DATA
概要
地球人の年齢に換算すると10代後半くらいらしく、リクとはほぼ同年代のようだ。
『ウルトラセブン』に登場したペガッサシティ(宇宙空間都市ペガッサ市)との関わりは現時点では不明(彼自身はウルトラマンの存在を「都市伝説」だと思っていたらしく、少なくともどういった存在なのか詳しいことはよく知らなかったようだ)。第4話での本人の発言によると母親がおり、リクのような天涯孤独の身というわけではないらしい(公式Twitterでは父親ネタも披露している)。※リクとのやり取りの中に(帰れるなら帰りたいか?との問いに)「(両親が)今、何処にいるか判らないからなぁ…」と返すくだりが有る事から「ジード」世界ではペガッサ市が存続している、もしくはペガッサ星「その物」が「宇宙船として」宇宙を旅している可能性が有る。
これまでのウルトラシリーズに登場したペガッサ星人たちと比べると、目が丸っこく幼い顔立ちになっているのが特徴。また、首周りにある発光体の形状がハート型になっている。
また、ジャージとスニーカーを着用している(ちなみに、このジャージは実際に商品化されて発売されている)。
元々は家族と暮らしていたが、親から「宇宙で旅して、大人の男になっていつか戻ってこい」と言われたことがきっかけで旅をするようになり地球に漂着。漂着時にカプセルが壊れてしまい、住まいも無く孤独と空腹で困っていたところを中学生時代の朝倉リクに助けてもらい、それ以来リクと一緒に暮らすようになった。
その後、同棲していたアパートがスカルゴモラによって破壊された後は、リクと共にとある天文台の地下にある秘密基地「星雲荘」に身を寄せている。
なお、愛崎モアには存在を隠していたため、第14話で紹介された際は当然ながら驚かれた。
基本的に内気かつ臆病で、外出する際は(リクに人前に出ないよう言いつけられている事もあって)ダーク・ゾーンを作り出してリクの影の中に隠れている。『平成セブン』や、写真のみで『オーブ』に登場した個体のように、人間の姿に擬態できるかは不明だが、第21話でリクとケンカして家出した際、宇宙人の姿のまま人前に出て騒ぎとなったことから、少なくとも擬態する方法は知らない様子。
ウルトラマンジードとなった彼をいつも思いやる心強い相棒であり、ベリアルの息子と知ってもなお「君はベリアルの子供。でも君は君だ」と信じる気持ちを伝え、彼の迷いを解くきっかけを与えている。また、ペガが影の中にいるようになってから、リクは孤独をあまり感じなくなり、他人行儀に接していたモアの一家とも打ち解けていったらしい。一方リク曰く「都合が悪くなると直ぐに影に隠れてしまう」らしい。
なおかつてペガの声(おそらくテレパシー的なもの)を聞けた地球人はリクしかいないらしく(モアなどの他の地球人とは当初会話が噛み合っていなかった様子からも聞こえていない事がうかがえる)、その身体能力の高さもあり、かねてからリクが地球人ではないと思っていたようだ。
手先が器用で、機械いじりが得意と自称している(第21話の描写を見る限り、壊れた時計の修理くらいなら難なくできる模様)他、造花づくりの内職をしている(これは、『セブン』に登場したペガッサ星人が造花に興味を抱いていたことへのオマージュだと思われる)。また、第6話でリクが伊賀栗レイトと入れ替わってサラリーマンとなった際にはスペイン語などの外国語のメール文を翻訳するというハイスペックぶりを見せている。さらに第7話を見る限りでは、触れた相手の才能を手に入れる力も持っているようだ。
その後の作品での登場
劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル
リクと共に客演。
ウルトラマントレギアの手によってR/Bの宇宙にリクとともに連れ去らわれ、ガンQの中に封じ込められてしまったが、ロッソとブルの活躍によって助け出される。
その後、湊家ですき焼きをごちそうになったがその時に展開したダーク・ゾーンがホスター21星系に飛ばされたカツミ救出に役立てられた。
事件解決後はお土産の綾香市饅頭を手にリクとともにサイドスペースへと帰っていった。
ウルトラマン_ニュージェネレーションクロニクル
ブースカと共にナビゲーターを務める。
ひょんな事からブースカ劇場でアルバイトする事になり、マイペースなブースカの言動によく翻弄されている。
それからしばらくして第23話終盤、AIBへの入隊通知が届いた事で翌日には地球を離れブースカとお別れになってしまう……と思いきや、モアの手違いでベガという名前がよく似た別のペガッサ星人への通知がペガに届いていただけだった。
なお、後に一部描写が正史であったことが判明する。
ウルトラマンクロニクルZERO&GEED
リクと共に登場し、グレンファイヤーやミラーナイトらからウルトラマンゼロの歴史を学ぶという体で出演している。
また、偽物テーマ(第3話~4話)の回では上記のベガ(声潘めぐみ:※二役)も出演し共演が実現した。なお、ベガと違いを分けるためか、今回はジャンバーにジャージを着た小学生スタイルになっている。
最終回のラストシーンにおいて、リクのウルトラマンZ登場シーンにやきもちを焼いたのか、「僕も出たい」とリクにごねていた。リクのダメもとでの依頼が通ったのかは定かではないが、下記の通り出演を果たした。
ウルトラマンZ
