CV:下山吉光、田中健大、越後屋コースケ、宮崎遊、近藤唯、小島幸子、金香里
概要
スター☆トゥインクルプリキュアの敵組織、ノットレイダーの戦闘員。銀系のスーツに顔を含めて覆われている。顔面には「NO」、首筋から胸にかけては「T」の文字があしらってある。
鳴き声(掛け声?)も「ノットレイ!」。体格は個体によって異なる。
ワープ航法で現れる無数のUFOから数人ずつ外へ飛び出し、宇宙空間では靴底からロケット噴射させて襲いかかる集団戦法を得意としているが、レーザーガンなどの武器を持つ個体もいるが、レーザーガン程度なら直撃してもプリキュアはびくともしない。しかし第3話のように何十体もが一斉射撃を行えばプリキュアもダメージを受けるので単なる雑魚として油断すると痛い目にあう。
そして何より、プリキュア相手には大した戦力にならなくても、実際のところ星空界の平均的な一般人のレベルをはるかに超える力を戦闘スーツによって得ているので、そんな連中が兵隊として大量に攻めてくるとほとんどの惑星はなすすべもなく侵略される。
対プリキュア戦では彼女たちに直接的ダメージを与えるシーンはほとんどないが、とにかく数で攻めてくるので指揮官の運用次第では足止めとして効果的に使われてにっちもさっちもいかなくなることも。特にテンジョウはノットレイの指揮に長けた軍師でおり、地形や天候など周囲の環境を利用して陣形戦術を行うことで幾たびもプリキュアを苦しめている。
武人であるカッパードが指揮する場合はそこまで戦術的にノットレイは運用されないが、獲物と定めた特定のプリキュア(主にキュアスター)と一騎討ちをするために、他のプリキュアに邪魔されないようにノットレイを足止めに使うことが多い。
第10話では幹部の一時的なパワーアップに伴ってノットレイの戦闘能力も飛躍的に向上し、キュアソレイユとキュアセレーネをそれぞれ圧倒。ほぼ戦闘不能な状態にまで追い込んだ。
(ただしこの一時的なパワーアップは体力をひどく消耗するらしく、パワーアップ効果が切れた時はノットレイは皆グロッキー状態になっていた)
第38話では、ノットレイのタイツスーツはアイワーンが開発したもので、「これを着れば誰でも兵士としての力を得れる」というシロモノだったことが判明。このことからノットレイには「中の人」がちゃんといることが明確となり、第47話では素顔も確認できる。また、マスクの着脱も容易に行えるようだ。
ノットレイダーは宇宙で居場所を失った者たちの吹き溜まりなので、彼らもまた難民やアウトサイダーなのだろう。
設定上は顔もマスクなのだが、テンジョウに褒められて頬を赤らめる等、感情に合わせて表情が微妙に変化することはよくあったり。まあこのあたりは子供向けアニメだしわかりやすさ優先ということか。
余談
名前の由来は“乗っ取る”の命令形、否定を意味する“not”、レーザーを意味する“ray”からだと思われる。
声を演じる一人である下山吉光氏は、本作がプリキュアシリーズ初出演。下山氏は前作『HUGっと!プリキュア』でビシンを演じた新井里美氏の旦那であり、夫婦で敵キャラクター役をリレーする格好となっている。
一方、担当声優の一人である田中健大氏は、前作のミュージカルショーでオリジナル敵キャラクターのパリピーノの声を演じており、本編第33話でもゲストキャラクターである出刃亀ディレクターの声を演じている。
ちなみに砂漠の使徒も幻影帝国も戦闘員がおり、首領(幻影帝国は黒幕)が宇宙人の敵組織である。
関連項目
仮面ライダージオウ/仮面ライダーゲイツ/仮面ライダーウォズ:顔に文字が書いてあるヒーロー繋がりであるとともに、平成から次年号にかけて放映される作品繋がり。
天空×字拳:ドラゴンボールの登場人物が使う技。両手をクロスさせた状態で上空から襲いかかる姿勢が酷似している・・・というか、そのまんま。
ゲンジ通信あげだま:敵の名前が「ノットリダマス」。こちらはおそらくノストラダムスの大予言と掛けている。
歴代プリキュアシリーズの戦闘員たち
ナットレイ:一字違い