌがラビリン達に「プリキュアになってくれる人間を探して」と命じたのが物語の発端であり、それ等の事実を知っている筈なのにのどか達を痛罵する彼の行いは、女王の顔に泥を塗った挙げ句、ヒーリングアニマル全体の面目を丸潰しにしたも同然である。

更に、以下の様な指摘もある以上、サルローの主張にも手放しに賛同出来ないのも事実である。

地球のためもいいけど忘れちゃいけないこと

  • サルローの苦言は確かに、マクロな視点で見れば「地球環境」「地球の未来」を思い遣っての発言なのは判るが、ミクロな視点で見ればビョーゲンズ達と最前線で戦い、辛い経験も苦しい思いもしてきたのどか達に労いも無く、彼女達を危険な戦いに巻き込んだ負い目のあるラビリン達に対する配慮も窺えない。個人過去に対する思慮も想像力も欠けている。
  • ヒーリングアニマル達もまた“「自分達こそが地球の意思だ」と思い上がった存在になり兼ねない実態”が示唆されている。
  • サルロー自身にも「人間という種の浄化」を望む様になった個人的事情があるのだろうが、作中でサルローの過去は語られていない為、執拗に「人間という種の浄化」を熱弁されても、視聴者にはいまいち説得力に欠ける。
  • サルローの過去について僅かにヒントになりそうな言葉があるとすれば、すこやかまんじゅうからメガビョーゲンが生まれた時に彼が口にした「災いを持ち込むのは、いつだってお前ら人間なんだ!」との発言だが、人間が持ち込む災いに彼の「『人間という種』そのものの浄化」を望む程のトラウマがあるのだろうか……?
  • 人間も皆が文明社会の恩恵を受け自然を荒らすばかりでは無く、作中に登場した樹サクヤの様に自然を守り、野生動物との付き合い方(「人間が無闇に手を出してもいけない」との意味でも)を考えている人物も存在する。
  • それなのにも関わらず、その様な人々に対しても「地球の為」と全く悪びれずに浄化対象にし、その人達なりの「地球への思い」を踏みにじるのであれば、『人間』ではなくサルローや彼に賛同する『ヒーリングアニマル』達こそが、『自分達が望む理想郷』を作る為だけに地球を蝕み、その都度多くの罪なき生命を脅かし、それ等の所業の正当性を疑いもしないビョーゲンズ達と変わらないのではないだろうか?
  • 更に、ネオキングビョーゲンを倒せたのは、のどか達プリキュアやラビリン達ヒーリングアニマルだけの功績ではなく、地球上の人間達の「生きたい」思いが、プリキュア達に力を与えたからであり、人間達がプリキュア達と共に地球を守ったと言っても過言ではなく、そんな人間達を浄化する事を望むのは、正に恩を仇で返すも同然であり、「人間を浄化すれば地球を救える」と信じて疑わないサルローの考えは、彼の様な"人間による環境破壊に心を痛める人々"から見ても、不愉快極まりないだろう。
  • そして何より、サルローは人間が地球にもたらす害の事ばかり言及しているが、ペットや家畜と言った、人間という種のもたらす恩恵によって生きている生物も存在すると言う事も事実である(等が良い例である)。当然、そんな生物達は、生活の全てを人間に依存しているのだから、人間が浄化されてしまえば、確実に飢えて死んでしまう。つまりサルローは、人間が必要以上に生物の命を奪っている事を批判しているが、上記の通り、もしサルローの望み通り、人間が浄化されてしまえば、多くの生物が死に絶えてしまう為、サルローは皮肉にも、自分は散々「人間の業」を非難しておいて、自分もまた全く同じ事をしようとしていたのである


