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そうだろうねぇ

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そうだろうねぇ

「そうだろうねぇ」とは、ウルトラマン第33話「禁じられた言葉」にて、メフィラス星人がサトル君に対して言い放った相槌である。

概要

地球人の心に挑戦し、地球を手に入れようと画策したメフィラス星人は、手始めに科学特捜隊フジ隊員の弟であるサトル君を誘拐し、彼を様々な甘言で誘惑しようとする。

以下セリフ

メフィラス(以下 メ)「サトル君。私は自分のからこの地球を見ているうちに、

  地球とサトル君がどうしても欲しくなったんだよ。

  でも、私は暴力は嫌いでね。私の星でも紳士というのは礼儀正しいものだ。

  力ずくで地球を奪うのは私のルールに反するんだ。

  そこで、地球人であるサトル君に了解をもらいたいと思うんだ。

  サトル君は素晴らしい地球人だ。

  どうだね、この私にたった一言、『地球をあなたにあげましょう』と言ってくれないかね。」

サトル(以下 サ)「やだ! 絶対やだ!!」

メ「そうだろうねぇ。誰だって故郷は捨てたくないもんだ。

  (中略)宇宙無限に広くしかも素晴らしい。

  地球のように戦争もなく、交通事故もなく、

  何百年何千年と生きていける天国のような星がいくつもある。

  どうだねサトル君、地球なんかサラリと捨てて、そういう星の人間になりたくはないかね。」

サ「やだ!」

メ「聞き分けのない子だ。なぜ『地球をあなたにあげます』と言えないんだ?

  私は君が好きだ。私の星で永遠の命を与えようというんだぞ?」

サ「僕だけがどんなに長生きしたって、どんなに豊かな暮らしができたって、

  ちっとも嬉しくなんかないや! 僕は地球の人間なんだぞ!」

メ「ほざくなっ!」

結局、交渉は決裂し、メフィラスはサトル君を無重力空間に放り出してしまう。

どれだけ紳士ぶって都合の良いことを言っても、勘の鋭い子どもは容易くそのウソを見抜いてしまうものだ。

子どもの本質を侮っていたメフィラスの侵略計画は、最初から破綻していたも同然だったと言えよう。

ちなみに、このストーリーでは「地球とサトル君が欲しくなった」「私は君が好きだ」という発言の方がクローズアップされがちで(これにより、メフィラス星人にショタコン疑惑が浮上することになった)、「そうだろうねぇ」という相槌の方はさほど注目されてはないなかった。

しかし、それから50年後、この台詞が一部で脚光を浴びることになる…。

風上旬氏の漫画では、初代メフィラスが女の子の姿になってしまう様子が描かれているのだが、第1話で早速、上記エピソードがネタにされまくっており、この際、彼(女)が何気なく発言したこの相槌が取り上げられることになった。

シーンその1

目が覚めたら「怪獣墓場学園」という女子校にいたメフィラス。

校長から「今日からここで女子高生と過ごせ」と言われるが、突然のことに困惑したメフィラスは校長に喰ってかかる。

メ「女子高生…とか まったく飲み込めない!! なぜ私がこんな身体に…!?」

校長「……。んー……イヤかね?」

メ「えっ(メフィラス、女体化した自分の姿を確認してから)イ…イヤじゃないけど」

校長「そうだろうねぇ

メ「ぐ……そのセリフは…」

校長「それでは 校長先生からは以上です」

校長は消えてしまい、メフィラスは1人取り残されてしまう。

シーンその2

エレキングと出会ったメフィラスは彼女と会話をする。

エレキング(以下 エ)「メフィラスちゃんは… あたしたちと学園生活… イヤかな?」

(中略)

メ「イ… イヤじゃないけどさ」

エ「そうだろうねぇ」(うんうん)

メ「またっ」

 「あのさ… そのセリフ もしかして 私のマネなのかな?」

  (本編の回想シーンを示しながら)この時の 私の紳士的振る舞いのやつじゃないの?」

エ「うん」(にこっ)

 「この前ね みんなで映像見ててね

  このメフィラスちゃんのセリフがウケて 学校中で流行ったんだよ☆」

メ「いや それギャグのつもりで 言ったんじゃないんですけど」

シーンその3

エレキングと別れたメフィラスだが、帰るべき場所がわからず、凄まじい孤独感と寂寥感に襲われる。

そこへ、エレキングが戻ってくる。

エ「ごっめーん メフィラスちゃんもあたしと同じ寮に住むんだったよ 忘れてたー☆」

メ「そんな大事なこと忘れんなあああああああ すっごい焦ったんだぞー

  おまえはもう一度首を斬られたいかああああ

エ「ごめんね メフィラスちゃん 心細かったよね」

メ「全くだよ」

 「訳も分からずこんな所で そしてこんな身体で… 心細いったらなかったじゃんよ!!」

エ「そうだろうねぇ

メ「そうだよ!!」

著者やファンからの扱い

相手に同意を示すシチュエーションなら使用できるという汎用性の高い台詞であることから、著者の風上氏もツイッターでよくこの台詞を使っている。

単行本発売記念イベントでもゲストなどからネタにされており、ある意味、本作に登場するメフィラスを語る上で不可欠な存在になってしまった台詞と言える。

ただ、上のやり取りを見ればわかるように、この台詞を使っているのはメフィラスの友人や関係者のみであり、メフィラス自身は姿が変わってから一度もこの台詞を使っていない

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