「夜が来る。夜は酒を飲む為の時間だ」
データ
プロフィール:元々は周囲の大気やイオンなどの様々なエネルギーを感知する第三の目を胸部に持つ宇宙人
強化改造:眼魔アイ
特殊任務:宇宙海賊消滅作戦
概要
アクドス・ギルに使える2大親衛隊員の片割れ(もう一人はダイランドー)。
数百の惑星を滅ぼし、「惑星の破壊神」とも呼ばれる。ファミーユ星も例外ではなく、アイムの両親と祖国の仇でもある。
胸部にある第三の目に改造手術を施し、「眼魔アイ」へと強化している。
この眼魔アイから放つ眼魔線を周囲の様々なエネルギーに強力に干渉させる事で、魔法のような様々な攻撃を自在に行える。
例えば、酸素を瞬間的に燃焼させる事で爆発を起こす、大気を硬質化させる事で相手を金縛りにする等。
また、夜は酒を飲む時間と決めており、劇中でも日が暮れると戦闘中でありながら撤退するなど、良くも悪くも公私の時間をきっちり分けている一面も見せる。
ワルズ・ギル戦死後、司令官不在となった第二次地球侵略艦隊の旗艦ギガントホースに自ら足を運んだ皇帝アクドス・ギルの側近として相棒のダイランドーと共にやってくる。
皇帝一族への忠誠心は強いが、それ故に、ワルズを守れなかったダマラスに対し「何のために(ワルズの)補佐についたのだ!? まさか貴様、何か企んでいるのではないか!?」と謀反の疑いを含ませながら厳しく糾弾し、弁明しようとしたインサーンに対しても「技官風情が口出しをするな!」と一蹴する程の怒りを見せた。
ダマラスが勾留処分を下された後、正式に艦隊の主導権を握る事となったアクドスに対し、ワルズの仇討ちとしてゴーカイジャー抹殺と地球征服を宣言し、地球に降り立つ。
最初は仇の出現に我を忘れるアイムを圧倒するが、強者の余裕と上記の拘りから「次は6人で来い」と言い残したまま撤退。
6人での再戦でも圧倒するが、眼魔アイの力に頼りすぎている事を見抜いたゴーカイジャーの連携で、まんまと目を潰されてしまう。
結果、その後は為す術もなく怒涛の連続ゴーカイチェンジでフルボッコにされ、ピンクをメインとしたライジングストライクを受け爆散。
直後巨大化するが、肝心の眼魔アイは再生しなかった事で、豪獣神との交戦中に召喚されたマッハルコンの機首上部からの光線に怯み、更にカンゼンゴーカイオーのカンゼンドリルで大ダメージを負い、最期はゴーカイカンゼンバーストを受け爆散した。
余談
設定画では名前が「ZATSURIKU(ザツリク)」と表記されている。
海外版では出番はあるものの本家のザツリグの話がカットされているため、倒されずにフェードアウトしている。
声を担当した東地宏樹氏は本作がスーパー戦隊シリーズ初出演であり、4年後の『手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!』では弓張重三の声を担当した。
また東地氏は『仮面ライダークウガ』に釈節男役で出演しており、ニチアサへの出演は11年ぶりとなる。
関連タグ
海賊戦隊ゴーカイジャー 宇宙帝国ザンギャック アクドス・ギル ダイランドー
機動戦士ガンダムAGE:当時彼が酒を飲むための時間になる頃放送されていた作品。東地氏も出演していることを思うと意味深なような…。
サー・クロコダイル:ほぼ間違いなく元ネタ。経歴と外見に類似点が存在する。
殺し屋マッドブラスト:11年前の作品で、同じく戦隊ピンクの家族の命を奪った仇敵繋がり。
眼魔:5年後のライダーシリーズにおける眼魔繋がりの敵勢力。