データ
別名 | 超力怪獣 |
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身長 | 75m |
体重 | 8万2千t |
出身地 | 異次元(時空界) |
概要
『ウルトラマンティガ』第36話「時空を越えた微笑」に登場。
時空界から現れた異次元怪獣で、金色に輝くボディを持つ。
時空を歪める能力を持ち、エリア桜ケ丘に世界中の磁場を集めようとした(磁場を集める際に利用した区域は、獅子鼻樹海やバミューダトライアングル等の時空間が乱れやすいミステリースポットばかりであり、ゴルドラスが時空を歪めると、ミステリースポットから消失した飛行機や船の残骸が出現している)。
角から放つ閃光と光線が武器。バリアーを張る事も出来、デラシウム光流を弾き返した上、光線を重ねがけしてティガの張ったバリアを破る等の行為を行っている事から考えても、かなり知能は高い。
但し、角を破壊されるとこれらの攻撃は愚か、時空界に帰る事すらできなくなる。また、攻撃及び防御の後0.3秒間のみ隙が出来ると言う弱点も存在する。
そこを突いたガッツウイング2号のデキサスビームで角を破壊され、そしてデラシウム光流を食らって砕け散るように消滅した。
シルバゴンとの関係
彼が登場するエピソードは、元々「これまでの敵で最強だった剛力怪獣シルバゴンの親分的存在を出す」という構想から制作が始まった。
時空界に入ったものは空間の歪みでたちまち消滅してしまい、拡大すれば48時間で関東が消滅し、僅か1カ月で地球全てが時空界になると言う恐ろしい事態に陥っていたので、ゴルドラスは何もしなくても世界を滅ぼせる程の力を持っていた(実際、時空界を作って自分だけ逃げて、安全圏で地球を滅亡させようとしていた)。例えるなら力のシルバゴン、技のゴルドラスとでも言うべきか。
異名が「剛力」に対し「超力」、色がシルバーに対しゴールドと言うのも、シルバゴンとの対比から来ている。
脚本段階では「シルバゴンに似ている」と言うセリフも存在したが、実際には使われず、ホリイ隊員が「磁場の乱れやすい場所」として、シルバゴンの居た獅子鼻樹海を挙げているのが僅かな繋がりとなっている。
着ぐるみはヤナカーギーに改造された事もあり、シルバゴンとの共演は叶わなかった。
テヅカ・ユリ
「暗いぞ!もっと元気な顔をして!」
演:神谷涼(少女期)/中真千子(老年期)
ゴルドラスの発生させた時空の歪みに巻き込まれて現代にやって来た女学生。
大正4年8月16日の生まれで、右も左も分からない状況でヤズミ隊員と心を通わせる。
当然、元いた時代から長い時が経っている為、家族や住居も失くなっており、悲しみに暮れていた所、ヤズミ隊員にハンバーガーショップやプリクラなどに連れ出され、プリクラで撮影した写真は露店で購入したロケットに入れてプレゼントされた。
しかし、ホリイ隊員の推測によると、ゴルドラスを倒してしまった場合、現代に来た分の時間の流れが押し寄せて老化してしまうか、骨になってしまうと予測されており、ガッツウイング2号でゴルドラスの角を破壊する作戦でヤズミは一度は撃つのを躊躇してしまうが、迷いを振り切ったヤズミが角を破壊。ゴルドラスがティガに倒されて彼女も消滅してしまう。
やむを得なかったとはいえ、せっかく心を通わせた少女の命を奪ってしまった罪悪感にかられた彼はふと、幼少時代に公園で見知らぬおばあさんに元気付けられた事を思い出し、実家の倉庫でユリの写真が納められたロケットを発見する。
ユリの正体は、幼少期のヤズミを元気付け、ロケットをくれた若き日のおばあさんであり、おばあさんから掛けられた言葉は少女時代の彼女に現代のヤズミが送った言葉だったのだ。ユリが人知れず元の時代への帰還を果たしずっと生きていた事を知り、ヤズミは安堵するのであった。
ゲーム作品
ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 新たなる二つの光
エピソード8「奪われた時空」に登場。
こちらでも時空エネルギーフィールドの拡大を目論んでおり、時空エネルギーフィールド内に逃げ込もうとするゴルドラスを倒すことが勝利条件となる。
立体化
放送当時に『ウルトラ怪獣シリーズ』のNo.105として登場。
その後もNo.33として販売されていたが、シルバゴン(原種)がウルトラ怪獣500シリーズ以降のソフビシリーズで再販されたのに対してゴルドラスは中々再販の機会に恵まれていない。
ソフビ以外では『ティガモンスター超全集 PART2』で立体化されている。
キングゴルドラス
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場した亜種。詳細はリンク先を参照。
余談
本エピソードは第28話「うたかたの…」以来のヤズミ・ジュン隊員の久々の主役回である。
逆に本来の主人公であるダイゴの出番が極端に少ないが、これは長野氏がV6の活動中に怪我をしてしまった為。
『ウルトラ銀河伝説』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として登場した。