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「キエテ・コシ・キレキレテ。僕・君・友達、って意味です」


演:内野謙太


概要編集

ヒビノ・ミライの誘いを受け入隊したGUYSの隊員の一人。18歳。

普段は基地内でコノミとともにオペレーターを務めており、分析や作戦立案を担当する。

入隊以前から大学に通っており、入隊後も非番の日は顔を出している模様。


幼少期にGUYSに憧れており入隊試験を受けたが、地球に怪獣がめったに出現しなくなっていた事情も手伝い「受験や就職に有利な資格の一つ」としてライセンスを取得、父の稼業(後述)を継ぐことを目指していた。

しかしディノゾール襲来に伴い成り行きでミライたちと知り合い、再燃したGUYSへの憧れに衝き動かされる形で入隊を決意する。


少なくとも苗字は「久世」と表記することは判明しているが、名前の漢字表記は不明。


人物編集

「GUYSは子供のころからの憧れ」との言葉に違わず、怪獣やウルトラマンにまつわる知識は非常に豊富。

過去に出現した記録のある怪獣・宇宙人についてはほぼ完璧に名前や特徴を暗記している(アーカイブを検索したコノミの「ドキュメント○○○に同種族確認!レジストコードは…」を受け「△△怪獣(宇宙人)◇◇(星人)…!!」とテッペイが言うのが毎回のお約束)ほか、知っている怪獣やウルトラマンが出現した際には人一倍興奮する。

これに科学の知識を組み合わせて怪獣や宇宙人への的確な対処法を導き出すことがしばしばあり、劇中ではチームの頼れるブレーンとして大きな役割を果たしていた。まさしくGUYSは天職だと言える。

また、独学で宇宙語をマスターしており、翻訳機が使えないほど訛りがひどい宇宙語を話していたファントン星人を相手に通訳として大活躍したこともある。


隊員たちの中では比較的気が弱い方だが、人一倍好奇心が強く、宇宙人相手にも全く物怖じしないうえ、状況によっては作戦行動に同行し自ら現場に赴く。

加えて「全ての現象は科学で説明可能」と考えている根っからの科学者気質で、心霊現象やオカルトの類を嫌う反面、怪奇現象そのものには強い関心を寄せ、率先して科学的に解明・解決しようとする。

その一方、ゾアムルチの一件では過去に起きたある悲しい事件について「(事件が起こったのも)無理もない」と中立的な意見を述べる(まだ地球に来訪する宇宙人の数に対して、友好的な宇宙人の数が非常に少なかった事から『宇宙人=侵略者』というやや偏見的な考えが世論に浸透していた為か、「一般市民が宇宙人に対しての恐怖感があったため起こるべくして起こった悲しい事故」と認識していると思われる)など理性的な面も見られるほか、フェミゴンフレイムの事件では怪獣に対処するGUYSの立場と人間として怪獣の被害に遭った人を見捨てられない自分自身の板挟みになる等、モラリストとしての一面も見せる。


また、ヒカリが冤罪を着せられかけた時には、犯人に怒りを見せるGUYSメンバーやミライに対して、リュウの「ツルギ時代の行いが一因」との考察をフォローする形で、他にも理由があるとして「これまで多くのウルトラ戦士が人類のために戦ってくれたけど、青いウルトラマンと言うのは初めてであり、それ故に市民にはウルトラマンとしてすら認知されいないのかも」という、地球人の目線での考察も見せている。


とはいえ、単なる理屈屋ではなく、その実はかなりのお人好しである。

大学の先輩の妹であるヤマムラ・ミサがフェミゴンフレイムに取り憑かれた事件では、彼女に惚れたのもあって先輩の相談に乗り、その対処に奔走する。事情を知って上述の通り苦悩した末、「どんな結果であろうと受け入れる」との覚悟を決め、過去のフェミゴンとジャックの戦いの記録から対フェミゴン用メテオール弾「スピリットセパレーター」を開発。これを自らフェミゴンに撃ち込み、ミサから切り離す事に成功した(なお、その後ミサは助かったものの、取り憑かれていた間の記憶を全て失っており、同時に彼のこともすっかり忘れてしまったため、彼の恋は失恋に終わった)。

また、メフィラス星人の企みで全人類の記憶が彼に都合が良いよう書き換えられた一件では、他のGUYSメンバー同様ミライにまつわる記憶を失ったうえメビウスを侵略者と思い込まされ、自分がメビウスだと話すミライを恐れてさえいたが、そんな彼が怪我を負っている様子を見て放っておけず治療を施すという優しさを見せた。以降はミライを完全に信じ切れていない状態でありながら、書き換えられた記憶のわずかな違和感に疑問を持ち彼に協力し、メフィラスの円盤から洗脳波が出ている事を突き止め、さらには真っ先に洗脳から脱し、他のGUYSメンバーが正気に戻るきっかけをも作っている。


父・テツハルは「久世総合病院」の院長である現役の医者で、ジョージの主治医でもある。

家はかなり裕福で、自宅は一目でそれとわかるレベルの豪邸。ちなみにメイドさんがおり、彼女からは「坊ちゃま」と呼ばれている。

なお、心配性で過保護気味の母・ケイコには、心配のあまり彼女が倒れてしまった少年時代の経験から当初は入隊の事実を伏せており、夫のテツハルもこれを黙認していた様子。その後インセクタスの一件で(この人のせいで)ケイコの知るところとなったが、紆余曲折の末に許してもらえた。


トマトが苦手で、食堂のおばちゃんである日ノ出サユリから大量のトマトが乗ったランチを出された挙句に文句を相手にもされなかった際には、「トマトの食べ過ぎによる悪影響を絶対突き止めてやる…!!」と(半ばヤケクソ気味に)決意を固めていた。


最終決戦後は父の後を継ぎ医者となっている。



余談編集

初期案では終盤に彼が初代ウルトラマンに変身する構想があったらしい。

初代ウルトラマン登場回で彼にスポットが当てられていたのはその名残とされる。

演者の内野氏は『メビウス』TV本編最終エピソードの放送中に仮面ライダー電王第9-10話にもゲスト出演して日本三大特撮の全てに出演した俳優の1人となった。

また、21年にリュウ役の仁科克基氏のYoutubeに出演した時には、「当時は変身したかった」と言いつつも「ファンの皆さんは黒部さんウルトラマンたちを見たかっただろうから変身しなかったのは正しいと思うよ」と言っており、未練はないようである。

ちなみに、マリナ役の斉川あい氏とは年齢、地元が同じであったため成人式が同じだったという。


ウルトラマンZの本編終了後に発行された超全集によると、オオタ・ユカの中学の同級生に怪獣マニアのクゼ君という少年がおり、ユカと意気投合していたという。

もしかしたら彼だったのかもしれない。


関連項目編集

ウルトラマンメビウス

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