「貴様も…これまでよ…」
CV:沢りつお
概要
銀河王配下の最強怪人…というより宇宙怪獣。
ドラゴンと河童を足して二で割ったような外見をしている。
銀河王が言うには自身が生まれた星に生息する生物の中では1番凶暴な宇宙生物だそうで背中の巨大な翼で空を飛び、4本の腕の先にある鋭い爪で敵を切り裂く戦法を得意としている。
また、高い知性と姿を消す能力も有しており、相手の言葉を解することが出来るほか、地球言語を話すこともでき、姿を消して相手を密かに尾行したり、不意打ちを仕掛ける事もできる。
宇宙ステーション「天海」を内部から襲撃、Σエネルギー開発の責任者である羅門博士を殺害した。その後地球にて博士がエネルギー方程式を託した愛犬エレンを博士の娘レミや、エレン達を狙ったジャガーバン共々宇宙船に拉致する。
ネオショッカーと手を組んだ銀河王の命により、富士山麓に建設されたネオショッカーミサイル基地に侵入した強化スカイライダーを撃退するべく迎え撃つが、逆に強化スカイライダーの必殺技『パイルドロップ』を喰らい、死んだかのように見せかけ、一時姿を消す。
その後、爆発する基地から脱出しようとする強化スカイライダーの前に現れライダーを驚かせるが、先の必殺技で既に致命傷を受けていた為、結局何も出来ないまま、悔し紛れの捨てゼリフを吐いて爆死した。
ちなみに、『仮面ライダーSPIRITS』では銀王軍所属の宇宙怪獣なのに、しれっとネオショッカーの再生怪人軍団の中に紛れ込んで登場している。
また『ザ・グレイトバトルⅥ』では雑魚敵として登場する。
デザインは当初の企画だったネオショッカー幹部のドラキュラ伯爵の配下であるプテラノドンモチーフの怪人「テラノドジン」を改稿したもの。
MOVIE大戦MEGAMAX版
身長 | 275cm |
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体重 | 221kg |
最高飛行速度 | マッハ1.2 |
CV | ダンテ・カーヴァー |
(出典:『麻宮騎亜 仮面ライダーフォーゼデザインワークス When You Wish upon a Star』(ホビージャパン)P76)
「ライダー、脱出できるか!」
財団Xのレム・カンナギ直属のエージェント・カタルの超進化生命ミュータミットとしての姿にして彼の真の姿。
原典となった銀王軍所属のサドンダスとは違い、よりドラゴンに近い形状をしたスタイリッシュな姿となっており、腹部にも無数の牙が生えた第2の口がある不気味なデザインへと変貌している。
よく見てみれば色合いはネオショッカー首領に似ていないことも無い。
原典同様、飛行能力を有しているほか、パワーダイザーを吹き飛ばすほどのパワーとフォーゼ・ファイヤーステイツの『ライダー爆熱シュート』にもビクともしない程の耐久力を兼ね備えており、口から強力な高熱の火球熱線を吐き、一時はフォーゼを変身解除までに追い込む程の大幅なパワーアップを遂げている。
攫われた撫子(SOLU)を救おうと追跡する弦太朗を始末すべく襲い掛かり、駆けつけた仮面ライダー部6人の抵抗を難なく退け、6人に元気を貰って奮起するフォーゼをとことんまで追い込むが、撫子が弦太朗を助ける為に自身の想いを込め、作り出した『ロケットスイッチS-1(スーパーワン)』を使ってフォーゼがロケットステイツにステイツチェンジした事で形勢は逆転。
ロケットステイツの機動力の前にはなす術もなく翻弄された挙句、最後は宇宙まで運ばれ、必殺『ライダーきりもみクラッシャー』を受け爆死した。
なお、まさか一介の高校生に敗れるとは思っていなかったらしい財団Xの上層部(もしくはいるかもしれないカンナギ一派の生き残り)たちは、この予想だにしない緊急事態の対策として、この時の戦闘データーを元に更なる強化体を制作することになったようだ。
再登場
映画『仮面ライダー大戦』ではバダンにより超銀河王共々復活(ただし、今回登場したのはサドンダスβ)。バダンシティでの決戦ではスカイライダーと交戦する。
ゲーム『ロストヒーローズ2』でも登場するが、超銀河王の配下ではなく、ユートピア・ドーパントの配下という設定で(両者は財団X所属なのでその繋がりだろう)、原作での中の人がダンテだった為か、時折英語で話す。リブラ・ゾディアーツに勝利したヒーローたちを急襲、なでしこを攫った。惜しくもヒーローたちに敗れてしまったが、ユートピアの下に届けるという目的は達した。