闇の概要
『ウルトラマンオーブ』最終回直前に配信された特番「ウルトラマンオーブ 最終回直前ニコ生特番 怪獣娘の力おかりします!」において、同作に登場する悪役・ジャグラスジャグラーの独特の仕草に対して番組スタッフが(勝手に)付けた愛称。
ジャグラーの元々の人気の高さに加え、「仕草」というネーミングがファンのツボに嵌ったのか、ジャグラーの(主にネタ方面での)代名詞として瞬く間に定着していくこととなった。
その使い勝手の良さ故か、これ以降、ジャグラーの一挙手一投足に対して闇の○○という合いの手のようなコメントが飛び交うのが恒例となっている。
闇の仕草教室
特番内では「ジャグラー闇の仕草教室 闇の極意覚えます!」なる企画が行われ、以下の4つのうち、視聴者からの票が最も多かったものを、ジャグラー役の青柳尊哉氏が『怪獣娘』のゲストである飯田里穂と遠藤ゆりかに教えることになった。
主な候補
- ポーズ(オープニングラストで蛇心剣を抜いている時のアレ 本人曰く、「これ、闇の仕草じゃないから‼︎」)
- あご乗せ(2話でナオミに対して行ったアレ メイン画像参照 白石「まだ序の口です」)
- バーン(23話ラストで一徹に対して行ったジェスチャー)
- じゃあね(20話ラストでナオミに対して発言した別れの挨拶)
投票の結果、得票率48%で2番のあご乗せが実演されることになったのだが…。
飯田「これ、教えてもらうんですよね?」
白石「これ、やるんですよね?」
青柳「…うん」
白石「これ、誰にやるの?これ………俺にやんの⁉︎」
遠藤「ハハハwww(大爆笑)」
飯田「白石さんに⁉︎本当に?」
青柳「…嘘だろ………?」
白石「いやいや…あのね…きっとね、青柳さん、この答えはね、多分(スタッフは)望んでなかったんだと…」
遠藤「いやいや!でも、ここはちょっとウインダムとしては見どころというか…」
青柳「でもさ、闇の仕草を学ぼうのコーナーでしょ?」
飯田「そうです、そうです。」
青柳「2人がやればいいんじゃないの?」
白石「いや、でもまず最初にほら、やっぱりお手本が必要ですよ」
飯田「お手本がないとできない…」
青柳「そんなの…動画出せよ!出せんだろォ、動画‼︎」
飯田「生は本物が良いですよ~」
青柳「いやぁ……はぁ~………(うなだれる)」
飯田「是非お手本を!」
青柳「………やるか‼︎」
白石「やりますか!」
飯田「やった~!」
実演
お手本
台本を壁に見立ててナオミの真似をする白石。
そこへテーマ曲「ジャグラーの闇」をバックに青柳(ジャグラー)がやってくる
青柳「またお会いしましたね……白石さん…」
白石「こんなところで…何をしてるんですか………?」
青柳「…え?………ニコ生。」
なんだこの楽しそうな空間。
このやり取りが視聴者や他ゲストの腹筋を崩壊させたのは言うまでもない。
遠藤(ジャグラー)、飯田(ナオミ)
青柳と白石から、「ジャグラーが『お久しぶりですね、お嬢さん』、ナオミ役が『こんなところで何を』。で、一言。」と言われ、スタート
遠藤「…こんなところで何をしてるんですか? お嬢さん」
飯田「あ…あの……あなたは…あなたは…誰?台詞…なんだっけ…」
遠藤「……私は…ジャグラー。」
飯田「ジャ…ジャ…ジャグ…ジャグラー?」
白石「終了~‼︎」
遠藤「って、台詞違うじゃないですか~‼︎」
飯田「台詞忘れちゃった…」
白石「『またお会いしましたね、お嬢さん。』」
遠藤「『またお会いしましたね』……あ!私が間違えたのか‼︎」
飯田「…もう一回やった方がいいですか?」
青柳「やったらいいんじゃないの、せっかくだから。晒せる恥はね、晒しておいた方がいいかもしれない…」
飯田(ジャグラー)、遠藤(ナオミ)
「これ、見たい人います?」と文句を言いながらも2回目がスタート
飯田「………」(瞬きをしながら笑いをこらえた表情で遠藤に近寄るが、話しかけない)
遠藤「………」
飯田「………」(遠藤を背後から笑いをこらえた表情で見つめているが、やっぱり話しかけない)
遠藤「………」
青柳「おまえら馬鹿にしてんだろ‼︎」
飯田「いや、真剣真剣‼︎真剣です‼︎すごい真剣‼︎」
遠藤「長い!長い‼︎」
白石「まぁまぁジャグラーさん、僕もいつ言うんだろうなとは思っていましたけど…」
まとめ
白石「いかがでしたか?」
