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概要

ウルトラマンメビウス』第1話「運命の出逢い」にて初登場。

マーゴドン撃破から25年間、怪獣が出現しなかったM78スペース地球へ突如として飛来した宇宙怪獣で、ウルトラマンメビウスが地球での任務に就いた際に初めて対峙した怪獣である。

ただ、出現した時点で既にレジストコードが設定されており、その生態もある程度解明されていた事から、過去に人類が発見した事が推測される(ディノゾールが登場した『メビウス』本編では、科学特捜隊冥王星探索任務を進めていた事が判明しており、地球外で発見・遭遇していたとしても不思議ではない)。

本来は群れで活動し、生きるために必要なエネルギー源である水素を求めて宇宙を渡る習性を持つ怪獣で、厳つい見た目に反して自ら攻撃を仕掛けるような凶暴性は持たない大人しい性質だという。

強固な外骨格に覆われた体は生半可な攻撃を一切受け付けない程に頑丈で、メビュームシュートが直撃しても死体が爆散しなかった程。

武器として先が矢尻のように尖った二本の長い尻尾や、背中から大量に放つ爆発性の高い流体焼夷弾「融合ハイドロプロパルサー」を持つ。

本来は宇宙空間で数少ない水素を取り込むために使用される歯舌「断層スクープテイザー」は最長1万m、直径約1オングストローム(1000万分の1㎜)という、視認する事はほとんど不可能な代物で、ムチのように高速で振り回す事であらゆる物体を切断してしまう。

対人戦においては、常時発動系を除けばトップクラスの初見殺しと言っても過言ではないだろう(特に遮蔽物がない場所では脅威以外の何物でもない)。

活躍

第1話「運命の出逢い」

怪獣攻撃衛星V77を破壊し、成層圏にて迎撃してきた旧GUYSのガンクルセイダー部隊をたった一人を除いて全滅させた後に東京の街に降り立ち、街を練り歩きながら破壊の限りを尽くす。

地球上で初めて変身したメビウスの初陣の相手となり、自慢の武器を次々に繰り出して街に更なる被害を与えるが、その悉くを回避され、最後はメビュームシュートを頭部に受けて崩れ落ち、絶命した。

第4話「傷だらけの絆」

マケットミクラスの性能実験の相手としてホログラムで登場。

第5話「逆転のシュート」

別個体(公式サイトではディノゾールⅡという名称が付けられていたらしい)が再び地球に接近するも、こちらは到着する前にハンターナイトツルギのナイトシュートにより爆殺された。

後に悪食の悪魔の手引きで、エサとして地球に招き寄せられていた事実がツルギの口から語られた。

第11話「母の奇跡」

無数のディノゾールの群れが、最初の個体の軌跡を追って誤って地球へと接近。

GUYSスペーシーが配備した宇宙機雷ライトンR30マインによって多くの個体が屠られ、生き残った個体も向きを変えて地球から離れていったが、その内の一体が防衛網を潜り抜け、地球に到達してしまう。

その個体もガンフェニックスメテオール攻撃により頭を吹き飛ばされて倒されたが、程なくしてその体に異変が起こり…

なお、今回のディノゾールの群れが受けた扱いを見て「何だか可哀そう」と、やや同情的な言葉を述べていたコノミに対し、リュウ「冗談でもそんな事言うな!」と一喝しているが、そのリュウもまたディノゾールへの恨みを引きずるあまり、ダムの被害を省みない発言をしてしまっており、全く説得力がない

これには流石のミライも憤ったのか、リュウは彼から「今のあなたはボガールへの復讐に囚われたツルギと同じです!」と非難されてしまった。

この時点でのリュウ本人は知らないが、初期のディノゾール戦で暴言を吐いた相手から、今度は逆に自分がお説教を喰らわされるとは何とも皮肉な話である(「お前が言うな」などと言ってはいけない。あちらの失態は「メビウス=ミライ一人の失態」ではあるが、リュウに至っては「GUYS全体の失態」となってしまうからである。そして何より、仮にリュウが失態を犯して、それが万が一世間に知れ渡ってしまったら、それこそコイツの思うツボだっただろう)。

