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CV:後藤光祐


概要

ヒーリングっど♥プリキュアの敵・ビョーゲンズが操る巨大怪物。

幹部による「進化しろ、ナノビョーゲン!」の台詞とともに悪の妖精・ナノビョーゲンが自然界の妖精エレメントさんを取り込む事で巨大な怪物に進化した姿。

エレメントさんは普通の人間の目には見えないが、地球の様々な器物や植物に宿っている。そんなエレメントさんを取り込んで生まれるメガビョーゲンの外見は、犠牲となったエレメントさんが宿っていたものを模したものとなる。また、メガビョーゲンはどんな個体であってもサソリのような尻尾が生える。

基本的に「メガ!」「メガビョーゲン!」としか喋らないが、個体によっては外見のモデルとなったものを連想させる単語も発する。声調は素体となるナノビョーゲンを生み出した幹部と似た感じになることも。


メガビョーゲンはプリキュアと戦う為の戦闘能力を有してはいるが、メガビョーゲンの本来の目的は地球を蝕む事である。メガビョーゲンは放置しておくと周囲の環境を地球の生物に有害なものに変化させていく。

また、メガビョーゲンは取り込んだエレメントさんの力を吸収しながら成長していく。そしてある程度まで成長すると「種」を生み出し、ビョーゲンズの勢力拡大をもたらす。

このような特徴から、メガビョーゲンは誕生したら速やかに浄化しないとならない。


ちなみに名前の“メガ”とは百万倍を表す単位である。


「地球を蝕む」能力

全てのメガビョーゲンの個体は、口から光線を発射する事が可能で、それが命中したものは自然物であれ人工物であれ「蝕まれた」状態となる。

「蝕まれた」ものは赤黒いもやのようなものに包まれてしまい、そのもやがビョーゲンズ達にとって、快適な環境を生み出す。しかし逆に地球の生命にとっては有害であり、そのもやの中では生命の活力は徐々に失われていく。プリキュアの力も阻害してしまうようで、第6話ではキュアグレースがもやが湧き出る地面に足を踏み入れた瞬間、ぬかるみに足が取られたかのように動きにくくなっていた。

益子道男のインタビューで会話に応じようとする態度を見せる等、独自の判断を行うだけの知性はあるらしいが、幹部達でも完全に制御出来ている訳ではない為にそれ程高くはない模様。

尚、メガビョーゲンが浄化されても幹部達は特に悔しがる素振りを見せておらず、バテテモーダに至っては「自分が負けた訳じゃ無い」と言い切っているが、これは彼らにとってメガビョーゲンはあくまで地球を蝕む為の手段でしかない事を意味している。つまり、キングビョーゲンの方針通り、プリキュアとの戦いなど二の次で、勝ち負けに関係無く地球を蝕めさえすれば後の事はどうでも良いと言うスタンスこそが彼らのメガビョーゲンの運用思想なのだ。故に制御など出来なくても問題無く、その必要すら無いのだろう。

時にはメガパーツを獲得する為だけに生み出され、メガパーツを用いない召喚でもプリキュア相手に時間稼ぎを行いメガパーツを確実に得る為の作戦まで確立されている。


メガビョーゲンの成長

メガビョーゲンは生み出された瞬間から、素体となったエレメントさんの力を吸い取って成長していく。時間経過と共にサイズも戦闘力も増大していき、プリキュア側はメガビョーゲンの出現を感知したら、すぐさま対応しないと手の施し用の無い厄介な難敵と化す危険性がある。


また、一定まで育ったメガビョーゲンは、後々まで禍根を残す性質を持つようになる

メガビョーゲンの種

例えば、閾値を超えて成長したメガビョーゲンは自立歩行する「種」を吐き出すことができるようになる。この「種」はエレメントさんではなく生物の肉体そのものを取り込む事ができ、そうして生まれた存在は「メガビョーゲンより進化した次世代の存在」となる(基本的には新たなる幹部級怪人として扱われる)。彼らは「テラビョーゲン」と総称され、3幹部もそのように自称していることが明らかになっている。


メガビョーゲンに取り込まれたエレメントさんの命が吸い尽くされればそれ以上の成長はできなくなるが、そうなった時点でそのメガビョーゲンが蝕んだ環境は回復不可能となる(詳細は後述)。