プリキュアとヒーリングアニマルの関係と今後

  • また、今作のプリキュアは「自分達ヒーリングアニマルの力だけではビョーゲンズを倒し切れなかったので、『伝説の戦士プリキュア』の力を借りて、今度こそビョーゲンズを倒そう」と言う、ヒーリングアニマル達の都合で戦っていた事を忘れてはならない。
  • サルローは自分が嫌う人間達の手を借りる事に、断固として反対していた可能性も考えられるが、それでも戦えない自分達に代わって地球の為にビョーゲンズ達と戦い、最終的にはネオキングビョーゲンをも倒して地球を守って貰った以上、地球を守る立場としては感謝や謝罪の一言二言は述べるのが筋である。
  • 更にのどかからすれば、かつてテアティーヌがまだ戦線に立っていた頃、彼女が討ち漏らしたメガビョーゲンがばら撒いた自立歩行できる種が見逃されていたせいで、のどかに寄生し長い間病に苦しみ、ダルイゼンとの因縁を産み出してしまった挙げ句、それをヒーリングアニマル達の都合である守秘義務により、蜂須賀先生に話せない受難に陥っていたのだから、彼女の立場からすれば、自分達の職務怠慢を棚に上げ、人間を糾弾しその存在すら否定するサルローの態度に、怒りを覚えても良い位である(尤も、前者に関しては、当然サルローには知る由も無い事である為、この件に関してサルローを非難するのは筋違いと言え、後者の件に関しても、これは流石に文句を言うべき相手はサルロー個人ではなく、ヒーリングアニマルと言う種そのものであるが)。
  • ビョーゲンズも勢力としては壊滅したが、種としては絶滅したわけでは無く、今後復活したビョーゲンズやそれ以外の地球にとっての脅威(たとえそれが一部の人間であっても)ともヒーリングアニマルは戦い続けていかなければならない以上、理論上ヒーリングアニマル1匹に付き、1人プリキュアを覚醒可能であるなら(変身アイテム数の制限もない)、根本的に「人間という種と手を切り、人間全てを浄化する」等とする考えは、愚策を通り越して自殺行為にも等しいではないだろうか……?
  • 先述の通り、サルローの言い分は「悪の魔王退治後の勇者不要論」に過ぎず、「ネオキングビョーゲン一派が倒された後なら何とでも言える」との批判もある。


進化しなければ生き残れない

  • サルローはビョーゲンズや人間の「度を超えた進化」を批判していたが、実際の所ネオキングビョーゲンシンドイーネを取り込みさえしておけば、もう1段階進化出来ていた可能性があった。初期形態に戻ったダルイゼンを取り込んだ時に「これで十分」と勝手に満足し「更なる進化を求めなかった」事実が、ネオキングビョーゲンの敗北を招いたのである。つまり過度な進化をしない様に自省した結果、滅亡したと見れる
  • 進化しない事態が破滅を招く可能性がある以上、サルローの「度を超えた進化=悪」の考えにも安易に賛成は出来ない。現に過度な進化をしない配慮の結果、脅威に対して抗えず滅んだ前例があるのだから。
  • 人間もまた、ウイルスに打ち勝つ為、地球環境を守る為に、更なる医学の発展、技術開発が必要とされている、何故ならウイルス達も抗原を変化させ、簡単に滅びない様に自己進化を繰り返しているのだから、人間が進化を止めてしまえば、進化を続けるウイルス達に滅ぼされてしまうのである。
  • 更に指摘すれば、のどかが病に侵されながらも生きながられたのは、高度に発展された現代医療のおかげである。もしサルローの言う通りに人間が進化せずに、近代以前の文明レベルで過ごしていればのどかは病で命を落としていたかもしれない。結局の所、サルローの主張は単なる懐古主義に過ぎず、弱者への配慮が著しく欠けているのである。
  • 尚、人間の「度を超えた進化」を批判し「ただ生きる為だけの進化」は必要悪と容認するサルローだが、太古の地球にはダンクルオステウスウミサソリのように、サルローの「ただ生きる為だけの進化」で絶滅(周辺の生物を食い尽くした末に共食い)した生物も存在する
    • だが、全てのヒーリングアニマルの始祖であるテアティーヌが生まれた頃には、もう既に地球に人間が存在していた為、サルローはまだ地球に人間が誕生する前の時代に繁栄していた、上記の古代生物群は流石に知らないだろうが……。


結局、進化が誤りであったか否かなどは、滅びる時にしか分からない以上、「度を超えた進化」か否かの判断は誰にもできないのである。

サルローの言葉がもたらした余波

  • サルローが最終回で「人間の罪」を問うた流れは「人間とヒーリングアニマルの分断の可能性」だけでなく、今後の「人間のプリキュアと人間以外のプリキュアの分断の可能性」をも生み出した。
  • 今作で唯一「人間で無い」プリキュアはキュアアースである。共にビョーゲンズと戦ってきた仲間なのに、最後の最後で彼女だけが「人間では無い」「のどか達とは立場が違う存在である」事実が明確になってしまった。
  • アスミは地球の精霊であり人間ではない。しかし、その容姿はかつてのテアティーヌのパートナーだった人間の女性、フウと瓜二つであり、もしも人間とヒーリングアニマルとの間に争いが起これば、彼女がどういう立場に置かれることになるのかは不明である。
  • アスミはそれも自分なりに考え、向き合っていくのだろうが、次回作にもただ1人人間で無いプリキュアが……。彼女もまた、人間と人魚を隔てる禁断の掟を知り苦悩する事態に陥る。


劇場版との繋がり……?