以降の作品での登場

ウルトラマンメビウス外伝超銀河大戦

プレイムービー版にてアークボガールにより地球に呼び寄せられ、第11話と同様に倒されるが、双頭の怪物として復活する。

無論、映像は第11話の流用であり、結末も同じ。

大怪獣バトル

AC版EX5弾にて技カードとして収録。

「バトル終了までアタック値とスピード値が交互に300上がる」という効果を持つ。

ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ

第14話「ポッコラ」にて登場。

何らかの理由で群れから逸れ、とある惑星に住み着いていた外来種で、惑星の環境に悪影響を及ぼす可能性からリブットの判断で駆除される事になる。

戦闘では断層スクープテイザーによる攻撃でリブットを苦しめ、あと一歩のところまで追い詰めたが、怒りが爆発したポッコラの強烈なパンチを受けて敗北した(「これに懲りたら二度と戻ってくるんじゃないぞ!」と言われていた事から、追い払われただけの穏便な措置で済まされた模様)。

なお、(背後に居たポッコラを守らなければならないというハンデもあったとはいえ)あのリブットですら大苦戦を強いられた事から、ファンの間ではこんな強敵と地球防衛任務の最初に対決し、短期決戦で撃破に追い込んだ新人時代のメビウスを再評価する声も上がっている。

ただ、その時のメビウスはビルを盾にして回避しており、最初から被害が出ないように戦っていたリブットと対照的に周囲を守るということを殆どしていなかったため、その再評価もあくまで比べたらの話でもあり、妥当とは言えないだろう。

恐ろしい事にそんな強敵は唯一無二の存在ではなく、宇宙に当たり前のように群生しているのが常なのである(幸いディノゾールが比較的大人しい怪獣なのが救いか)。

余談

  • 鳴き声はガイガンの流用。
  • 名前はフランス語で「恐竜」の意味。
  • ソフビは旧ウルトラ怪獣シリーズで二度発売された。
  • デザインはサンドロスの没デザインの流用。これ以前に『マックス』第22話「胡蝶の夢」にも魔デウスの検討デザインとして出演していた。第22話監督の実相寺昭雄氏は「日の目を見てほしい」と評する程にこのデザインを気に入っていたらしく、実相寺への恩返しもかねてリデザインされた。
  • スーツは『メビウス』放送中に解体され、下アゴの開閉ギミックはアリゲラに転用された。
  • 第1話ではメビウスとほとんど絡まなかったため、第2話で再生して再登場する予定だったが、監督の岡﨑剛之の要望で第1話にウルトラの父が登場し、第2話では過去作の人気怪獣を登場させるという事情から急遽グドンに変更された。死体が最後爆発しなかったのはその名残と思われる。
  • GUYSをたった一匹でほぼ全滅に追い込む等、当初から視聴者に後味の悪さを残した怪獣ではあるが、前述の通り元は好戦的な性格ではない上、そもそもボガールが居なければ地球にやってくる事もなかったため、ディノゾールもまた被害者ではある。

関連タグ

ウルトラマンメビウス メビウス怪獣 ウルトラ怪獣

一話怪獣(ウルトラシリーズ) 宇宙怪獣

恐竜 渡り鳥

バカヤロー!!

  • 大怪獣のあとしまつ:第2話冒頭でトリヤマ補佐官が「こっちはディノゾールの死体処理で手一杯なんだ!」と忙しそうに言っていた事から、後に制作・公開されたこの映画作品を想起させる。実際第1話で絶命しても死体は爆発せずに残っていた上、メビウスも処理もせずに放置したままだった事からその事態に繋がっていたようである(尤も、爆発したらしたでそっちの後始末も大変そうではあるが…)。

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