現状ではエレメントさんの命を吸い尽くした「完全体」まで成長したメガビョーゲンはいないが、その直前まで成長してしまった個体は存在しており(11話・19話)、それらは上述のように後々まで禍根を残した。


時間とともに成長していき、最終的に全く別種のものに変異する様は現実のウィルスの振る舞いそのものである。

こういった特徴もあり、本作ではプリキュアシリーズとしては珍しく同一の怪物が2話に亘って登場するという展開も見られた。(第10・11話)


また、ある程度まで成長したメガビョーゲンは浄化されても肉体の欠片が結晶となって残る事が有る。第20話では、バテテモーダが前回の戦闘の際に倒されたメガビョーゲンの破片が結晶化した物を拾っており、それを別のメガビョーゲンに埋め込むと急激に成長する事を発見した。

バテテモーダが浄化された後は、その結晶の効果を観察していたグアイワルによって第21話でも再現され、メガビョーゲンのパーツ=略してメガパーツと命名された。

更にそれを見たダルイゼンは、メガパーツによって急成長されたメガビョーゲンからさらにメガパーツを取り出せることを確認している。同時に、まだ倒されていないメガビョーゲンからでも、表皮を毟り取ればメガパーツになる事も明らかになった。

成長した一体のメガビョーゲンからはうまくいけば複数個のメガパーツを取り出すことが可能なので、一つのメガパーツを消費してメガビョーゲンを成長させるだけで、消費コストを上回るメガパーツを入手できる可能性がある

ふざけるなという感じではあるが、ウィルスの増殖というのはそういうものでもある

時間をかけて成長を待たずに、メガビョーゲンを簡単に強化させる事が可能になったため、よりプリキュアたちの戦いは苛烈さを増して行く事となる。


このメガパーツは動物に埋め込むことも可能で、埋め込まれた動物はバテテモーダのような知性のある怪人ことテラビョーゲンに変化する。ただし、これで生まれたテラビョーゲンは素体となった動物の特性が引き継がれる短所がある。例えば、メガパーツが雛鳥に埋め込まれて誕生したネブソックはダルイゼンへの承認要求が強いのと、高いところが苦手という弱点を抱えている。また、この方法で生まれたテラビョーゲンはメガビョーゲンと同じく光線で直接地球を蝕み、ナノビョーゲンを生み出してメガビョーゲンを作る能力は今のところない。


第31話以降、幹部達がパワーアップを果たして戦力がすべてギガビョーゲンに移行したと思われがちだが、エレメントさんにナノビョーゲンを埋め込んだ場合は引き続きメガビョーゲンとなり、こっちは自然物や無機物があれば何処でも生み出せる強みがある為、地球を蝕む効率を考えれば必要に応じて使われる。


プリキュア側の対処法

メガビョーゲンがどこかで出現して暴れ回ると、ラテの体力が急激に衰弱する。

これはラテにとっては望ましくはないものであるが、同時にプリキュアたちにとってはメガビョーゲンがどこかに出現したことを知らせてくれるサインとなっていることも確かである。尚、劇中描写を見る限り、出現と同時に即刻ラテの体力が衰弱すると言う訳ではなく、その後で汚染を撒き散らして初めて衰弱する模様(実際、第35話で出現した個体はグアイワルからの特訓を受けており、地球を蝕む活動らしい事をしていなかった為、鼻がムズついた程度で体調も衰弱する程悪化していなかった)。

衰弱状態にあるラテは、メガビョーゲンに寄生されたエレメントさんの気配を感覚的に知ることができる。プリキュアたちはラテが感じたその気配について(聴診器を介して)聞くことで、メガビョーゲンがどこで暴れているかを推測し、現地へと向かう。

メガビョーゲンは人前で普通に暴れ回り、現場付近に行けば大騒ぎになっているので見つけることは難しくはない。令和プリキュア作品のキャラクターと言うこともあってSNSを使ってのリアルタイムの情報収集も普通にやる。後述に詳しいがメガビョーゲンへの対処は時間との戦いの側面が大きいので、とにかくメガビョーゲンの現在位置を早めに掴む事が必須なのである。

