データ
身長 | 158cm |
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体重 | 98kg |
別名 | マスコット小怪獣 |
出身地 | 亜空間 |
CV | 高戸靖広(『ウルトラマンティガ』テレビスペシャル)、松田利冴(『ウルトラマントリガー』、『ウルトラマンクロニクルD』) |
スーツアクター | 田中晴美(『ティガ』)、武田彩里(『トリガー』)、丸田聡美(『クロニクルD』) |
概要
『ウルトラマンティガ』第21話「出番だデバン!」に登場。
別名「マスコット小怪獣」。正式名称は「デバンダデバン」であるが、周囲からは縮めて「デバン」と呼ばれている。名前は、旅芸人一座の団長(演:六平直政)からの「出番だ」という呼び声を自分の名前として認識したために名付けられた。
エノメナ同様、亜空間種の怪獣であるが、攻撃能力は一切持っていない臆病な怪獣。恐怖を感じると耳が発光する。
現実の世界に来た経緯は不明だが、デパートで迷っていたところを、マイノリティたちが集まっている旅芸人の一座「ゆかいな仲間たち」一座に拾われて以来、彼らと共に行動している(一座のメンバーも本物の怪獣であると後から気づくが、以降も一座の一員としてデバンを快く迎え入れる)。
出番だデバン!
攻撃手段を持ち合わせていないデバンだが、エノメナが放つ発狂電磁波を打ち消す能力を秘めている。そのため、エノメナに命を狙われており、巡業先で度々エノメナの襲撃を受けては逃げる日々を送っていた。
GUTSの作戦で、エノメナへの対抗戦力として使われることを拒否した団長と一座のメンバーと共に町を出ようとするも、一座のメンバーを、そして暴徒と化した人々を救うために危険を承知でエノメナに立ち向かっていった。
小さな英雄
エノメナの電磁波を消滅させていくが、エノメナの前に姿を現したことで攻撃を喰らってしまう。一度は倒れるものの、電磁波に苦しむティガを救うために最後の力を振り絞って電磁波を消滅させると同時に絶命する。
亡骸は一座が引き取っていくが、実はGUTSにデバンを実験の道具として連れていかれることを恐れた団長がまだ生きているデバンを死んだと見せかけただけであり、後日、一座がダイゴ宛に送った手紙に同封されていた写真には元気なデバンが写っており、その後も一座のメンバーと元気に暮らしている模様。
『ティガ』テレビスペシャルでのデバン
ヤナセ・レナ役の吉本多香美と共に製作現場を訪問する当番組にて登場。
『ティガ』本編では一言も喋っていなかったのに対して、こちらでは流暢に人語を喋っている。
その後の作品での登場
SSSS.DYNAZENON
写真という形で再登場。
そこに写っていたのは、デバンの着ぐるみに抱きついている幼き日の南姉妹であった……。
映像作品に登場するのは実に24年ぶりである。
ウルトラマントリガー
「誰の出番だ?出番だデバン!」
特別編「平和を守る力」「宇宙(そら)を翔る英雄」「咲き乱れる悪の華」に登場。
本作では「デバンチャンネル」という動画チャンネルのMCを務めており、トリガーをはじめとするウルトラヒーローや防衛チームを紹介する役割を担う。
「咲き乱れる悪の華」では、番組中に本人登場と言わんばかりに出現したデビルスプリンターと引き合ってしまったことでうっかり狂暴化しかけてしまい、すぐに気づいて慌ててギャラクシーレスキューフォースに電話で通報している(何気にデビルスプリンターとギャラクシーレスキューフォースをそれぞれ「害虫」と「害虫駆除業者」扱いしていた)。
ラストでは『ティガ』版の三巨人解説の流れで「カルミラもデモンゾーアみたいな怪物にならなきゃいいけど……」と発言していたが、後にその言葉は見事的中してしまうこととなった。
デバンが映像作品に登場するのは先述した『SSSS.DYNAZENON』と同じく実に24年ぶりであり、使用されたスーツはなんと『ティガ』当時のもの。
