\ゲイツ!/
「変身!」
ライダータイム! 仮面ライダーゲイツ!
CV:押田岳
変身者
概要
2068年から来た明光院ゲイツが変身する未来の戦士(ジクウドライバーの数字が2068になっている)。英語表記はGEIZ。
ジオウと同じく平成ライダーのライドウォッチを使ってアーマータイムを使用することができる。
待機時のセグメント表示は0と1の羅列、効果音はデジタル時計のカウントダウン風になっている。
スペック
身長 | 194.5cm |
---|---|
体重 | 92.0kg |
パンチ力 | 8.5t |
キック力 | 18.7t |
ジャンプ力 | 30.0m(ひと跳び) |
走力 | 5.2秒(100m) |
各種強化形態の影に隠れがちだが、夏の劇場版「Over_Quartzer」においてはグランドジオウでさえ苦戦する仮面ライダーバールクスに必死に食らいつき、パンチで一矢報いるなど意外な活躍を見せる事もある(ちなみに、ジオウの基本形態よりもパンチ力が高く設定されている)。
容姿
パーソナルカラーは鎧は黒、スーツは赤(モチーフに関しては後述)。
顔面には黄色の『らいだー』の文字があしらわれている。
文字面はやや幼稚な印象を与えるひらがなだが、「インジケーションバタフライ」に表示される文字の鋭角なアレンジとクールな変身音声により全く幼稚さを感じさせないデザインとなっている。
足の裏側にも「きっく」の文字が見受けられる。
「ミッドバンドライナーM」に腕時計用金属ベルトの意匠があったジオウとは異なり、ゲイツの胸部にある「ミッドバンドライナーR」はラバーベルトを模しており、背中には留め具が確認できる。
変身ポーズ
ジクウドライバーにゲイツライドウォッチをセット、握り拳でロックを解除し、交差した両手で抱え込む様にドライバーを持ち腕を広げながら回転させる。
使用アイテム
ゲイツライドウォッチ
ライドウォッチで戦う、未来のライダーは…ゲイツだ!
仮面ライダーゲイツへの変身に用いるライドウォッチ。
リングの形状はネジのようなディティールなど、ジオウやレジェンドライダーの物と異なる外観をしている。
EP22ではアナザーリュウガにゲイツ自身の攻撃が跳ね返された際に砕け散っている(ライドウォッチにもアナザーウォッチと同様の性質があるのかは不明)。
レジェンドライダーのライドウォッチ
現時点での所有ウォッチはゴースト、ドライブ、クローズ、ファイズ、ウィザード、ゲンムの6種。
ゴーストはEP14でディケイドがブランクウォッチに戻した事で一時的に失われていたが、後にジオウが持っていた物をエグゼイドライドウォッチと交換した事で再び手元に戻った。
ジカンザックス
専用武器。「おのモード」と「ゆみモード」を使い分ける。
変形の際は『Oh!No!』『You!Me!』とダジャレ調の音声が流れる。
ライドストライカー
バイクライドウォッチから変形するオートバイ。
タイムマジーン
ロボに変形するタイムマシン。
黄色の「ろぼ」の文字が描かれており、ジオウや未来でのレジスタンス仕様とは異なる、ゲイツに合わせたカラーリングをしている。
必殺技
基本形態以外での必殺技は各形態の、ジカンザックスの必殺技はジカンザックスの記事を参照。
ジャンプした後顔と足の裏の「らいだー」と「きっく」の文字が敵に向かって大量にレールのように現れ、それを辿るように飛び蹴りを放つ。
この時、敵が飛び蹴りを喰らって倒される姿が先の未来として映っている描写がある。
EP22にて、これはタイムバーストが命中するのに僅かなタイムラグがあるためということが判明している。
EP04ではライドストライカーに乗った状態で発動し、バイクで回転しながら何度も敵に激突して攻撃した。
EP38ではパンチ技として発動し、パンチホッパーのライダーパンチと激突した。
EP41ではアナザーオーズを足で壁に押さえつけたままタイムバーストを発動させて倒した。
『RIDER TIME ジオウVSディケイド』では回し蹴りとして発動し、複数の初級インベスを一掃した。
ガンバライジングでは敵を上空に吹き飛ばし、足の裏に書いてあるのと同じ「きっく」の文字を大量に出して足裏に纏わせて飛び蹴りを放つ。
アーマータイム
ゲイツが当初からライドウォッチを持っていたゴースト・ドライブは「未来の子孫の存在が示されている」面子となっている。
元々赤を基調としたアンダースーツのためか、イメージカラーが赤のライダーのアーマーを使用することが多い。
また腕の装備が小型、もしくは無いものが多い。