プリキュアたちの近くで出現してもラテがすぐに反応する訳ではなくタイムラグが発生する場合もある。


メガビョーゲンを倒すにはプリキュアとヒーリングアニマルが一体となって繰り出す浄化技で、メガビョーゲンの体内からエレメントさんを摘出するしか方法が無い。浄化技とメガビョーゲン化したエレメントさんの属性は関係はなく通用する模様。


プリキュア達に浄化を受けた後は、安らかな顔で「ヒーリングッバーイ」と言って消滅する。

浄化によって、メガビョーゲンに囚われていたエレメントさんが解放されると、メガビョーゲンに蝕まれた環境も瞬時に元に戻る。

但し、蝕まれた環境が元に戻るのはメガビョーゲンを浄化した結果ではなく、解放されたエレメントさんの力によるものだと言う事は理解しておくべき。あくまで戻るのは蝕まれた場所だけであり、その過程で起こった破壊された物は元に戻らない。

もしも、エレメントさんの力がメガビョーゲンに全て吸い尽くされた場合、それは寄生されたエレメントさんの死を意味する。エレメントさんが死んでしまうとメガビョーゲンを浄化しても蝕まれた土地は二度と元に戻らず、死の大地と化す

また、エレメントさんが死ぬ前に救出できたとしても、既にメガビョーゲンによって力の大半を吸い取られていた場合、蝕まれた環境は瞬時には戻らずに長い時間を掛けないと回復しない。あたかもリハビリに時間がかかるかの如くである。


何れにせよ、メガビョーゲンとの戦闘はあらゆる意味で時間との戦いと言っても過言では無い。

作中描写を見る限り、メガビョーゲンがエレメントさんの命を吸い尽くすまでは誕生させてから半日もあれば十分であるようだ。

中盤以降はメガパーツ目的で生み出される事もあり、成長前に浄化出来れば間接的な利敵行為を防げると思われるが、現状では初期3人の場合3人でようやく1体のメガビョーゲンを浄化できるのがやっとであり現実的ではない。終盤における大量発生は出現から時間が経ったものの、プリキュアの方も成長しているようで単独での対処も可能となった。

平成のシリーズと比べても類を見ない程に切迫した物であると言えよう(特に第10話及び第11話の様子は、まるで同じ脚本家が関わった作品これの初登場回を連想させた……と言うか、件のモノも同じ第10話及び第11話であり、意図的に狙っていたと思われる)。


ナノビョーゲン

ダルイゼン

メガビョーゲンの素体となる悪の妖精。上記イラストの右側の羽虫のような生物がナノビョーゲンである。

恐らく、ビョーゲンズ達の本拠地である異世界「ビョーゲンキングダム」に巣食う妖精だと推測される。

角のような突起がある顔に、蝙蝠のような羽が生えた小さな姿をしているが、幹部に呼び出された後にエレメントさんに憑依して、周囲にあるものを取り込み巨大なメガビョーゲンへと進化する特性を持つ。

ちなみに名前の“ナノ”とは十億分の一を表す単位である。

ただし、ナノビョーゲンの大きさは指でつまめるくらいには大きい(エレメントさんと同程度)


