「ファイヤアァァァァァアアア!!!」
概要
- 身長:48メートル
- 体重:4万8000トン
- 出身:炎の星
別次元宇宙・アナザースペースを股にかける炎の海賊の旗艦『アバンギャルド号』の用心棒を務めていた『炎の戦士』で、グレンファイヤー族と呼ばれる武闘派種族の1人。
言動の端々に荒っぽさが見られる根っからのアウトローで、嫌いな事は真似をされる事。
しかしながら、一度認めた相手には優しさを見せる義侠心に厚い漢。陽気でお調子者なところもあり、どこか憎めないところのある人物であり、昨今のウルトラシリーズにおける貴重なコメディリリーフとしての地位を確立している(特に『ウルトラマン列伝』以降)。
主に肉弾戦と火炎を使った戦い方が得意で、戦闘スタイルは地球のプロレスのそれ。
デザインは往年の円谷ヒーロー・ファイヤーマンを基にしている…が、特徴的な大きな目や耳のアンテナはオミットされており、ウルティメイトフォースゼロの面々では一番元ネタから乖離したデザインとなっている。
因みにファイヤーマンの事は『新ウルトラマン列伝』では『他人とは思えない存在で、俺に似て男前』と評している(ただし、ファイヤーマンは学者タイプ寄りである為、性格は大きく違う)。
『ファイヤーマン』版カラータイマーであるカラーシグナルは額に存在していたが、グレンファイヤーのそれはウルトラマン同様に胸にある。名前を「ファイヤーコア」といい、感情の昂りや誰かに必要とされている時に発光する。
人間体は『ウルトラマンレジェンドステージ2014』にて登場した地質学者「岬大助」(演:関智一)。あくまでもヒーローショーの独自設定で正史ではまだ人間体は登場していない。
そちらではバルキー星人の用心棒であり、侵略者と誤解したギンガと戦い、誤解が解けて共闘するという流れになっている。
勿論、元ネタはファイヤーマンの変身者である「岬大介」である。
テーマ曲は「戦士グレンファイヤー登場! feat.井上裕治(GIRL NEXT DOOR)」など。
「戦士グレンファイヤー登場! feat.井上裕治(GIRL NEXT DOOR)」の締めにはファイヤーマンのイントロ、「ミラー、ファイヤー、そしてゼロ」にはイントロと歌い出しの部分が使用されている(後者の原曲はアークベリアルからゼロを救出した際の曲である)。
必殺技
- ファイヤースティック
炎を纏った近接戦闘用の棍棒。レギオノイドの装甲が抉れるほどの威力がある。
元ネタはファイヤーマンの変身アイテム「ファイヤースティック」。ちなみにファイヤーマンはファイヤージャックという槍が武器なのだが、これが武器としてのモデルなのだろうか?
- ファイヤーフラッシュ
ファイヤースティックに炎エネルギーを集めて敵を殴る。
元ネタはファイヤーマンがマグマエネルギーを集めて放つ火球「ファイヤーフラッシュ」。もはや原型がない。
- ファイヤーダッシュ
体を火に包み敵に体当たりを仕掛ける技。復活直後に使用し、ゼロを救出した。
また、発光の後に空間が割れてグレンファイヤーが現れるという演出が取られているが、元ネタはファイヤーマンの変身演出である。飛行音もその時に鳴る「キーーーン!」という音になっている。
元ネタはファイヤーマンの同名の最強必殺技からなのだが、彼のファイヤーダッシュはそこまで最大必殺技には見えない。
- グレンスパーク
火打ち石よろしく、胸のファイヤーコアに火を点け敵に捨て身の体当たりを放つ技。起爆性の高い物質「スペースニトロメタン」が充満している隠れ宙域との戦いで使用し、ベリアル艦隊を撤退に追い込んだ。キラー・ザ・ビートスターでは火球を発射する技として使用している(ビートスター天球に対して放つも全く効果はなかった)。
他の必殺技よりも一番元ネタのファイヤーダッシュとファイヤーフラッシュに一番近い技となっている。
- グレンドライバー
プロレスのパイルドライバーに似た必殺技で、ゼロがこの技にヒントを受けてゼロドライバーを編み出した。
エースキラー(BS)との戦いではエネルギーを削る霧が立ち込めているという不利な条件下で発動し、撃破に追い込んだ。
- グレンファイヤーパンチ
炎を纏った強力なパンチ。片腕でも両腕でも放つ事ができる。
エースキラー(BS)に対しては空中からラリアットのように放ち、スペシウム光線を中断させた。
- ファイヤーキック
ストレートキックなど様々な型を持つ蹴り技。
- ファイヤーニー
エースキラー(BS)に浴びせた飛び膝蹴り。
技名は自己申告。
- 正式名称不明技
「ファイヤァァァ!」の掛け声で右手にエネルギーを集めて火球を発生させる…が、ビートスター天球の霧のせいで不発に終わった為、その後どうするのかは全くの謎に包まれている。
