「分かりました、どうやらそのようです。我々四天王が何故、君達如きに敗れ去ったのか…私は今、それが分かった気がします。しかし、私は決して諦めたわけではありません! 必ずまた君たちに挑戦しにやってきます。 いつの日か…必ず!!」
データ
種別 | 悪質宇宙人 |
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身長 | 2~60m |
体重 | 2万t |
出身地 | メフィラス星 |
声優 | 加藤精三 |
概要
皇帝であるエンペラ星人に仕えている暗黒四天王のリーダー格で肩書は『知将』。
慇懃無礼な敬語を使う他、グローザムに対して「人間をあまり舐めない方がいいと思いますが…」と忠告するなど慎重な性格でもある。
初代や二代目との関連性は不明だが、設定上は先述の二人とは別人らしい。一方で初代、二代目と兄弟である事を思わせる解説もなされている。
初代同様に「ペアハンド光線」や「グリップビーム」を必殺技に持つが、新たに青い光弾を発射する能力を会得しており、これを念力で操って対象に確実に当てる戦法も得意。
他の暗黒四天王が敗れ、暗黒四天王がついに自分一人になってしまったため出撃した。
肩書は『知将』だが自身の戦闘力も相当高く、デモンストレーションとして呼び出したグロマイトをグリップビームで瞬殺してみせた。
まず事前にハヤタ・シンについて「自分が直接手を下さない限りは手を出さない」ように要求すると、宣言通り自らは手を出さず円盤に搭載されている記憶改変装置「キリアン・リプレイサー」を使って地球人の記憶の中のメビウスと自分の立場を入れ替えるように改変。
メビウスを侵略者に仕立て上げ、味方であるGUYSにメビウスを抹殺させるゲームを仕掛けた。
が、ヒビノ・ミライ=メビウスの必死の呼び掛けによりテッペイが正気に戻り、更に彼の呼びかけでGUYSがミライを確殺できる状況で攻撃せずに迷っている様を見て「ええい、なぁぜ攻撃しないのだっ! 馬鹿どもがッ!」と痺れを切らして円盤から砲撃してしまう。何故我慢できなかったのか(フォローを入れると、初代も計画が順調じゃない事に腹を立てて暴れさせたという点があるのでメフィラス一族は意外にも気が短い種族かもしれないのもある)。
結果、諸共に攻撃に晒されたGUYSを身を挺して庇うメビウスを見てかつてメビウスに守ってもらった記憶がフラッシュバックした事でGUYSの全員が正気に戻ってしまい、怒るGUYSの攻撃で円盤を撃墜されて直接対決へ。
ルールを破られたため出陣した初代ウルトラマンとメビウスを相手に互角に渡り合うが、ウルトラマンから「自分でルールを破って手を出した時点で既にゲームに敗北している」と指摘されたことで潔く敗北を受け入れ、初代同様「いつの日か再び挑戦する」と宣言して地球を去っていった。
しかしそれをエンペラ星人が許すはずもなく、宇宙空間にテレポートしたところを彼の手で処刑されてしまった。
「皇帝!私もまた不要になったゲームの駒というわけですね…残念です!!ぐおおおぁぁっ!!」
ミライが洗脳されていたGUYSメンバーで最初に会った隊員はテッペイである。怪我をしたミライを見過ごせなかった彼の医者としての優しさ、作戦立案者としての解析能力を持つ彼に初めに出会ったからこそ、メフィラスの洗脳を解くきっかけが生まれたとも言える。テッペイが「君の事を信じているわけではない」と言いつつも「仲間と衝突することはできない」と漏らし、トライガーショットを構える手が震えるシーンは必見。改めてクゼ・テッペイという人物を知る事が出来るだろう。
その後
ウルトラマンプレミアステージ
メビウスの後日談に当たるこの話では暗黒の力によって復活。他の四天王を蘇らせると、皇帝復活のためにファントン星人の少年フォンタが持っている願いを一つ叶えることができる絵本「星空の涙」を狙う。
フォンタに優しく語りかけて絵本をだまし取ろうとするもウルトラ戦士たちに止められ、再び初代ウルトラマンと対峙。
実は裏ではエンペラ星人すら自分の駒と思っており、いずれは皇帝に変わって宇宙を制覇するという野望を抱いていたがエンペラ星人にはすでにお見通しであり、またしても処刑されてしまった。
ウルトラマンメビウス外伝ゴーストリバース
『メビウス』本編で倒された暗黒四天王メフィラスが怪獣墓場に流れ着き暗黒の鎧と融合したことでアーマードメフィラスとして復活し、鎧の魔力で他の四天王を復活させた(ヤプールはメビウスキラーに憑依)。
鎧の魔力により支配されており、動作や言動がややおかしくなっているものの、亡き皇帝陛下への忠誠心は本物であり、他の四天王と共に亡き皇帝の復活を企んでおり、腕からショックバスターという光弾を発射する。
ヒカリを人質に取る、不利と見れば「こんな筈では」と逃げる、ギガバトルナイザーを奪うために仲間であるグローザムを平然と殺すなどぶっちゃけ本編よりも小物であり、強い信頼で結束しているウルトラ兄弟の作戦にまんまと引っかかる始末…これでも暗黒四天王の「知将」なのだが…。
最期はメカザムをゴーストリバースとして覚醒させようとしたところにナイトシュートを食らって爆散した。
ウルトラ兄弟VS暗黒大軍団
原作のゴーストリバース同様にアーマードメフィラスとして登場。皇帝復活の為にギガバトルナイザーを狙っており、炎の谷に向かうがてらゾフィーとセブンを炎の谷に突き落として焼き殺そうと企むが、メビウスに救出され、自らが炎の谷の炎に拒絶されて撤退する。
ロストヒーローズ2
登場作品を見るからにおそらく3代目を採用されている。
ただ、エンペラ星人は一切登場しない為カイザーベリアルの配下として登場しマウンテン・キューブでユートピア・ドーパントの交渉役を任せられる。最終的に切り札であるアーマードダークネスを撃破され、大目玉を食らうことになるが手土産として持ってきたキングパンドンのスパークドールズを献上したことにより極刑は免れた。
デビル・キューブにて再び登場し、ヒーロー達によって倒されたキングゲスラ等を利用して、最後の仕上げとして先程のキングパンドンをわざとヒーロー達に倒させてギガキマイラを誕生させ、ヒーロー達を粛清しようとしたがまたしても敗れ、最後は自身が挑むもあえなく倒されたのであった。
余談
初期案ではメフィラス星人ではなく、女性型宇宙人や英国紳士風の宇宙人を登場させる予定だった。
また、円盤はセミ人間が乗っていたタイプの物と同じデザインではなく、新規にデザインが起こされている。ゲーム版大怪獣バトルシリーズではこちらのデザインが援軍として現れる。
円盤はその後、『ウルトラマンタイガ』に登場したゼラン星人オショロが搭乗してきた円盤に流用された。