こんなに保存状態が良かったのは、戦闘用の怪獣ではないことが功を奏してアトラクション用に回されなかった為だろう。
CVを務めた松田氏は、過去に『怪獣娘』で印南ミコ/ガッツ星人役を担当していた。また、双子の妹である松田颯水は、『トリガー』と同時期に放送されていた『機界戦隊ゼンカイジャー』でリッキー・ゴールドツイカー役でレギュラー出演しており、姉妹揃って同時期の特撮作品に出演となった。
ウルトラマンクロニクルD
メトロン星人マルゥルと共にナビゲーターに抜擢される。
CVは引き続き松田氏が担当し、スーツアクターはトリガー特別編で演じた武田彩里がマルゥルを演じる都合上ペガッサ星人ペガ等を演じた丸田聡美が担当している。
GUTS-SELECT入隊の夢をまだ諦めておらず、マルゥルが入居した古民家にタツミ隊長の紹介で、隊員募集がかかるまで同居することに。ちなみにデバンが『トリガー』の登場人物に接触するのはこれが初めてである。
『トリガー』同様「デバンチャンネル」を運営しており、同居の対価としてウルトラマンの話をする…が、ウルトラマン愛が強すぎるがあまり8時間も話し続けたことにより、マルゥルから呆れられることに。
なお、一人で『デバンチャンネル』の運営をしていたり、ウルトラマン達について纏めるためパソコンやデジタルカメラを持ち出していたためパソコンやデジタルカメラの扱いや動画編集はできるようである。また、第4話でハネジローやモコがやってきた時には通訳もする時もある。
今作ではデバンが入手した映像として過去作の映像を流しているが、(本編を録画するかDVDやBlu-rayを入手しない限りは)どう考えても入手不可能な場面やエピソードも普通に持っている。
マルゥルから当初頭の痛い存在と思われていたが、第5話で寝ていた時、偶然トリガーダークが映っていたことに驚きスパイと疑われ問い詰められるが、デバンはティガの力を悪用して変身、暴走を引き起こした悪いウルトラマンや闇の力からティガ本来の姿を取り戻したケースがあるように「怪獣だって宇宙人だって誰でも悪いウルトラマンになったようにウルトラマンや仲間達が手を差し伸べるようにカッコいいヒーローになりたい」と思いを明かし早とちりしていたことを詫びた。
ウルトラマンに対する憧れが強く、変身者と対面した際にはテンパって気を失うのがお決まりになっている(しかも、ケンゴとの2回目の対面の際にもテンパっており、耐性はかなり低いようでマルゥルから「いい加減、慣れろよ」とツッコまれている)。
マルゥルとの生活やウルトラヒーローたちとの関わりを通して、「ウルトラマンに頼りきりにならないためにもっと強くならなければ」と実感し、世界を見て回る旅に出る決意をマルゥルとケンゴに明かした(と言っても予算が足りないので保留となったが)。
最後に3人で記念撮影したところで『クロニクルD』の物語は幕を閉じた。
ウルトラマンデッカー
本人は登場していないが、特別総集編回でマルゥルの話題が彼から聞いた別次元の話ということで名前だけは出てくるらしくよくホッタによく話していた(彼曰く「いや、滅茶苦茶情報通だなそのデバンって子」)。
『クロニクルD』のエピソード外でも彼から別次元でのウルトラ戦士や怪獣について語られていたらしく、マルゥルがデスフェイサーやウルトラマンダイナの事を存じていた。
余談
デザインの元となったのは、『ウルトラマン』の科学特捜隊の流星マークで、デザインイメージは、平成のピグモンとのこと。
関連タグ
フルムーンレクト:ティガ本編でのデバンが使った能力は、まさにこれであった為。
ピグモン:デバンの大先輩というべき「小さな英雄」。
ハネジロー:デバンと同様、TDG三部作におけるマスコットキャラクター。こちらも作中でホームページを作っているなど、パソコンを扱える知能があると言う共通点がある。後にウルトラマンクロニクルDで共演を果たした。