「私は私の意志で引き金を引くの 守るべき人のために。」
「今の貴方は国の為でも仲間を助ける為でもない!! ”憎しみを晴らす”ただそれだけの行為に蝕まれている!!」
「お願いです大佐 貴方はそちらに堕ちてはいけない…!」
概要
演:蓮佛美沙子
アメストリス軍の中尉。ロイ・マスタング大佐の部下。年齢は24~25歳(牛小屋日記より)。身長168㎝。
金髪に鳶色の目という容姿端麗な女性。普段は髪を後ろで纏めているが、下ろすと随分印象が変わる。軍服の下は黒のハイネックを着用している。
性格は仕事中は常に冷静沈着で、よほどのことが無い限り感情を表に出さない。ただし、終盤に於いては流石に余裕がなかったのか、感情的になるシーンも多くなった。
プライベートでは笑顔のシーンも多く、ウィンリィとも実の姉妹のように仲が良い。と言うのも、ウィンリィがエルリック兄弟を支える覚悟を決める為の勇気をくれたのは他ならぬリザである為である。
引き取り手のいない仔犬(後の「ブラックハヤテ号」)を引き取るなど、根はごく普通の優しい女性である(ただし、愛犬への躾はかなり厳しい模様)。
欠点はこの通りネーミングセンスの悪さ。
類稀な射撃の腕前を持って銃器一般を使いこなし、士官学校時代には狙撃手としてイシュヴァール戦線に配置された。名前と、その正確無比な狙撃から「鷹の眼」の異名を持つ。常に銃を二丁携帯し、普段はFN ブローニングM1910とエンフィールドNo.2を装備している。
たまに持っているライフルはモーゼルKar98kライフル(スコープを装着しスナイパー仕様にしている)
終盤のエンヴィー戦では2丁のコルトガバメントを乱射する荒技を見せた。
東方司令部司令官のグラマン中将は母方の祖父にあたるらしいが、ガイドブックのみの情報で、本編では触れられていない。
父は錬金術師で、かつてのロイ・マスタングの師匠であった。父の手によって「焔の錬金術」の秘伝を刺青という形で背に残されていたが、リザ本人の希望でマスタングに焼き潰してもらっている(余談だが背中に刺青がある事実を知らない2次作品の絵師たちに衝撃を与えたとか)。
その為マスタングとは上司と部下であると同時に、幼少期からの幼馴染みでもあった。ロイとの現在の関係は明確な「上司と部下」であるが、その一方でロイを単なる上司以上の存在に思っている節も多々ある。ロイもリザに特別な感情を抱いており、ホムンクルス側にも「マスタングにとっての大切な者」「大事な女」と認識されている。
そのため読者からは「結婚しないの?」と言われるものの、作者曰く「結婚すると軍の規約で上司とその補佐でいられなくなっちゃうんだよ〜(結婚したら制約が多くて中尉が大佐を間近で守れない)」と二人の仲を肯定しつつ、敢えて結婚という選択をしていない旨をイラスト集3のコメントで述べている。
非常にスタイルが良いが、作者曰く「(軍人の為、身体を鍛えているので)肩幅が広く、(そこそこの年齢だから)お尻が大きいため、腰が細く見える」らしい。
名前の由来はアメリカの早期警戒機E-2ホークアイ。
2003年版アニメでのリザ・ホークアイ
03年版では原作から設定が異なっており、イシュヴァール殲滅戦に参加しておらず、父親が錬金術師でないため背中に刺青を持っていない。それでも、マスタングの補佐として誇りを持っている。
原作や第二期以上にマスタングに対して明確な恋愛感情を抱いている節が強調されている。とある事情でマスタングとウィンリィが対立するようになった下りでは、マスタングへの敵意を示して「出世の為に両親を殺した」と非難しようとしたウィンリィに対し、手を前に出すことでそれ以上の言葉を止めている(この件に関しては後にロイが自らの心情を語った為に、ウィンリィもそれ以上ロイを責めなかった)。更に、彼に近づく女性に嫉妬したり、彼を責める者に無言の圧をかけて静止させたり、軍法会議にかけられた後に彼の身を案じるなどの展開が描かれていた。最終回では瀕死の重傷を負った彼の傍で「ロイ・マスタング!」と名指しで呼び、泣き崩れる姿が描かれていた。その後は、プライベートにて彼の看病を積極的に行っていた。
「シャンバラを征く者」では北方司令部に異動した彼を一途に思い待ち続ける。終盤で駆けつけてきた彼に笑みを浮かべていた。その後、気球に乗る姿をみて追いかけようとする姿が映し出され、彼への愛は健在だった。
関連イラスト
関連タグ
ジュラキュール・ミホーク:同じく「鷹の目」の異名を持つ別作品のキャラクター。ただし、こちらは狙撃手ではなく剣士である。