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ダマラス

だまらす

ダマラスとは、「海賊戦隊ゴーカイジャー」の登場人物で、敵組織・宇宙帝国ザンギャックの幹部である。        
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「子供騙しの小技は必要無い!」


声:石井康嗣 / スーツアクター:日下秀昭


概要編集

宇宙帝国ザンギャックの参謀長。

「宇宙最強の軍師」と呼ばれ、ザンギャックでその名も知れた存在であり、化け物染みたとてつもない戦闘力と冷徹な頭脳を併せ持つ最強格の戦士。


第二次地球侵略の司令官に任命された皇帝子息ワルズ・ギルの補佐兼作戦参謀として同行を命じられ、彼のことは「殿下」と呼び、意固地で能力に見合わないプライドの高さを持つ彼を上手く往なしつつ的確な助言を献上する。

だが内心では、家柄や権力を笠に着て行き当たりばったりの命令を下す幼稚な彼にほとほと辟易しているようで、あまり相性は良くない。しかし作戦失敗や病気などで倒れたりした時は心配したりと何だかんだで私情を挟む事なく忠義を尽くしている。


傘下の私奪海賊バスコ・タ・ジョロキアとは以前より知己だったらしく、彼の真の姿も知っている素振りを見せていた。ワルズに知られない形の情報交換で赤き海賊団を壊滅させたが、互いに信用はしておらず、第43話での裏切りを知ったことにより完全に決別した。


能力編集

戦闘力自体はその名に恥じない実力を持ち、「ダマラソード」という専用剣を武器とし、剣から放たれる衝撃波は一発でビルを粉々に粉砕できる威力を持つ。


また特殊ジャケットの袖には6連式のガトリング砲「ダマランチャー」を持ち死角からの敵にも対応可能。加えて他にも全身から衝撃波を放ち周りの物を吹き飛ばすなど多彩かつ強力な技を所持する。


耐久面でもゴーカイガレオンバスターのライジングストライクに1発は耐えきるなどタフネスにも優れている。


人物編集

性格は愚直なまでに剛直な武人と言って良いもので撹乱などの小手先に頼った手段を蔑んでいる。


ワルズがダマラスの忠告を聞かずに思い付きや気紛れに作戦や命令を変更したり、皇帝直属の親衛隊からタメ口や暴言を聞かされたり、不条理な暴行をうけたりするなど全体を通して見ると苦労人というイメージが強い。


しかし皇族への忠誠心は高く、下記の失態によりワルズを見下していた事を心底後悔し敵討ちを決意したり、皇帝から下された裁きも大人しく受け入れる等、最後の最後までザンギャックや皇族への忠義を貫き通した。


逆にこの実直に命令を守る忠義の高さは彼の長所と同時に短所を兼ねており、その愚直さ故にワルズを止められず窮地に陥っても動けなかったり、ゴーカイジャーの中で最も戦士から程遠いハカセだけ「どうでもいい」と見下し、そんな彼に追い詰められても認めようとしなかったりと軍師や参謀長としては少々不向きな面がある。


意外にもお茶目な面も持ち合わせており、マーベラスを公開処刑する際に周囲にいた民間人を人払いした。公開処刑なのに人払いって・・・。

TV本編ではこの1シーンのみだったが、ED替え歌『ザンギャックゲッター』ではお茶目要素全開で歌った


経緯編集

最初からダマラスが本気を出せば地球は簡単に征服できていたのだが、幹部の中で彼のみ地球に降りていなかった。

これは皇帝アクドス・ギルから地球侵略艦隊の補佐役に指名された際の

  • ダマラス「殿下にはまだ荷が重すぎるのでは!?」
  • アクドス「お前がいれば、(未熟なワルズが指揮官であっても)地球を征服する事など容易い」

というやり取りをワルズが聴いてしまった事でダマラスに拭えぬ嫉妬と不信を抱き、彼に頼ったら自分の面目が丸潰れになると危惧して、その出陣を禁じていた為である(ただし、このダマラスの「荷が重すぎるのでは?」の発言は裏返してみれば、ワルズの身によからぬことが起きるのではないか心配しているとも捉えられる)。


だがその結果成果は出ないままに第37話。

痺れを切らせた本国から「決戦機グレートワルズ」が届けられた事がきっかけで遂にワルズは今まで抑えていた周囲への劣等感を暴発させ、ダマラスの自分に対する蔑視を責め立てて、今まで自分を小馬鹿にしてきた全てを見返すべく自らグレートワルズの操縦手となり単身出撃。


引け目を感じた事もあって制止しきれず、その後も命令に忠実に従った結果、海賊に敗れて戦死する彼をただ見届る羽目になってしまう。

その夜、ワルズの焼死体を発見し抱えたダマラスは、後悔と自責の念に駆られゴーカイジャーへの敵討ちを本気で誓った(ただし、ハカセは除く)。


その後は本国からの指示も無く活動を縮小していたが、第41話で訃報を聴いた皇帝アクドスが何の前触れもなく来訪。

即ワルズ戦死の責任を問われて拘束され、同僚で怒り心頭のダイランドーザツリグからも「この役立たず!何の為の護衛だ!」と攻撃される程に責め立てられ、そのまま投獄の身に。


続く第42話にてインサーンの取り成しもあり、報復の為出撃する許可が下りるや否や、そのまま手錠も檻も自力で破壊して、ゴーカイジャー抹殺に動き出す。

剣の一振りで怪人態のバスコを一蹴して無理矢理協力させ、彼との連携や圧倒的な実力でジョー・ルカ・アイム・鎧を倒し、マーベラスを捕らえアクドスの元へ連行した(ハカセだけは、どうでもいいと見逃した)。


その後地球でマーベラスを公開処刑しようとするが、ハカセとナビィの作戦によりマーベラスが解放され失敗。

裏切っていたバスコの不意打ちで傷を負った事もあり、6人揃ったゴーカイジャーに押され、最後はライジングストライクの二連発によって執念も虚しく倒れる。


巨大戦でもゴーカイオーと豪獣神を圧倒するが、これまで手に入れたゴーカイマシンの総攻撃とゴーカイカンゼンスーパーバーストにより、遂に戦死したのだった。

そしてアクドスは彼の敗北を重く受け止め、組織の再編成を決めた(そしてハカセの懸賞金を大きく上げて、バスコの私掠船許可を取り上げた)。


皮肉な話だがダマラスの忠義や愚直さによりザンギャックは滅んでしまったのである


備考編集

名前の由来は「黙らす」だが、劇中ではどちらかと言うと殿下に「黙らされる」方である。


声を演じた石井氏は特撮への出演は初めて。スタッフは石井氏を選出するのに苦労したようである。


なお彼が退場した同時期に放送された「仮面ライダーフォーゼ」に登場したペルセウス・ゾディアーツのデザインがダマラスに酷似している。


外見は黒人の屈強なSPをイメージしており、頭の両サイドの金色のパーツは髪、胸の鳥のような紋章は実は胸毛がモチーフである。ちなみにジャケットの袖にダマランチャーが装備されているのは、ONEPIECE海軍のイメージと言われるのが嫌だから武器ということにしたと篠原氏がコメントしている。


関連タグ編集

海賊戦隊ゴーカイジャー 宇宙帝国ザンギャック ワルズ・ギル バスコ・タ・ジョロキア


赤犬:似たようなポジション。


アナザー1号…中の人が同じ特撮悪役繋がり。

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