概要
公式ではあくまで『錬金術師ホークアイの弟子とその娘』(当時はお互いを「リザ」「マスタングさん」と呼び合っていた)、『上司と部下』という前提で物語が進んでいるものの、作中の二人の生死を賭けた絆の深さから、「やっぱ、この二人なにかあるんじゃね?」というファンの邪s…もとい熱い視線から、登場してしばらくしないうちに、この二人に両想い説が浮上したのは言うまでもない。
関係性
ロイは国民を守りたいという信念の下、士官学校に入学し希望通り国家錬金術師の資格を取得。
イシュヴァール殲滅戦では人間兵器として投入され「焔」の錬金術で大きな功績をあげた。一方リザはロイの理想に共感し自身も士官学校に入学、射撃の腕前を見込まれ学生の身でありながら前線に駆り出された。
焔はイシュヴァールを罪のない民衆ごと焼き尽くした。この現実は平和な未来を夢見た二人にとって過酷なものだった。ロイは無意味な戦争を目の当たりにし、現在の体制を壊し人々が幸せになる国家を作るためにこの国のトップになることを心に誓う。リザは「道を誤ることがあれば撃ち殺してくれ」とロイに背中を任され、彼を支えていくことを決めた。
両想い?
ナンバー66に絡まれているリザを見てロイが66を焔の錬金術でぶっ飛ばそうとしたり、ラストに「ロイは死んだ」と宣告されてリザが大いに取り乱したり、
極めつけはロイが人体錬成を強要された際に人質となり頸動脈を切られたリザと、計画阻止とリザの命の間で揺れるロイの限界状態でのアイコンタクトと、その後でのロイの心配ぶりなど、読者が熱い視線を送るに足る描写が複数存在する。
またホムンクルス側も、リザは「人柱候補であるロイにとっての大切な者」と認識しており、第二期アニメでは大総統に「彼女は君にとっての弱点になりえる」と言われている。
完結後読者からは「結婚しないのか?」と言われるものの、作者は「結婚しちゃうと、軍の規則で”上司とその補佐"ではいられなくなっちゃうんだよぅ。」(=結婚したら制約が多くてリザが補佐官としてロイを間近で守れない)と敢えて結婚という選択をしていない旨を画集『FULLMETAL ALCHEMIST 3』のコメントで述べている。
別表記
関連イラスト