その後も何度も発動を試みたが、ファイヤーコアも消灯してしまい、ついぞ発動できず。
- 正式名称不明技その2
『つなぐぜ!願い!!』にてギャラクトロンに使用。
突き出した右腕から火炎放射を行う。
劇中での活躍
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
バラージの盾の在り処を知る炎の海賊の元を訪れたゼロたちを敵視し、一度は強敵として立ち塞がる(その際にジャンボットことジャンバードを焼き鳥と呼んでおり、以降は彼との口論の元になることに)。しかし、変身して巨大化したゼロとの取っ組み合いの喧嘩の末に彼を認め、『盾は鏡の星にある』と教え、ベリアル銀河帝国軍を足止めすべく炎を纏って可燃性のスペースニトロメタンの海に特攻。ダークゴーネ率いるベリアル軍艦隊を巻き込んで大爆発を起こし、一度は生死不明になってしまう。
ところがどっこい何故か生きており(まぁ、フィクションにおける主人公サイドの「生死不明」はある意味生存フラグでもあるわけだが)、アークベリアルに捕らえられ絶体絶命のゼロを救って再登場。仲間である炎の海賊の全艦隊に加え、鏡の星の艦隊や惑星アヌーをはじめとした各惑星の艦隊を引き連れ、ベリアル軍団に総攻撃を仕掛けるという大役を担った。
その後はジャンボットとともにアークベリアルに陽動攻撃を仕掛けミラーナイトのトリックの成功に貢献、ゼロの反撃のアシストをするなど大活躍した。
ベリアル軍との戦いを終えた後、ゼロが結成した新たなる宇宙警備隊『ウルティメイトフォースゼロ』に加わることを決意。その後はウルティメイトフォースゼロの一員として活躍を続けており、その陽気かつ熱い性格も健在である。
『ウルトラマンゼロ外伝 キラー・ザ・ビートスター』
人工天球ビートスター内に侵入し、エースキラーと激突。ここでは自分を真似するエースキラーに苛立ちながらも、プロレス技を次々と披露して見事に撃破している。ジャンボットの弟が存在していたことに驚く一幕も。最後はジャンナインをジャンボット・ツーダッシュと名付けようとしたが、仲間から却下された。
『ウルトラゼロファイト』
第一部では戦い終えたゼロを迎えに現れ、第二部ではダークネスファイブの氷結のグロッケンと激突。炎と氷では相性が最悪のようで、まるでチンピラの喧嘩のようにお互いをライバル視しながら激闘を繰り広げていた。
ゼロダークネスとの戦いでは、散って行った仲間たちを誰よりも悲しんでいた(遂にジャンボットを「焼き鳥」ではなく本名で呼ぶシーンも)ほか、自らも命をかけてゼロのために戦うというこれまでにない一面も披露している。ピグモンを最初にチームに勧誘したのもグレンファイヤーである。
『ウルトラマン列伝』(『新ウルトラマン列伝』)』
ウルトラマンゼロと共にナビゲーターとして度々登場していたが、ウルトラマンギンガの名前を覚えられずギンザ(銀座)と言い間違えたり、ゼロがナビゲートする中1人背後で鼻歌を歌いながら飛んでいたりと、今まで以上にフリーダムな一面を見せている。
『ウルトラゼロファイト』の後日談では落ち込むゼロを荒っぽい方法で励ましたりと、彼の良き相棒としての一面も見せていた。
そして『ウルトラマンギンガS』放送後の新列伝では、同じ熱血漢であるゴウキ隊員とまさかの競演。どうやってこの世界に来たのかなど、細かいことは気にしない方がいいだろう。グレンだし。
『劇場版ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!』
本作ではギャラクトロン軍団と戦ったほか、やはり新顔であるウルトラマンジードの名前を中々思い出せないでいた。
戦いを終えて地球から立ち去る際に「俺もウルトラ兄弟に入りてぇなぁ~」とボヤくなどネタ染みた台詞が数多く存在した。
『ウルトラマンクロニクルZERO&GEED』
第1話『学ぶぜ!歴史!!』にビヨンド学園・ゼロ組の教師として登場。朝倉リクとペガにゼロとベリアル、2人の因縁の始まりを教えた。
尚、この時点ではリクがベリアルの息子である事を知っていた(情報源はゼロである可能性が高い)。
ユリアンがベリアルにやられた所を見た際には、『ユリアーーーン!!』と叫んだ。
『ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ』
第3回『師匠の友達』に登場。
何故か光の国にやってきており(ラストで「茶でもしばきに」という台詞があることから、息抜きに訪れたのだと思われる)、ゼロと共にいた所へ、ゼロに弟子入り志望に来たウルトラマンゼットと出会う。
