「気が削がれてしまいました。ですが貴方などいつでも倒せます。その命、預けておきましょう…」
データ
別名 | 光波宇宙人 |
---|---|
身長 | 50m |
体重 | 5万5千t |
出身 | リフレクト星 |
CV | 掛川裕彦(『メビウス』、『大怪獣バトルNEO』) |
概要
『ウルトラマンメビウス』第34話「故郷のない男」に登場。
メビウスに挑戦すべく、謎の時空波に導かれ地球へと飛来した宇宙人。
トゲだらけの球体に手足が生えたような姿をしている。
体表はテッペイの分析によると「誘電体多層膜ミラー」の構造になっており、光線の吸収性が全く無い。
そのため名前の通りあらゆる光線技を反射してしまうという、光線を得意とするウルトラ戦士にとってはベムスター以上に天敵とも言える存在。
この厄介な装甲のせいで、一度はメビウスを敗退させた。
倒すには物理的な攻撃しかないが、それでも生半可な破壊力では効果が薄い。
「決定版ウルトラ最強怪獣50大図解超百科」(講談社刊)によれば、体が柔軟な金属細胞で構成されているとされるが、我々と同じく体内に金属を含んでいる宇宙人なのか、ウインダムのような金属生命体なのかは不明。
メカメカしい外見も相まって、謎は深まるばかりである。
両腕の盾には穴があり、そこから剣やチェーンを伸ばしたり、光弾を連射することが可能。
初戦ではメビウスのカラータイマーが鳴るまで追い詰めていることから、それなりに高い戦闘力を持つと思われる。
常に敬語を用いた慇懃無礼な話し方をするが、打ち負かしたメビウスを格下と見下し「いつでも倒せる」と挑発したり、GUYSを「雑魚共」と罵ったり、自分の体に傷が付くと怒りを露にするなど、本性は傲慢かつプライドの高い性格(リュウからも「嫌味な野郎」とこき下ろされている)。
また、状況が不利になると人質を取って脅迫するなど、紳士的な態度を取り繕いつつもいざとなれば卑怯な手段を用いることも辞さない卑劣漢である。
活躍
冒頭でメビウスと戦い、メビュームシュートやメビウスブレイブのブレードスラッシュすら反射して圧倒。
トドメを刺そうとしたところをGUYSの横槍によって戦意を削がれてしまい、次に戦う時はメビウスを倒すと誓って姿を消す。
迎えた再戦時は、当初は余裕綽々な態度を見せていたものの、メビウスが特訓と機転によって編み出したメビウスピンキックによって自慢の盾をかち割られ、狼狽すると共に激昂。
そこでGUYSのガンフェニックスをチェーンで捕らえ、彼らを人質にメビウスの抵抗を封じ、そのまま倒そうとする。
だが、卑劣なやり方に怒ったウルトラマンレオの加勢により、人質を解放されて失敗。
そのまま格闘戦に入るも二対一で圧倒され、前回とは一転して窮地に立たされる。
最後は、空高く飛び上がったレオとメビウスに向かって体を高速回転させて特攻するも、レオキックとバーニングメビウスピンキックによって体をぶち抜かれ、上空で爆発四散した。
大怪獣バトルシリーズ
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
第11話「ある戦士の墓標」にて、レイオニクスのリフレクト星人が登場。
表記は「リフレクト星人(RB)」。
かつて地球へとやって来た同胞と同じく、やたらと自信過剰な上に、他人を見下すような慇懃無礼な態度を取っている。
自信満々にかつてウルトラマン2人を葬った地球最強の怪獣バードンを操り、意気揚々とレイにバトルを挑む。
だが、彼が操るゴモラに必殺のシャークノーズを防がれてあっさりと敗北してしまい、レイオニクスバトルから脱落してしまった(その際、意気消沈っぷりのギャップの差が結構激しかったりする)。
なお、描写から察するに真のレイオニクスバトルが出来る程このリフレクト星人は成長していなかったのか、手持ちの怪獣を失っただけで自身は死亡しておらず、その後の動向は不明だが、おそらくそのまま失意の内に惑星ハマーから立ち去ったものと思われる。
ウルトラ銀河伝説
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーにより怪獣墓場から復活した、ベリアル軍団の一員として登場。
軍団の中では長く生き残っていたが、再生怪人のお約束展開っぽい感じで、ウルトラマンゼロの登場時にはいつの間にか姿を消していた。
派生作品
ウルトラマン超闘士激伝新章
第4次銀河最強トーナメントに出場する闘士の一人として登場。持ち前の防御力に加えミサイルなどの重武装を備え、攻防共に隙が無い。
パフォーマンスのためとはいえ、特設ブースを破壊し子供達を危険に晒したにもかかわらず、謝罪すらしなかった原作通りの傲岸不遜な性格。
1回戦で闘士ウルトラマンメビウスを奇襲で倒そうとするも、素手の一撃で鎧を破壊されてしまう。
最後はバーニングブレイブに転身し、装鉄鋼を装着したメビウスの超絶メビュームバーストでアッサリ返り討ちに遭ってしまった。
酩酊!怪獣酒場2nd
第25話にて旧世代怪獣と新世代怪獣との全面戦争のイメージ図に登場。キングゼミラと戦っていた。
ロストヒーローズ
ウルトラ・キューブで開催されているリジェスファイトの決勝リーガーとして登場し、バイオレンス・ドーパント(因みにこちらの方が先に出るため弱め)に巧み且つ姑息な戦法で苦しめるも、どうやら彼に負けた模様。
余談
名前の由来は「reflect(反射する)」から。
スーツはその後、『ウルトラマンX』のルディアンに改造された。
また、両腕の盾の内の片方は、『ウルトラマンジード』の劇中劇『爆裂戦記ドンシャイン』に登場する怪人サタンゾーグの装備へとそのまま流用された。
当初はヒューマノイド型の予定だったが、メビウスとレオのキックが体を貫通する描写にするため、ボリュームのある体型に変更された。
また、子供が描きやすいように線の少ない球体型のデザインとなり、特殊な鎧を着た宇宙人と想定している。
『ウルトラゼロファイト』では当初、ゼロの師匠であるレオと戦ったこととその分かりやすい特徴から、ダークネスファイブの一員としての登場も検討されていた。
侵略目的の有無については不明だが、書籍『ウルトラマンメビウス ARCHIVE DOCUMENT』では時空波により地球に降り立ったとされている。
地球に侵入した目的が明確に語られないところは、「レオが戦った宇宙人のオマージュっぽい」という意見もある。
予告ではミライとゲンが同時に変身の構えを取るカットがあったが、本編では使用されずに終わった。
関連タグ
メフィラス星人:慇懃無礼な宇宙人繋がり。
デスレム:こちらは最初から人質を取る戦法でメビウスを苦しめた。