本項では1について記す。
概要
スキーを履いて専用のジャンプ台を滑り降りてから空中へジャンプし、飛距離を競う競技。
正式種目では、ジャンプ台の大きさや形状、助走距離の長さ、K点までの距離などによって、ノーマルヒル、ラージヒル、フライングヒル(スキーフライング)などの種目に分かれる。
冬季オリンピックの競技にもなっているが、採用されている種目は男子はノーマルヒルとラージヒル、女子はノーマルヒルのみとなっている。
女子競技は競技のレベルや競技人口の面などで長らく不採用だったが、後年に競技レベルの向上や競技人口が増えた事が評価され、2014年のソチオリンピックで遂に正式種目として採用となった。
なお、不採用種目があるのは、フライングヒルはそもそもこのサイズのジャンプ台を置いている場所が世界に5箇所しかない事で、女子種目にラージヒルがないのは、ラージヒルを飛べる女子選手の数が圧倒的に少ない事が理由であり、また両競技とも「危険すぎる」というごもっともな理由もある。
五輪以外の国際大会では、フライングヒルは専門の世界大会が行われ、女子ラージヒルは世界選手権大会等で行われている。
関連タグ
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ノノノノ:スキージャンプを題材とした漫画。連載当時は五輪種目に女子競技が無く、主人公の野々宮ノノは男性と偽って五輪に参加しようとするストーリーだが、現実で2014年冬季オリンピックの正式種目として採用され、単行本収録の際にラストシーンが変更された経緯がある。
著名なスキージャンプ選手
札幌オリンピック金メダリスト。2位の金野昭次、3位の青地清二と共に70m級(現在のノーマルヒル)で表彰台を独占し、日本のスキージャンプ界に初のメダルをもたらした。スキージャンプ日本代表チームの通称「日の丸飛行隊」の名前は彼らに肖って付けられた。
通称「ミスタージャンプ」。
長野五輪での計測不能の大ジャンプとそれによる劇的な逆転3位奪取、その際の実況(「立て!立て!!立て!!!立ってくれ!!!」)は今なおファンの間ではスキージャンプ屈指の名シーンの1つとして有名である。
現在は解説者として活躍。2022年の北京オリンピックでは総監督を務めた。
世界一美しい飛行フォームを持つといわれた選手。
長野五輪のノーマルヒルで銀、ラージヒルで金、団体で金メダルを獲得。
トリノ大会を最後にオリンピックには出場していないものの、現在も競技生活を続けている。
通称「レジェンド葛西」。
40歳を超えてなお現役選手として活動しており、ワールドカップ16勝、オリンピック7大会連続出場を成し遂げているすごい漢。
ソチオリンピック銀メダリスト。
ワールドカップで葛西選手を上回る19勝を上げている、スキージャンプ女子のエース。
平昌オリンピック銅メダリスト(初出場となったソチオリンピックでもメダルこそ逃したものの4位入賞を果たしている)。
しかし、北京オリンピックでは…。
スキージャンプの若きホープ。
葛西紀明と同じチームに所属しており、葛西の直弟子にあたる選手でもある。
北京オリンピックのノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得し、長野五輪以来となる個人でのスキージャンプのメダルを獲得した。