ゼットから準師匠、セミマスターと言われるが、そのことに不満を抱き、ゼットに『俺の弟子になれよ』と勧誘、その際に銀河系100周をやらせる。そして、本当にそれを行う為に飛んでいったゼットを見送った時の反応からして、本気で弟子にしたかったというわけではなく、半ば冗談のつもりだった模様。
これには流石のゼロもゼットに同情するのだった…。
なお、「お前も立派な海賊になれる」という台詞もあり、ヒーローとして活動するようになった現在でもかつての海賊稼業に愛着を抱いていることが窺える。
尚、第9回ではゼットに例の「焼き鳥」について教えていたらしい事が判明した(そしてゼットはそれをジャンナインと勘違いしていた)。
フリーダムすぎる炎の戦士
グレンファイヤーは声優の関智一の強烈な個性もあって、非常に熱く(暑苦しく?)人情味あふれるキャラとなっている。
初登場シーンでは鼻歌を歌いながらアバンギャルド号の上に座っていたり、カラータイマーが点滅したゼロを「お、おい!なんかピコピコしてんぞ!?大丈夫か!?」と気遣ったり、アークベリアルに「燃えるマグマのォ!ファイヤァァァァァ、フラァァァァッシュ!!」とどこぞの誰かよろしく叫んでみたり(後年、同じようなことがあった際、ゼロダークネスからは「暑苦しいぜ…」と苦言を呈された)、いちいち台詞が面白い。
なお、ジャンカーZを『渋い車』、ジャンボーグ9を『理屈抜きの超変形!男を見た!』と評していた事から男のロマンというものを理解できている様子。というかどう考えても関さんの素が出ているような…(何気にグレンファイヤーは「車」というものを認知している事がわかる)。
何の説明もなく生還するあたりもかなりフリーダム、グレンさんまじファイヤー。
ミラーナイト役の緑川光氏も、グレンは基本的に台本通りに喋らないので、別撮りの際に後で合わせるのに苦労していると『グリッドマン』のイベントで語っていたほどである。また、劇場版『ジード』の収録の際にも、案の定というかアドリブを連発したらしく、関智一氏のコメントによれば「坂本監督にはアドリブを全部採用して頂きまして」とのこと。
まさかの同族
『超決戦!ベリアル銀河帝国』での初登場以来、グレンファイヤーはその明快な個性とは裏腹に出自・種族などのパーソナリティはほとんど明かされず、ウルティメイトフォースゼロの仲間たちと比べややミステリアスな存在でもあった。
……しかし2014年12月、そんな彼の出自に衝撃の事実が発覚する。
データカードダス『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』作中に種族『グレンファイヤー』の3人組・グレンファイヤートライブが登場したのである。
なんと、グレンファイヤーは『グレンファイヤーという種族の一個体』だったのだ。
グレンファイヤートライブのメンバーは豪胆な巨漢・グレンファイヤーバーミリオン、厳格な戦士・グレンファイヤーヴェルデュール、そして若き俊英・グレンファイヤーインディゴ。
3人は時空を超えてプラズマギャラクシーにやってきたグレンファイヤーと意気投合。彼を『オヤカタさま』と慕って付き従い、ギャラクシーギルド内外でウルティメイトフォースゼロをサポートして活躍しているという。
担当声優
担当スーツアクター
余談
当初は炎の彗星の中に住む地底人という設定だった。
これはファイヤーマンの出身が地底に没したアバン大陸の使者という設定に因む。
また、CGを用いて頭部が常に燃えている状態にする案もあったが、イベントやショーなどの際に再現ができないなど諸々の理由で今のデザインに落ち着き、頭を書き上げると炎が燃えるという設定になった。
演者の関智一氏は他の特撮では平成戦隊におけるアカレンジャーの声を代役で演じたことがあるが、グレンファイヤーの元ネタになったファイヤーマンの人間態・岬大介を演じた誠直也氏はアカレンジャーのオリジナルキャストである。
AnotherGenesis版は全身が燃え盛る銀色のアーマーで覆ったようなデザインとなっている。炎のような頭部はファイヤーマンの大きな目を意識してか、仮面ライダー電王よろしく側面が肥大化しているのも特筆すべき部分である。
本作の設定ではウルトラダイナマイトを行使することからウルトラマンタロウの転生体ではないかと推測されているという…。
そして、まさかの…
なんと、ゼットが主役の作品で声が同じ関智一氏かつ同じ海賊であるとある宇宙人が現れた。
ゼットを見た人たちなら嫌というほどわかるであろう。
そう、バロッサ星人2代目である
グレンが所属していた炎の海賊と違い、あちらは悪党だが、まさかの海賊繋がりでのキャスティングである。
詳細はバロッサ星人にて。
尚、バロッサ星人を取り上げたボイスドラマでも比較対象として炎の海賊が出されている。