爆裂戦記ドンシャイン
ばくれつせんきどんしゃいん
主人公朝倉リクやその幼馴染である愛崎モアはこの番組の大ファンらしく(Blu-ray BOX付属のスペシャルノートによると少し前の作品でリクは再放送世代らしい)、彼らのその後の人生に大小問わず影響を与えている。また、ペガもリクと共に視聴しているうちにこの番組にのめりこんだらしく、13話ではリクとドンシャインごっこをして遊んでいたほか、彼もたまに見ている様子。
リクの部屋にポスターが張られており、全体像が確認できるほか、VHSおよびDVD(若しくはBlu-ray)も何本か置かれていた。
第3話によればHDリマスター版のBOXが発売予定で、「D-VHS」での発売も決定しているとのこと(なお、作品外現実世界の日本におけるD-VHSは録画専用メディアである)。
第5話では現実でも発売しているブラウン管テレビ風の液晶テレビが登場していたため、見た目こそレトロだが、中身は最新家電というものも多い様子(ドンシャインは現在も関連グッズが発売されていることから、かなりの長期シリーズの可能性が高いと思われる)。
また、朝倉錘やレムの発言によれば、リクのベッドの下には(おそらくライハに内緒で買ったと思われる)ドンシャインのグッズが大量に隠されているらしい。
第17話の回想シーンでは、ドンシャインショーにて、リクが一人(他の子どもたちは親子連れであった)ショーに混じれず泣いていたところを、勇気付けるためだけに拳を合わせに来てくれており、彼のヒーロー像の根幹となっている(後述の余談も参照)。
これはこれでどんな番組なのか観てみたいという声も多かったが、『ウルトラマンジード Blu-ray BOX I』の特典映像にて、本編映像「危うしタカコ! ドンシャイン危機1秒前!」を視聴できる。
また全話サブタイトルなどがジード超全集に収録されている。
『ウルトラマンZ』ではドンシャインのポスターが登場しているが、『Z』の地球でドンシャインが放送されているのかは不明。「ジードの地球とは違い最新ヒーロー」「リクの置き土産」等様々な意見が出ている。
『ウルトラマンクロニクルD』によると映画化されている。
CV:山口智広
身長 | 1.8m |
---|---|
体重 | 90kg |
ジャンプ力 | 20m |
走力 | 100mを6.6秒台で走る |
パンチ力 | 25t |
キック力 | 7t |
本作品の主人公。「どんどん照らすぜ! 爆裂戦記ドンシャイン!!」と名乗る。
宇宙精霊アストローニアからキラメキパワーを与えられた勇気ある戦士で、銀河大盗賊団ヌスットリアと戦う。輝光剣シャインブレーダーで繰り出すキラメキエクスプロージョンが必殺技。
パッと見はヒーローらしいが、鋭く赤い目やキバのような意匠など、そのマスクのデザインはジードの顔に通じるものがある。
リクがフュージョンライズ時に使用する「ヒア、ウィー、ゴー!」という掛け声は元々彼の使用する決め台詞から取られたものである。
ちなみにリクとモアが行うドンシャインの決めポーズの元ネタはジャッキー・チェン主演の映画『クレイジーモンキー 笑拳』での笑いの拳のポーズである。
スーツは、かつて日芸特撮部が製作した『銀河超速キャプテリオン』のスーツを改造したもの(ちなみに、『キャプテリオン』の製作スタッフの中には、現在『ジード』の造形班として制作に関わっている者もいるという)だが、マスクのみ『超星艦隊セイザーX』に登場したネオデスカル所属のダーゴスのものを流用している。
如月タカコ
本作のヒロイン。
その正体はウェダ星のプリンセス・レム。
報告管理システム・レムの名前の由来でもある。
強奪怪人サタンゾーグ
CV:飯島肇
ドンシャインと戦闘していた怪人。
ヌスットリアの指揮官で、剣と盾が武器。
顔はダークゴーネ、胸の赤い布はヒュプナス、剣はバット星人グラシエ、盾はリフレクト星人、膝までの体部分は『幻星神ジャスティライザー』に登場した怪人レジェンダー・ドレイグの流用。
ノーシ、ヤシハ、フミンガ、ターヤ
怪人の活動をサポートする戦闘員。それぞれの名前はヌスットリア族の部族名を示している。
内一人の頭部は『ULTRASEVEN X』に登場したヴァイロ星人のマスクをそのまま流用している。
ベースボール伯爵
リクの話によると、第43話「炎の一球勝負 ドンシャイン対悪魔球団」に登場。
前述の通り、リクはドンシャインに大きな影響を受け、「誰かを助けるヒーロー」という存在に強い憧れを抱くようになった。
ドンシャインショーの際、ドンシャインはほかの子供たちの歓迎を受け取りつつも、真っ先に泣いているリクの下へ駆けつけるという粋な振る舞いを見せている(ドンシャインのセリフから、登場直後に真っ先に泣いているリクに気付いたことが推測できる)。
やはりどこか孤独を感じていたであろう幼少期に、そんな温かい気持ちを差し出してもらえたリクにとって、彼の存在が今もなお憧れの存在であるのは無理からぬことであろう。
加えて、(メタ的な視点としては)この時のドンシャインはあくまでショーの中のヒーロー、つまり「テレビの本編とは関係ないアルバイトのお兄ちゃん」であった可能性もあり、「本物ではないヒーローの“本物の善意”」が「リクを本物のヒーローとして成立させた」と見ることもできる。
そして、それはウルトラマンの模造品として作られながらも、正真正銘本物のウルトラマンとして認められ、人々に勇気を与えていったジードの姿とも相通ずるものがあると考えることもできるだろう。
ウルトラシリーズが長年ショーを大事にしてきたことを考えると、非常に感慨深い展開と言える。
そしてウルトラヒーローズEXPO2018では……
ちなみに、演者の濱田龍臣も幼少期から「ウルトラマンになることが夢だった」と語っており、現在もウルトラシリーズに並々ならぬ愛着を持っていることはファンの間では有名である。
そのため、ヒーローにあこがれ、ヒーロー役を射止めた演者としての濱田龍臣と、彼が演じたリクとを重ね合わせて見てしまうという人も多いようだ。
アニメSSSS.DYNAZENONでは、第6回にて飛鳥川ちせが読んでいる漫画雑誌少年チャンプの表紙に登場。連載が始まったばかりのようで、巻頭カラーを飾っていた。
厳海超人タラバマン…ダイナ・ガイア世界に登場する劇中ヒーロー
おまえにピットイン!…怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜における劇中劇
仮面ライダーエグゼイド…間接的にドンシャイン誕生のきっかけとなった番組。
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