尚、本作の劇場版では、人類がビョーゲンズを解析して開発した成果物が大惨事を招くと、正しくサルローが危惧した状況が発生してしまっている。この映画は諸事情により最終回の後に上映され、実際に本編の後日談・完結編として観劇しても問題がない内容の物となっているのだが、時間軸をその様に解釈した場合、TV版の最終回そのものが劇場版の序章・伏線と言える状態になっている。

予言者?

何にせよ、サルローの登場で色々と考えさせる最終回となったのは確かである。 

そしてpixivでは『ヒーリングっど♥プリキュア』最終回の放送以前に、サルローが述べた『人間もビョーゲンズも“地球を蝕む”点では同類なのではないか』との問題提起を示す作品も描かれていた。

ヒープリまんが



※上記の作品はサルローが登場する以前、2020年5月の作品です

余談

猿モチーフなのは犬モチーフのテアティーヌとの対比=犬猿の仲か、或いは「生意気で浅慮な考え」を意味する猿知恵であろう。

  • 実際、サルローは「ネオキングビョーゲン以上の驚異が現れたらヒーリングアニマルは人間とプリキュア抜きでどう対抗するのか?」「地球上から人間を浄化すれば、ペットや家畜に類する“人間に依存している生物”は飢えて死んでしまう」等の、人間を浄化した場合に発生する多大な問題点を考えていない可能性が高い

人類は「霊長目(サル目)」から進化しており、人間の度を越えた進化に苦言を呈する生き物としては「サル」がぴったりであろう。

また、2022年現在「サルがプリキュアになった事例は無い」し「サルモチーフのプリキュア」もいない(キュアゴリラは居たけど)。

要するに彼は「プリキュアに苦言を呈する、プリキュアになれない存在」なのである。

次回作の最終回では、生き残ったは(メンバーによって程度に差があるものの、一応は)和解し、適切な距離の関係に落ち着いたが、皮肉にもサルローは『プリキュアの味方』のヒーリングアニマルでありながら、人間とヒーリングアニマルの間に余計な諍い、不和を生み出すと、真逆な様相を見せてしまった。

貴方は最終回まで視聴して、何を思いましたか……?

関連タグ

ヒーリングっど♥プリキュア  ヒーリングアニマル サル
アビシニアコロブス

ヒープリ関連

  • ギガビョーゲン:現代におけるビョーゲンズによって生み出された、人間が怪物となった存在で、サルローにして見れば人間の環境破壊が齎す先の末路に見えなくもない。しかし、ギガビョーゲンの素体にされた人間は、あくまで寄生された被害者であり、彼等への非難は感染者を差別するも同然である事実に注意しなければならない。紆余曲折あって、サルローが人間の未来を信じるようになったのは救い。
  • 我修院サレナ及びエゴエゴ映画に登場。サルローの「生きる為」の目的以上の行為を、一個人が成し遂げようとした人間「その人間のエゴイズムによって生み出され、人間に害を為す」と、人間にとって因果応報の結果な存在。しかし、サレナがエゴエゴを生み出す為に用いた技術は、ビョーゲンズが持つ種族的性質の「地球を蝕む」能力を失わせ「人間と共存できる可能性のある生命体に造り変える」性質上、平和利用さえしてくれれば、数多の生命を救う革新的技術になる可能性がある。