青柳「いや、全然ダメでしょ」
白石「ねぇ?我々があんなに一生懸命やったというのに」
飯田「結構あの…色々心臓が切れましたけど……」
青柳「心臓に悪いよね?」
飯田「心臓に悪いですね~これは」
番外編:青にゃんこ
「あぁ………君と夜明けのコーヒーが…飲・み・た・いニャン☆」
2018年2月22日に放送された、第45回「吉田尚記 dスタジオ」の中盤で「ゲストの皆さんにパフォーマンスをしてもらう」という企画が設けられた際に披露した(というよりさせられた)一発芸。
青柳には「①卒業を前に好きなクラスメートに告白」「②エアスキージャンプ(K点越え+テレマーク)」「③猫の日記念『青にゃんこ』でおねだりポーズ」の3つの課題が提示され、ファンからの投票の結果、③の「青にゃんこ」に決まった(ちなみに、“青にゃんこ”の青は青柳氏の名字から取られている。間違っても某猫型ロボットのことではない)。
青柳は直前の寺田晴名のパフォーマンスが終わった時点で「よし、もう終わろう!」と言ったり、パフォーマンスの内容が決まった際には「これ、事務所の許可取ってる?」と言うなどしてなんとか回避を試みたものの、結局根負けしてこの「青にゃんこ」を披露させられる羽目になった。
なお、当然というか案の定というか視聴者は本編では絶対に見られないであろうジャグラーの可愛らしい仕草を目の当たりにして大いに盛り上がり、同席していた田口監督もその場に突っ伏して爆笑していた。
劇場版『ジード』では…
2018年3月10日に公開された劇場版『つなぐぜ!願い‼︎』では、伊賀栗レイトに対してこの闇の仕草を披露。
リクたちに紹介されるや否や、いきなりレイトの背後に回って尻を鷲掴みにしながら肩に顎が乗るか乗らないかの至近距離で話しかけるというとんでもない行動をして見せた(気弱な性格のレイトが怯えてしまったのは言うまでもないだろう)。ちなみに未公開映像によればもっといろいろやっていた様子。
(もし実際にこんなことをしたら間違いなく捕まるので、ジャグラーが好きな良い子のみんなは絶対にマネしちゃだめだぞ!!)
ちなみに、主人公の朝倉リクも、その後『Z』においてジャグラーから闇の仕草をされている。
『ウルトラマンZ』では…
防衛チーム「ストレイジ」の隊長であるヘビクラ・ショウタの正体がジャグラーその人であったことから、ここでも怪しい仕草や印象的な一挙一動を視聴者から「闇の○○」と呼ばれている。
トイレの名目で離席すれば「闇のトイレ」(本当に用を足した回もある)、趣味の盆栽は「闇の盆栽」といったいった具合である。ときどきいつものジャグラーらしい不審な仕草を見せることもあり、そちらは普通に「闇の仕草」と呼ばれている。
ちなみに初めてトレンド入りした闇の〇〇シリーズはこの闇のトイレだったりする。(参考:青柳尊哉氏の2020年9月26日のツイート)
闇の余談
- 特番では、実際に本編で「闇の仕草」を行っている様子を観るシーンもあったのだが、飯田からは(特にあご乗せに関して)「ジャグジャグじゃなかったら犯罪だよ!」と言われてしまっている。
- ナオミ「あなた…ここで何してるの⁉︎」青柳「ホントだよwww」
- また、リハーサルでは映像を流さなかったらしく、実演させられるハメになった飯田からは「こんなことやるとは思ってなかった…」遠藤からは「この映像リハで流れなかったもん!!」と言われていた。
- 2話の台本では「ナオミの肩に顎を乗せる」といった記述はなく、監督の田口清隆氏や撮影担当の髙橋創氏と相談しながらどういう仕草にするかを決めていったとのこと。「(ナオミを)舐めようか」とも提案したらしいが、「子ども番組だから」という理由で結局却下された。
- とあるインタビューでは、一連の奇怪な行動について、「子どものトラウマになるような演技を心掛けている」と語っている。また、特番では「心のどこかにあるのかもしれませんね。そういう闇の何かが…」とも話している。
- ニコ生で白石稔に顎のせをした際には、画像がネット上に至る所に出回ってしまったとのことで、dスタジオで青にゃんこを披露した後には、「これまた絶対どっか載るよ…」とボヤいていた。
元祖?
半沢直樹の登場人物、黒崎駿一はことある事に部下の尻や股間を鷲掴みにする。ジャグラーでもそこまではしない。