データ
身長 | 49m |
---|---|
体重 | 3万7千t |
CV | 増田俊樹 |
概要
ウルトラマンレグロスの兄弟子たちの一人の幻獣闘士。
鶴に似た姿を持つ宇宙人で風を操る「飛翔精鶴拳」の使い手。
弟子にも敬語で接しており穏やかそうな人物に見えて、稽古でレグロスの姿勢が乱れ始めたら叩くなど厳しいところもある。
機織りが得意で、闘士たちが来ている胴着はすべて彼が作ったもの。
それゆえレグロスの姿を見たときは全裸だと思ったのか「寒くないんですか?」と聞き、いつか彼の胴着を作ることを約束してくれた。
しかしマグマ星人侵略軍の襲撃に倒れ、その約束が果たされることはなかった。
胴着は作れなかったが、彼のコスモクレインはオーブとなりレグロスに託された。
過去
彼には先にコスモビーストと契約し幻獣闘士となった兄がいたが、当時のアルビオは兄と比べて非常に弱く臆病者な性格をしていた。コスモ幻獣拳を習得する為とはいえ「争いは何も生み出さない」として戦う事を躊躇っていたからである。
アルビオの兄は、そんな彼に稽古をつけてくれていたが、自他ともに厳しかった兄の稽古は厳しく気が遠くなるほどだったという。
そんな中、宇宙をさまよっていた凶暴な怪獣たちがD60星に襲来し、兄は果敢に立ち向かったがアルビオはヒューマノイドたちの避難誘導で手がいっぱいだった。
避難が完了し兄の元へと戻ったアルビオが見たのは炎に包まれ、怪獣たちの屍が転がる中で立ち尽くす兄の姿だった。兄はすでにボロボロで目は閉じ、気力だけで立っているようなものだったという。
アルビオは兄を介抱しようとするも、一匹の怪獣が目を覚ましアルビオを襲撃した。
そんな中、アルビオは自らの手が軽くなり目の前に楯が出来たような感覚がした。
その楯の正体は兄であり、怪獣の攻撃からアルビオを守ったのだった。
アルビオの目の前で兄は無残に切り裂かれ倒れ、彼の手の中でこと切れる瞬間、兄の体からまばゆい光が溢れアルビオを包み込んだ。その光を受けたアルビオからは恐怖心が無くなり、澄み切った青空のような感覚になった。
その後の記憶は目の前に怪獣が倒れていたことのみであり、それは兄からコスモビースト「コスモクレイン」を受け継いだアルビオが自ら倒した事によるもの。この出来事から、兄の意思を守るべくもう二度とあのような悲しみを繰り返さない為、そして情けない自分から卒業するために平和を守り続けることを誓ったのだった。
余談
声を担当する増田俊樹氏は、ウルトラシリーズひいては特撮作品初出演となる。
また、「ウルトラマンZ」でウルトラマンゼットの声を演じた畠中祐とは「遊戯王ZEXAL」や「僕のヒーローアカデミア」で共演している事でも知られている。
名前の由来ははくちょう座β星アルビレオからではないかと思われる。