他プリキュアシリーズ関連

  • クシィ4年前の作品に登場した、大いなる力を求めた結果、その強大過ぎる力に飲み込まれ、世界に害を為す存在に成り下がってしまった青年。人間の「度を超えた進化」を忌まわしく思うサルローからすれば、彼は正にその象徴とも見える。但し、クシィが力を求めた理由は、世界に降り注ぐ災厄に対抗する為であり、それもまた1人の男によって仕組まれた物であった為、その点に限ればクシィもまた、上記のギガビョーゲンにされた人々と同じく、救済されるべき被害者である。
  • ディアブルに洗脳された大人達:3年前の作品第35話に登場した、根は悪人では無いものの、プリキュア達に対し、視聴者の神経を逆撫でする様な発言や態度(子供であるひまり1人に大勢の大人で罵声を浴びせる、ひまりを庇ったあおいのバンドやスイーツ作りにかける情熱や培ってきた経験、それに関する仲間達との思い出を全否定する等)を繰り返した結果、視聴者からの評価が賛否に分かれたゲストキャラ繋がり。しかし、この大人達の場合は「当初はひまりを、あおいと同じお嬢様と勘違いし媚びへつらっておいて、彼女があおいに招待された庶民に過ぎないと知った途端、掌を返して嫌味を言う」との行いからも分かる通り、彼等はディアブルに洗脳される前から他者を見下す傲慢さを抱いており、その負の感情がディアブルによって増幅されたに過ぎず、結局はこの大人達も、サルローや下記のリュウオーンとロボゴーグ、カクタスの述べていた「人間の醜さ」を象徴する存在である。
    • 特に彼等のひまりやあおいに対する仕打ちの数々は、リュウオーンの「人間などズルく、弱く、他人を踏みにじる事しか知らない生き物」という発言にマッチしている。
  • スタープリンセス前作に登場した、一応はプリキュアサイドの人物達ではあるものの、サルローと同じく「プリキュアに力を与えし存在達が本当に正義なのか?」「その言動は正しいのか?」と視聴者に疑念を抱かせた存在。


ニチアサ関連

  • バンドーラ一味ゴードム文明:物語開始時点では封印されていたが、人間の手によって封印を解かれ、復活後は世界を支配すべく暗躍を始めた敵対勢力。もしサルローが彼等の存在及び復活の経緯を知ってしまえば、すこやかまんじゅうからメガビョーゲンが誕生した時と同じ心境に陥っていた事は想像に難くないだろう(特に後者は、復活の原因が主人公達にある点も共通している分、尚更である)……。
  • 諸星学園高等学校の校長、一部を除いた教師陣と生徒達:最終盤に於いて、それまで自分達の為に必死に戦ってくれていた主人公達に感謝するどころか、理不尽極まりない理由で彼等を非難した恩知らず繋がりの連中。先述の通り、サルローがのどか達を非難したのは、あくまで彼なりに地球の為を思って言動だったのに対し、この校長達に関しては「お前等がいると自分達も危険に晒される」等と、完全な責任転嫁及び自己保身が理由で、擁護の余地が一切無い事も特筆すべき点であろう。それでも、中には主人公達を非難せず、それどころか最終決戦に挑む彼等を応援したり、主人公達を非難する他の教師や生徒達を、懸命に説得する人達もいたのはせめてもの救いか。
  • 冥府十神:人間を「愚か」「罪深き存在」と蔑み、そんな人間達を滅亡させるべく、裁きを下さんとする人外繋がり。命を軽く見ている訳ではない者や、主人公達との交流を通して、人間の素晴らしさを知り、人間の可能性を信じてみたくなった者がいる点も共通している。
  • リュウオーン10サイのロボゴーグ︰かつては人間だったが、前者は「未知の財宝を独占する為に、仲間である筈の自分を無人島に置き去りにし、野垂れ死にさせようとする」、後者は「自分の発明を最初は否定しながら、危機的状況下になるや掌返しで認め、我先にそれを求める人間の醜さを目の当たりにし、人間を見限って人間を辞めた存在と化した冒険者と科学者。尤も、その後の彼等の振る舞いも、自分達が見限った人間達と何ら変わりない物で、何れも最終的には倒されている。更にただ敗れるのではなく、後者は主人公達にではなく、物語を裏で操っていた黒幕によって惨めに討たれた上に、前者に至っては、主人公との一騎打ちの果てに人間に戻ってしまった事で、自分が最も忌み嫌っていた人間として死んでしまうという哀れな最期を迎えた。
  • ゴセイナイト:地球を救う立場だが、登場当初は環境を破壊する人間に対して、厳しい態度を取っていて破壊行為も辞さなかったヒーロー。こちらも紆余曲折の末に、自らの意思で人間も守る対象として扱っていった。
  • ブロブの膜イン:こちらはビョーゲンズと同じ地球を汚染する立場であるが、作中に於いて「人間達も自分達と同じく、自然破壊や環境汚染の原因を作っている」実態を指摘し、その上で「人間達も自分達と同類」「そんな人間達を守る価値などない」と言い放ち、主人公達を動揺させた人外繋がり。