- ビルドアーマー(ジオウから借用)
- エグゼイドアーマー(ジオウから借用)
強化形態
見た目こそアーマータイムに近いが、ディケイドアーマー以外の強化形態と同じく変身音声は「アーマータイム」では無い上にネタに全振りの背景とデザインに反してゲイツリバイブ級(或いはそれ以上の)超強力アーマーで、劇中ではジオウⅡとウォズが敗北した相手に勝利した。
余談
EP01から(イメージ映像ではなく)本格的に2号ライダーが登場するのは仮面ライダーギャレン以来14年ぶり。
ギャレンを3号ライダーとした場合、仮面ライダーナイト以来16年ぶりとなる。
EP01での通常形態はソウゴの前に立ち塞がる形で現れたくらいで(一般人を押し退けたりはしていたが)戦闘にはならず、戦闘時はすぐにゴーストアーマーにチェンジしている。
その経緯も含めて、初登場話で基本フォームでほとんど戦っていないライダーはかなり珍しい。
変身者の名前がそのまま名前になった仮面ライダーとしてはハートやポッピーなどが存在するが、変身者が人間であるものはシン、純くらいなので割と珍しい部類(響鬼たちは本名ではない)。
公式サイトでは変身前を「ゲイツ」、変身後を「ライダーゲイツ」と表記して区別している。
未来人が変身するライダーはこれまでも複数いたが、ゲイツはその中でも初めてのレギュラーキャラである。
2021年に行われたNHK主催のイベント「全仮面ライダー大投票」では、98票で88位にランクインした。
87位 | 仮面ライダーシン |
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88位 | 仮面ライダーゲイツ |
89位 | 仮面ライダーアマゾンネオ |
モチーフ
デザイナーの山下貴斗氏(PLEX所属)の発言によるとラバーを使ったタフな感じのデジタル時計がモチーフとされており、時計の針を触角として用いられない関係上、平仮名の文字が触角を表現するような形に配置されている。
また、顔に平仮名が使用されているのもジオウとの差別化からである。
(出典:「フィギュア王No.260」(ワールドフォトプレス・2019年)のインタビュー記事「魔王降臨暦 第一章 祝え!ジオウ生誕の瞬間を!編」(P24)より)
結果としてジクウドライバーまたはビヨンドライバーで変身するライダーでは唯一、複眼が平仮名で形成されたライダーになった。
その他あれこれ
公式発言上のモチーフは以上の通りとなっているが、上記の特徴は日本の腕時計メーカーカシオ計算機から販売された「G-SHOCK」と一致する部分が多い。
初代G-SHOCKの時代の頃は、タフで頑丈なアナログ腕時計は他のメーカーに存在していたが、
(※ただし完全に壊れないというわけではなく、運が悪いと壊れるのもあったとされる)
デジタル腕時計には、殆どが衝撃で壊れやすい製品が多く、非常に頑丈でタフなデジタル腕時計は、初代G-SHOCKが初であったとされる。
最初は日本で発売されたが、さほど注目されず(一種の日本面とも・・・)
アメリカで発売された時に、CMで「GーSHOCKをアイスホッケーのパックに見立てて、叩いても壊れないことをアピール」したが、視聴者から『誇大広告ではないか』という声があがり、現地の人気番組で検証して、本当に壊れないことを実証した為、爆発的人気を得たのだが、当時の米国の若年層には、この様な腕時計は馴染みがなかった為、「未来の電子デバイス」扱いをされた。
ゲイツの最強形態の名前はゲイツマジェスティというが、G-SHOCKにも最高級グレードの「MR-G」というものがある。
「MR」のモデル名の由来は、ズバリ、「Majesty+Reality」。
”風格ある本物”という意味である。
そして、MR-Gの特別モデルには「AKA-ZONAE」という限定カラーモデルがある。
この時計のカラーは、戦国時代の赤備えを意識した物であり、赤備えは「精鋭部隊・エリート」を意識した色の為、ゲイツの経歴に似合っているカラーとも言える(奇しくも、劇場版では赤備えを初めて使った武田信玄の軍勢が登場している)。
名前つながりでネタに上がる事のあるMicrosoftの創業者ビル・ゲイツ氏は、CASIOの時計を愛用していたりする。後に、公式でネタにされたのか、マジェスティライドウォッチの展開音は、初期のWindows起動音によく似た音になっている。
2021年に行われたNHK主催のイベント「全仮面ライダー大投票」では、無念の第88位となった。
関連タグ
○号ライダー