各話のメガビョーゲン

召喚者によって以下のように付け狙うものが分かれている傾向にある。

  • ダルイゼンは花畑など地上の生物
  • シンドイーネは水道など水周り
  • グアイワルは光、雨など大気にまつわるもの
  • バテテモーダは扇風機など機械

但し必ずしも上記の通りではなく例外はある。8話ではダルイゼンが氷、9話ではシンドイーネが宝石をそれぞれ狙った。


登場話モチーフ召喚者エレメント備考
1ダルイゼン花のエレメント
2大きな木木のエレメント
3温かいお水(ボイラー)シンドイーネ水のエレメント
4婦人服グアイワル光のエレメント
5タコシンドイーネ泡のエレメント
6ダルイゼン実りのエレメント
7グアイワル雨のエレメント
8クーラーボックスダルイゼン氷のエレメント
9指輪シンドイーネ宝石のエレメント
10坩堝に入れた状態のガラスグアイワル光のエレメント
10~11水の巨人シンドイーネ水のエレメント
黄色い花ダルイゼン花のエレメント(※1)
12ショベルカーバテテモーダ宝石のエレメント
13ドローングアイワル雷のエレメント
14扇風機バテテモーダ風のエレメント
15ティーポットダルイゼン葉っぱのエレメント
16枯れ木バテテモーダ木のエレメント
17長靴シンドイーネ雨のエレメント
18アロマキャンドルバテテモーダ火のエレメント
19吹き流し風のエレメント(※2)
20ソーラーパネル太陽のエレメント(※3)
21マリーゴールドダルイゼン+グアイワル花のエレメント
22蛇口シンドイーネ水のエレメント
23トウモロコシグアイワル実りのエレメント
25狛犬シンドイーネ宝石のエレメント
27気球グアイワル空気のエレメント(※4)
29トランペット音のエレメント(※5)
30アロエダルイゼン葉っぱのエレメント
35バレー選手とヤシの木グアイワル木のエレメント
36松の木(冬仕様)シンドイーネ (※6)
40温泉キンググアイワル水のエレメント
風見鶏風のエレメント
風呂桶木のエレメント
カメラ雷のエレメント
45(終)すこやかまんじゅう×6自然発生実りのエレメント

※1:完全体直前まで成長した個体。種子を生み出し、それが後にバテテモーダとなった。

※2:完全体直前まで成長した個体。浄化後にその肉体が3つの欠片となって残されており、それが後々まで増殖していく「メガパーツ」のオリジンとなった。

※3:メガパーツを1つ埋め込んだ。

※4:メガパーツを3つ埋め込んだ。

※5:メガパーツを5つ埋め込んだ。

※6:初のエレメントさん2回出演である。


なお、24話・26話・28話・31話〜34話はメガビョーゲンは登場しない。


余談

ナノビョーゲンを召喚する際、幹部によって髪の毛を弄る、投げキッスをする、ポージングを決める等の動作を行うが、これは衛生的な観点ではウイルスの感染経路を増やす行為に見える。


  • 髪の毛を弄る(ダルイゼン)=頭皮のフケや抜け毛等を飛散
  • 投げキッス(シンドイーネ)=エアロゾル感染及び、乾いた唾液の飛散
  • ポージング(グアイワル)=汚れた汗や皮脂等の拡散
  • 両手を合わせる(バテテモーダ)=汚れた手からの接触感染
  • 両腕を激しく交差させつつ小躍り(バテテモーダ)=グアイワルと同様だが、バテテモーダの外見から体毛の飛散も有り得る

また、実りのエレメントを依り代にしたメガビョーゲンから、大量のメガパーツが文字通り実ったように、総括してメガビョーゲンは各エレメントさんのモチーフが持つ負の側面(様々な災害)と言える。表現としては以下の通り。


  • 植物系・・・・・・生態系を狂わせる植物の異常発生等
  • 水系・・・・・・・洪水の様な水害や豪雨・豪雪災害
  • エネルギー系・・・落雷や火災等
  • その他・・・・・・台風や騒音公害等

関連タグ

ヒーリングっど♥プリキュア ビョーゲンズ

プリキュアの敵一覧

???


ノットリガー/巨大ノットレイメガビョーゲン/ギガビョーゲンヤラネーダ/ゼンゼンヤラネーダ/ゼッタイヤラネーダ


プリキュア内

ウザイナー… 同じく、自然界に生息する妖精に憑依して作り上げるプリキュアの怪物。


オシマイダー…同じく、断末魔(?)が特徴的なプリキュアの怪物。


他作品の類似キャラクター

眼魔アサルト…ナノビョーゲンと同じように物体を取り込んで変貌するニチアサ繋がりの怪物。


バグスターウイルス…病原菌が人間に憑依して誕生するニチアサの怪物繋がり。憑依した者は体力が急激に衰弱してしまい、最終的には消滅してしまうのも共通である。


蛮機獣…人間界を汚染するニチアサの怪物繋がり。幹部によって怪物の属性が異なるのも共通している


岩石サイマ獣マグマゴレム…倒された後に強化アイテムが出現したニチアサの怪物繋がり。


バーサーカー(帝都聖杯奇譚):装備させられている『甲型英霊拘束具』の性質が、「周辺土壌の魔力・霊力を根こそぎ奪って装着者の力に変換する=最終的に土壌を死滅させると、メガビョーゲン染みたものになっている。尚、時期的にはバーサーカーの方が早い。


マギアレイダー邪面師ニチアサ令和シリーズ最初の怪人繋がり。

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