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刺青

それぞれよみがことなる

皮膚に色素を刺し、肌の上に絵を描くこと。
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「刺青」とは;

  1. (いれずみ/ほりもの):皮膚に色素を刺し定着させる身体の装飾方法で、タトゥーともいう。本文で説明する。
  2. (しせい):谷崎潤一郎の文学作品のひとつ。

日本における「刺青()」

通常の刺青は、1点ずつを刺して皮膚に色素を注入するため大変な苦痛を伴うが、この苦痛を我慢してこそ本物のヤクザともいわれる。

最近では、上記の方法に代わってデカールのように皮膚に貼り付けるタイプも主流となっている。

墨を入れると温泉などの公衆浴場ジム等への入場を断られることがあり、近年では海水浴場すら入場禁止になる場合もある。さらに、SNSでは刺青に嫌悪感を示す人者と理解を示す者による激しい応酬が繰り広げられるなど、良くも悪くも関心の高いトピックでもある。
墨を入れていることが知られると、特定の仕事へは就けない可能性がある。

センシティブな作品



かつて日本や中国などの東アジア)では刑罰として入れ墨()の刑があったこともあり、刺青はアウトロー(暴力団DQN)のシンボルというイメージが出来上がっているのも刺青が嫌悪されがちな一因である。
刺青文化が盛んな欧米においても、一定の教養層、上流層などを中心に嫌悪する傾向があるが近年では大学に行くような恵まれた環境の若者でもワンポイントの刺青を入れることは珍しくない状況になってきている。
世界的に見るとこうした「刺青嫌悪」は日本人特有であり、日本は先進国においてはマイノリティの部類に入るとされる。

ただし日本(大和、アイヌ、琉球)では世界的に見ても古くから刺青をしていたことから刺青の技術は高く外国からも依頼が来たほどだったらしい。
江戸時代などでは、船乗りや火消し、鳶のように素肌を晒す職業では刺青が無いほうが恥とすらされるほどだった。(もっともこれらの職業に就く者は事故などで死亡した際に備え、刺青で身元の判別をしやすくしていた事も一因である)

明治政府が刺青を禁止した理由の1つに、文明の開化のために「野蛮、未開」というイメージを払拭したかったことがあると考えられる。
しかし、現在ではそのような考え方は時代遅れであるという意見もある。

日本における刺青のリスク

上記ような社会的リスクに加え、感染症や後から完全に消すことが困難であるといった身体的リスクがある。

刺青を入れる彫り師になるにあたって国家資格や業界統一の基準があるわけではないため、衛生に関する観念や知識のレベルは個人差が大きい。
近年では衛生に配慮しようとしている者も多少増えてきており、用具を使い捨てにしたりオートクレーブで消毒したりすることで工夫はされているが、衛生に関する知識を専門的に学んだ者はそう多くないため「きちんと対策していたつもりでも衛生関係のプロの目から見れば穴だらけ」という事態になっている可能性は低くない。
消毒が不十分だと肝炎などの感染症に罹患する危険がある。

また、かつての刺青の顔料には酸化鉄が含まれていたが、これは電磁波で発火する恐れがある。そのため病院でMRI検査を断られる可能性がある。

後から刺青を消そうとしても、保険が効かないため高額な施術費用がかかるうえ、完全に消すことはまず不可能であり跡はどうしても残る。そのため刺青を入れる前に将来のことを十分考えるべきである。

単にファッションとしてやりたいだけなら、シール、ヘナで描くなどのいずれ消える方法や、刺青のように見える柄の入ったストッキングなどで代用できるため、リスクを避けたい人、軽い気持ちでやりたいだけの人はそちらをオススメする。

ファッションとしての「刺青(タトゥー)」

上記のことから日本ではファッションの一種としても認知されている一方、不良に見られる傾向があるため、現在でも良い印象は持たれていない。
寧ろ堅気には戻らない」という意志を持ってタトゥーを入れる芸能人もいる。

しかし上述のように、これは日本に特有の価値観によるもので、欧米ミュージシャンハリウッド俳優など、海外の著名人はファッションや自己主張として普通に入れている人のほうが、むしろ多いくらいである。
アスリートタトゥーを入れている人がたいへん多い。
ちなみにイギリスは世界で最もタトゥー人口が多い国のひとつで、成人の5人に1人がタトゥーを入れている。

なおプロ野球助っ人外国人の場合は許可されている。Jリーグにおいては日本人選手も外国人選手に影響されて刺青を入れることは少なくなく、代表クラスにも入れていることが知られている選手がいる。

儀礼的なもの

 通過儀礼や成人・身分の証、魔除けとして刺青を入れるしきたりを持つところもある。

  • 古代中国との接触を本格的に持ちはじめる前の日本において、男たちはみな顔や体に刺青をしていたという記録が魏志倭人伝に残っている。
    • 明治時代に入り日本化が進められるまで、北海道や沖縄・宮古・奄美には女性の成人儀礼として刺青の文化が残っていた。アイヌの成人女性は口とその周りに口紅のような黒い入れ墨をする習慣があり、沖縄や宮古・奄美の少女は13歳ころから結婚するまで手の甲・指・肘に「ハジチ(針突き)」という入れ墨を少しずつ施していった。現在でも、アイヌの女性は伝統行事の時に黒い口紅を塗ることがある。
    ニュージーランドのマオリは、伝統的な刺青「モコ」を一生かけて完成させる。モコは身分や個人の証明や、一族の来し方を表す家紋などの役割も兼ねている。
  • フィジーでは、ピアスと刺青をされなかったものは死後の世界において地獄のような責め苦を受けると信じられていた。

原住民君
火のかたわら



このようなことから、野生児やアニミズム属性のあるキャラクターにエキゾチックな雰囲気を持たせるため、刺青やボディペイントが施されていることはわりとよく見かける。

近年、日本の文化とは異なる社会で生まれ育った訪日外国人の増加に伴い、こうしたタトゥーを入れた人物を公衆浴場で受け入れるべきか否かで議論が割れている。

タグとしての「刺青」

肌を晒さなければ大きな(凝った)刺青の全容は見えない、ということでR-18タグの付いているイラストが大変多い。

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Tattoo Series Vol.31
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