初登場は第6話の惑星アインでの回想シーンで、ギルバリスの攻撃によってジードライザーを破壊されてしまったリクの元にヒカリから託されたウルトラゼットライザーを届けていた。
しかし、その後のギルバリスを追う中で何らかの理由によってリクとはぐれてしまい、一時的に連絡が取れなくなってしまう。
だが続く第7話終盤でリクと再会を果たし、リクがハルキとゼットにZ世界の地球の防衛を託した後、彼と共に星雲荘で旅立った(ちなみにその際にナツカワ・ハルキに姿を見られてしまったが、普通に挨拶を交わしただけで特に騒ぎは起きなかった)。
第15話ではグリーザの一件でZ世界の地球へ引き返す場面でリクと共に一瞬だけ登場している(『ジード』本編から映像を流用した関係で映っているだけで、この回でのセリフはない)。
TDG THE LIVE ウルトラマンティガ編 in 博品館劇場
ウルトラマンナイスと知り合いという設定。
序盤を除いて本編に関わる事はなく、基本的にヒーローショーのお姉さん的な立ち位置である。
ウルトラマンクロニクルD
第10話で久々に登場。デバンの動画に出させてもらうとメディアデビューに意気込んでいたマルゥルの隣の部屋に突然デバンがゲストとして呼び出した。そして彼の事を知ってもらうべく「ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ」の事を説明した(一応この時点で彼のことについては第4話で取り上げられている)。そして第11話を見終わった後お互い喜んでいたが、なぜか「リクは、すごく意地悪だ!!」と突然謎の発言をして、青雲荘を家出同然に飛び出してマルゥルの家へ向かっていたことを宣言して2人を驚かせた。
どうもまたリクと喧嘩したようで……
第12話で「一緒に見よう、と言っていた録画していたドンシャインの映画を一人で先に見られたこと」「リクがそれのネタバレをした」ため、家出をしていたことが判明した。
マルゥルからは「くだらない」と一刀両断されてしまったが、視聴者の多くには「ネタバレに関してはリクが100%悪い」と言われている。実際のちにリクがマルゥルの家を訪れた際は、「くだらない」と言ったマルゥルもリクを窘めていた。
関連動画
本作のマスコット的存在として、各種紹介動画やCMにも登場している。
『ジード』の放送中に放映される、他のウルトラシリーズのDVD及びBlu-rayのCMのナレーションも担当している。
すべての動画はこちらから視聴できる。
ペガの『ジーッとしないで、◯◯しようぜ!』
ペガが過去の映像作品を解説・宣伝していく短編映像。
第二回目ではついにあのジャグラー系のあの人の物真似を……?
ペガの『ウルトラマンジード アクションファイル』
余談
名前の由来はペガサス星座から(一人だけSF作家やSF作品と関係ないのだが)。
ペガッサ星人の映像作品への登場は、『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』以来15年ぶり。テレビシリーズのみに限定すると、初登場した『ウルトラセブン』第6話以来、実に50年振りとなる(※1)。
声を担当する潘めぐみは、過去にモーションコミック版『ULTRAMAN』で北斗星司/南夕子役を演じた(※2)ほか、『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』でもエレキングを演じているなど、ウルトラシリーズとは関わりが深い。また、潘自身もウルトラシリーズの根っからの大ファンであり、キャスティングが決まった際には「夢が叶った」と述べるなどとても喜んでいた。
ちなみに、母親の潘恵子もかつて『ウルトラマンG』のベロニカの吹き替えで出演したことがあるため、作品こそ違うものの、親子揃ってのウルトラシリーズ出演が実現することとなった。
潘めぐみは、最初に「ペガ」というキャラクター名を聞いた時、ペガッサ星人ではなくペガ星人のことかと勘違いしてしまったらしい。
第21話で口にしていた、「ワックワクーのドッキドキー!」は、潘が以前演じた『リトルウィッチアカデミア』のアツコ・カガリの口癖「ドッキドキーのワックワクー!」へのオマージュである。本人曰く、アドリブらしい。
『ジード』に出演した潘だが、一番好きなウルトラマンはオーブらしい。
声を担当した潘とスーツアクターの丸田は、ともに当初はペガの年齢を高めに想定して演じていたが、その後、互いの演技を見て幼いキャラクターへと改められた。また、両者は撮影開始時点で面識はなかったが、第21話撮影時に潘がスタジオを見学に訪れた際に初めて対面し、その時に双方同じ考えで演じていたことを知ったという。
2019年2月よりウルトラ怪獣シリーズEXで満を持して、500サイズのソフビ人形として商品化されることが決まった。
声を担当した潘は『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』ではウルトラマンジャスティスとソラの声を演じている。
※1 ただし、『ULTRASEVEN X』のとあるエピソードの回想シーンで、体の一部のみ映り込んでいるシーンがある。また、『ウルトラマンオーブ』でも写真のみ登場している。
※2 幼少期の早田進次郎役も担当している。
関連タグ
十六夜九衛門:特撮&中の人繋がり。上記のジャグラーのモノマネの際には声色が彼そっくりになっており、特撮ファンの間ではちょっとした話題になった。