他作品関連

  • ラフィキクランキーコング、マンディじいさん:サルの年配キャラ繋がり。
  • マトリフ:世界を救う立場でありながら、人間達に対し嫌悪感を抱いている老人繋がり。但し、彼はかつて魔王ハドラーを倒した勇者アバンの仲間であるが、その功績を妬んだ王の側近達から嫌がらせを受けたせいで人間不信に陥った過去があるからで、「悪の魔王退治後の勇者不要論」を振りかざしていたサルローとは真逆の立場である。
    • もし彼がサルローののどか達に対する態度を見れば「お前ら妖精は困った時はプリキュア達に頼っておいて、危機が過ぎたら掌を返すのか!!」と激怒し、大喧嘩になったに違いない……。
  • のび太と雲の王国:サルローと同じく人間を「必要悪」と見做し、必要あらば排除も厭わない者達が登場する。
  • 東方不敗マスターアジア:地球の環境改善の為に人類を排除すべきと考える者繋がり。こちらは弟子の「人類も地球の自然の1つ」とする説得で考えを改めている(キュアサマーによるパロディイラストも…↓)。
人類はビョーゲンズと同じ?


  • ターちゃん:人間の必要悪な部分を認めながら、それ以上の欲を自身も含めて否定しながらも、人間の可能性も信じている者繋がり。
  • ザマス:彼も愚かな人間を嫌う存在だが、地球や宇宙の存続等の為ではなく、己の利己的な正義の為に『人間』(「ヒト」では無く全宇宙の『人間と呼ぶに値する知性生物』)を滅ぼし唯一神となろうとしたことが異なる。もっとも、その身の程知らずの暴挙の為、真の唯一絶対の神に消滅させられる。
  • 宇宙猿人ゴリ:立場上は侵略者ながら、その動機が「地球の美しい自然を愛する余り、それを破壊する地球人に憤る」と、実質的にサルローとほぼ同じ思考・行動理念となっている。
  • 赤舌たんたん坊ゲゲゲの鬼太郎シリーズにおける、環境を何喰わぬ顔で汚す人間達に失望・殲滅を主張したキャラ繋がり。ただし、人間による環境破壊に憤っていたのは、前者は5期、後者は6期に限っての話である為、別のシリーズと混同しない様に注意する必要がある。
  • 鬼舞辻無惨:ある意味「人間を浄化する上で伴うデメリットを考慮せず、人間を見限って浄化した場合のサルロー」を体現した人物(彼は自分にとって有用となりうる存在を次々と「役立たず」と処分した結果、自らの破滅を招いた為)。尤も、鬼舞辻無惨の実態たる「部下をぞんざいに扱った敵の親玉」の様を見れば、ネオキングビョーゲンにも近い存在であるが。
  • 夜神月:人間でありながら「平和な世界を作る為に、世界に害を及ぼす人間達を片っ端から排除する」と、サルローとほぼ同じ思想を抱く者。元々は彼も純粋な善意や正義感を持っていたが、それが暴走した結果、いつの間にか自分が最も忌み嫌っていた筈の「悪」と大して変わらない行いをしていた点も共通している為、もしあの時に、サルローの心がテアティーヌの説得を受けても動かなかった場合、サルローは彼と同じ末路を辿っていた可能性が高い。
  • ギバルーガ「自らを『地球』と断言し、自分以外の全てを一顧だにしない振る舞いに終始する人外」であり、こちらもまた鬼舞辻無惨や夜神月と同じ、サルローの悪しき可能性の1つ。尤も、こちらの本質はビョーゲンズに極めて近く、プリキュアとヒーリングアニマルの排除に成功し、地球を我が物にしたネオキングビョーゲンにも見えるが。
  • カクタス:こちらは人間の遺伝子操作によって作られた『知能を持つ植物』。しかしその境遇は、「作物の成長をコントロールさせ、食料問題や地球温暖化を解決させることが期待されていたが、制御不能の失敗作と見倣され捨てられた」「自らを勝手な理由で生み出しそして捨てた人間を恨み続けた結果、その考えは全生物を支配するという目的に行き着いた」と、「地球を守るヒーリングアニマルであるものの、地球を汚す人間達を見限り、殲滅を志す様になった」サルローに近い物があり、彼もまた「サルローがのどか達の活躍やテアティーヌの説得を見聞きしても尚、人間に対する見解を曲げなかった場合のif」を体現していると評せるだろう。又、人間の身勝手さに失望したと言う点では、上記のリュウオーンとロボゴーグにも近い。
  • 阿号:人間を脅威から守る存在だったが、暴走の果てに人類殲滅を目的とする様になったキャラ繋がり。しかしこちらの場合は、製作者の思想を誤解釈したからであって、誤解が解けてからは主人公と和解し、彼に手を貸す様になった。

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